画質や操作性はもちろんだが、今日問われているレコーダーの価値は、マルチタスク性能といっても過言でない。例えば、多チャンネル時代においては、地デジだけでなく、BS/CS、さらに4K放送が加わったことで同時録画の頻度がとりわけ増している。パナソニックDMR-4T401は、そのひとつの回答といえよう。

 マルチタスクの大事な要件のひとつは、同時録画にどれだけ万全に対応できるかというマルチチューナー機能である。パナソニックDMR‐4T401は、BS/CS4K放送の3チューナー搭載が大きなセールスポイント。これによってこの3月より放送開始となったWOWOWの4Kと、NHKのBS4K、さらに民放各局の4Kの3番組同時録画が可能となった。

 マルチタスクという視点では、ビデオ・オン・デマンドなどのネット動画の対応も無視できない。それら主要なサービスを存分に楽しめるという点からも、ディーガは他社に先んじている。アマゾン・プライムビデオやネットフリックス、YouTubeなどの配信サービスに、近年4Kコンテンツが増えていることからも、ディーガは実に頼もしく映るのである。

 お馴染みの「お部屋ジャンプリンク」も4K対応に進化した。4Kディーガから4Kディーガあるいは対応のビエラなどであれば4K解像度のまま連携できるし、従来型の2Kディーガであっても、4K/2Kダウンコンバート配信で4K放送番組を楽しむことができるようになった(有線LAN接続を推奨)。

 スマホと連携した専用アプリの機能強化も見逃せない。外出先からの録画予約を活用すれば、予約忘れを防ぐことができるし、外出先や自宅の別室で番組や放送を楽しむことが可能。さらに、動画や写真、音楽などのディーガに保存したコンテンツをいつでもスマホで楽しむことができる。

 こうして全体像を俯瞰しても、DMR‐4T401がいかにきっちりとマルチタスク性能を強化させているかがよくわかる。

 

同時録画の組み合わせ(4T401/4T301/4T201)

画像1: 4Kトリプルチューナー内蔵ディーガ。マルチタスク万全対応!PANASONIC DMR-4T401

4Tシリーズ(4T401、301、201)は4Kトリプルチューナーを装備、4K衛星放送3番組の同時録画を可能とした。すべて長時間録画モードの選択ができる

 

 

4K長時間モードは精巧かつ鮮明、充分に使える

 DMR-4T401を実際にハンドリングして真っ先に感心したのは、番組表が実にサクサク動くことだ。歴代ディーガを使い続けてきた身からすると隔世の感がある。予約録画操作でのカーソルキーは、番組表が上下左右にスムーズに動いていく。スクロールのスピードが速く、すこぶる快適なのである。

 視聴したエアチェック番組の中から印象的だったものを挙げてみよう。NHK BS4K『ザ・シティ〜生きている街/ベネチア』では、色とりどりの建物やレンガ積みの船着場付近の様子、あるいは仮面舞踏会のきらびやかなお面や衣裳が実に緻密に再現された。水の都ならではの映像は、水面に反射する光がさまざまに表情を変えるのが克明に映し出されている。建物の水際にビッシリ付着したコケや貝の様子も、4K DR(ダイレクトレコーディング)録画モードではきわめて生々しい。

 長時間モードも充分に使えるクォリティだ。内蔵HDDの4K DR録画番組からBD‐Rに焼く際に1.8倍モードを使ってみたところ、200インチのプロジェクター投写でもDRモードとほとんど遜色なく鑑賞できた。

 

4T401(内蔵HDD 4Tバイト)の録画モード別 録画時間

画像2: 4Kトリプルチューナー内蔵ディーガ。マルチタスク万全対応!PANASONIC DMR-4T401

●新4K衛星放送は、放送画質(4KDRモード)または4K長時間録画モード(「4K 1.5倍録」から「4K 8〜12倍録」まで)で録画可能です。4K長時間録画モードで録画する場合は、一旦、放送画質(4KDRモード)で録画後に指定した録画モードに自動変換します。4K長時間録画モードの倍率表記は、新4K衛星放送を4KDRモード(約33Mbps)で録画した場合と、それぞれの4K長時間録画モードで録画した場合の録画時間の倍率です。

https://panasonic.jp/diga/products/4t401_4t301_4t201.html#feature

画像3: 4Kトリプルチューナー内蔵ディーガ。マルチタスク万全対応!PANASONIC DMR-4T401

 

 特に見入った番組が、『完全版! 世界遺産屋久島 伝説の超巨大杉を探せ!』だ。観光名所にもなっている「縄文杉」を超える樹齢の大木を探索するドキュメントである。霧雨が降る鬱蒼とした森の神秘的なムードが、さまざまな木々や葉のグリーンのグラデーションからもたらされているのがよくわかり、その緻密な描写に舌を巻いた。1.8倍モードでも遠近感を伴なった森の奥行の再現、濡れた木々の瑞々しさが実感できたのである。

 強いて言えば、カメラがゆっくりと上下にパンニングする絵柄(巨木の高さを伝える映像)で、長時間モードでは葉の細かな様子が若干荒れる傾向はあったが、それとて些細な点で、複雑に剥がれた巨大杉の幹の表皮の様子、そこに貼り付いたコケの具合が実に精巧かつ鮮明だ。暗部階調もまったく破綻せず、ノイズがしっかり抑えられているのが確認できた。

 4K映像でも長時間録画の優位性がしっかり実感できたDMR‐4T401。エアチェックファンならばぜひ注目してほしいマシンだ。

提供:パナソニック

 

画像4: 4Kトリプルチューナー内蔵ディーガ。マルチタスク万全対応!PANASONIC DMR-4T401

4K RECORDER
PANASONIC DMR-4T401
オープン価格

● 再生対応ディスク:UHDブルーレイ、BD、ブルーレイ3D、DVD、CD他
● 内蔵HDD容量:4Tバイト
● 内蔵チューナー:地上デジタル×3、BS/110度CSデジタル×3、BS4K/110度CS4K×3
● 接続端子:HDMI出力2系統、USBタイプA 2系統、LAN1系統、他
● 寸法/質量:W430×H66×D199mm(突起部含まず)/約2.6kg
● ラインナップ:DMR-4T301(3TバイトHDD、BS4K/110度CS4K×3チューナー仕様)、DMR-4T201(2TバイトHDD、BS4K/110度CS4K×3チューナー仕様)
https://panasonic.jp/diga/

 

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