アニメーション作品として邦画初のドルビーアトモスによるネイティブ製作をおこなった、「機動戦士ガンダム、閃光のハサウェイ」の最新映像と音声を体験すべく、過日、東京千代田区の有楽町マリオンにある丸の内ピカデリーに新設されたドルビーシネマに出かけた。

 アニメーション作品の試写会は久々だったが、そうか邦画もここまで来たのかという、ダイナミズムあふれる映像と音響に感心した。日本のアニメという範疇ながら絵の動きもそこそこあるし、ドルビービジョンによるHDR感たっぷりのハイライトもよく描き出されている。またサウンドデパートメントにおいて、音響演出と録音演出というクレジットを見た時、日本のアニメの音響制作に新たな動きが感じ取れてとても嬉しかった。

 ダイアローグにはもう少し空間演出を加味してほしいと思ったが、ドライながらダイレクトな感じを伝えたいという製作者側の意図はよく伝わっている。そうした中でもっともぼくの興味を引いたのは、思い切りのいい効果音の演出である。作品の内容を的確にそしてストレートに描き出すためには、ちまちまとした音作りは不要であると言わんばかりのサウンドデザインが実に清々しい。戦闘シーンや爆発音に付けられたエフェクト音とともに、これでもかというほどの音圧を注ぎ込んだ音作りには目が覚めるといってもいいだろう。

 もう一度ぼくもダビングステージの現場に戻ってみたい、そんな気を起こさせてくれるに充分なアニメ作品だった。

映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』
2021年6月11日(金)全国ロードショー Dolby Cinema / 4D同時公開
配給:松竹ODS事業室
(C)創通・サンライズ

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