チャージングアイテムのグローバルブランドAnkerの日本法人アンカー・ジャパンは本日5月25日、最新アイテムや日本国内での今後の取り組を紹介するプレスイベント「Anker Power Coference-21 Spring」を都内で、オンライン会見&リアル展示会の形で開催した。

 同イベントでは、この一年間のAnkerグループ(グローバル・国内合わせて)の動静の分析報告や、本日以降に発売される各種新製品の紹介、あるいは、そこに搭載された新技術の詳細も明らかにされた。ここでは紹介された各種新製品の中から、注目アイテムをピックアップしてお届けしたい。

 まず、冒頭檀上に立ったのはアンカー・ジャパン代表取締役の井戸氏。Ankerグループとしては、昨年2020年度はグローバルで約1450億円の売り上げを達成したそうで、それは前年(2019年)比+40%の伸長を着記録したそう。日本国内では、200億円を突破する約212億円を達成し、実に前年比+60%の成長を実現したという。

 この原動力となったのは、現在全国に10店舗を構えるリアル店舗の展開、セブンイレブン店内での製品の販売(2020年10月より)といった販売網の拡充に加え、製品カテゴリーの拡大――チャージングデバイスというコア事業に加え、完全ワイヤレスイヤホンやBluetoothスピーカーといったオーディオ製品、スマート機能を持つ家電製品(小型プロジェクターや自動掃除機など)の販売も好調だったそう――も奏功したという。

 国内では、オーディオ製品が前年比+140%、スマート家電ジャンルが同+230%の伸長を記録し、中でもコロナ禍による巣ごもり生活によって需要の高まったホーム用の小型プロジェクター「NEBULA」シリーズが、大きく牽引したそうだ。

 さて、今回のイベントで真っ先に紹介されたのは、次世代のパワー半導体として注目を集めている窒化ガリウム(GaN)の採用で小型とハイパワーの両立に先鞭をつけたUSB PD対応の急速充電器「Anker Nano」シリーズの次世代モデルとなる「Anker Nano II」

画像: ▲「Nano II」シリーズの45Wタイプ「Nano II 45W」。本日発売。¥3,390

▲「Nano II」シリーズの45Wタイプ「Nano II 45W」。本日発売。¥3,390

 ニューモデルでは、電源ICと回路設計を刷新することで、さらなる小型化を実現したという。スイッチング周波数を高めることで駆動電力を抑え、反対に周波数の増大で発生する熱やノイズについては、基板構成の改良や放熱剤の追加、ノイズフィルターの改良でこれを抑制したという。同モデルに搭載される新電源ICは、米Power Integrationsの最新「InnoSwitch 4」で、これはAnker製品に独占的に供給(搭載)されるということだ。結果、体積では、一般的な45Wタイプとしては、前モデルに対して約35%小型になり、質量も約68gという軽量化も果たしている。

 ラインナップされるのは、USB PD対応の30W、45W、65Wの3種類で、45Wタイプは本日5月25日発売、30/65Wモデルについては7月下旬の発売となる。価格は30Wタイプが¥2,990、45Wが¥3,390、65Wが¥3,990。

画像: ▲Anker独自技術「Anker GaN II」を搭載したUSB急速充電器「Nano II」シリーズ。30W、45W、65Wをラインナップ

▲Anker独自技術「Anker GaN II」を搭載したUSB急速充電器「Nano II」シリーズ。30W、45W、65Wをラインナップ

 さて、オーディオブランドSoundcoreからは、完全ワイヤレスイヤホンの新製品「Liberty Neo 2」が発表された。発売は本日5月25日で、価格は¥4,990となる。同モデルは軽量&コンパクトデザインが好評のLiberty Neoシリーズの新機種で、Soundcoreアプリに対応したのが新しいという。好みのイコライジング(EQ)が可能となり、ボタン類の操作のカスタマイズも行なえるそうだ。振動板は3層構造の8mm径のダイナミック型で、前モデルに対して低音の量感を増大しつつ、中高域の再現性も向上させているということだ。

画像: ▲完全ワイヤレスイヤホン「Liberty Neo 2」。本日発売で価格は¥4,990

▲完全ワイヤレスイヤホン「Liberty Neo 2」。本日発売で価格は¥4,990

 バッテリーの駆動時間はイヤホン単体で最大約10時間、充電ケース併用で最大約40時間の再生が楽しめるという。対応コーデックはSBCとAAC。

 なお、同時発表で、LDACをサポートする、おそらく完全ワイヤレスイヤホンとしては世界初の「Liberty 2 Pro」も発表された。こちらは7月中旬の発売で、価格は¥13,980。Anker独自の同軸構造のドライバーと、LDACコーデックでハイレゾコンテンツの高音質再生に対応するという。こちらは、サンプルを入手しだい、そのインプレッションをお届けしたい。

画像: ▲LDAC対応の完全ワイヤレスイヤホン「Liberty 2 Pro」。7月中旬発売で価格は¥13,980

▲LDAC対応の完全ワイヤレスイヤホン「Liberty 2 Pro」。7月中旬発売で価格は¥13,980

 スマートデバイス「NEBULA」では、各種映像配信サービスの映像をテレビに表示できるドングルタイプの製品「4K Streaming Dongle」も発表された。リモコンとテレビ接続用のドングルの2ピース構成の製品で、Android TV 10を搭載し、NetflixやYouTubeなどの各種映像配信サービス(OVA)を、接続したテレビで楽しめるもの。最大で4K(75fpsまで)の解像度に対応し、音声はドルビーデジタルプラスをサポートする。Googleアシスタント対応で、音声操作も可能。9月発売予定で、価格は¥7,980となる。

画像: ▲ビジュアルブランド「NEBULA」の新製品「4K Streaming Dongle」。9月ごろの発売で¥7,980。四角いドングルをテレビのHDMI端子に接続する。テレビからのUSB給電で駆動する。給電用ケーブル(マイクロUSB)、HDMIケーブル同梱

▲ビジュアルブランド「NEBULA」の新製品「4K Streaming Dongle」。9月ごろの発売で¥7,980。四角いドングルをテレビのHDMI端子に接続する。テレビからのUSB給電で駆動する。給電用ケーブル(マイクロUSB)、HDMIケーブル同梱

画像: ▲こちらもLDACをサポートするワイヤレスヘッドホン「Life Q35」。ノイキャン機能搭載で、7月中旬の発売を予定している。価格は¥10,990

▲こちらもLDACをサポートするワイヤレスヘッドホン「Life Q35」。ノイキャン機能搭載で、7月中旬の発売を予定している。価格は¥10,990

画像: ▲Thunderboltを4ポート備えたドッキングステーション「PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 dock」。秋発売で¥34,990

▲Thunderboltを4ポート備えたドッキングステーション「PowerExpand Elite 12-in-1 Thunderbolt 4 dock」。秋発売で¥34,990

画像: ▲オンライン会議に便利なスピーカーホン「PowerConf S500」。Bluetooth対応で、パソコンとは付属の専用USBドングルで接続するので、接続安定性も高いのが特徴。8月上旬発売で¥24,980。

▲オンライン会議に便利なスピーカーホン「PowerConf S500」。Bluetooth対応で、パソコンとは付属の専用USBドングルで接続するので、接続安定性も高いのが特徴。8月上旬発売で¥24,980。

画像: ▲ポータブル電源への充電が可能なソーラーパネル「PowerSolar 3-Port 100W」。名前の通り100Wの発電が可能。DC出力から別売りのポータブル電源へ充電できる

▲ポータブル電源への充電が可能なソーラーパネル「PowerSolar 3-Port 100W」。名前の通り100Wの発電が可能。DC出力から別売りのポータブル電源へ充電できる

画像: ▲ソーラーパネルの表面。艶消し仕様

▲ソーラーパネルの表面。艶消し仕様

画像: ▲マグネット式ワイヤレス充電対応のモバイルバッテリー「PowerCore Magnetic 5000 7.5 W」。往年のiPodのようなデザイン。丸の模様の部分にマグネットが仕込まれており、対応iPhoneを固定しながら充電できる。容量5000mAh。9月ごろ発売で¥4,490

▲マグネット式ワイヤレス充電対応のモバイルバッテリー「PowerCore Magnetic 5000 7.5 W」。往年のiPodのようなデザイン。丸の模様の部分にマグネットが仕込まれており、対応iPhoneを固定しながら充電できる。容量5000mAh。9月ごろ発売で¥4,490

画像: ▲スマート家電ブランド「eufy」のロボット掃除機「RoboVac G30 Hybrid」。新ナビシステムで部屋の隅々まで掃除ができるようになったそう。本日発売で¥34,800

▲スマート家電ブランド「eufy」のロボット掃除機「RoboVac G30 Hybrid」。新ナビシステムで部屋の隅々まで掃除ができるようになったそう。本日発売で¥34,800

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