タクトシュトックでは、英国VERTERE(ヴァルテレ)のアナログレコードプレーヤー「MG-1 PKG」を5月10日に発売する。価格は¥1,496,000(税込)。

 ヴァルテレは、主宰者であるトラジ・モグハダム(Touraj Moghaddam)の理想のアナログ再生を具現化するために設立されたブランドだ。トラジ氏はインペリアル・カレッジ・ロンドンを卒業後、5年間の研究期間を経てROKSAN社を仲間と創設した人物で、TMS、XERXES、RADIUSといった傑作レコードプレーヤーの設計を手がけている。

画像: アナログレコードプレーヤー「MG-1 PKG」

アナログレコードプレーヤー「MG-1 PKG」

 しかし、ROKSAN社がBluetoothを搭載したエレクトロニクス製品に注力する方針を固めると、2011年に取締役を辞任してVERTERE LTDを創業、Pulse-Rと名付けられたケーブル群を発表する。

 その後、2014年にトップエンドの「RG-1トーンアーム」「RG-1プレーヤー」を、続けて「SG-1トーンアーム、」「SG-1プレーヤー」「MG-1プレーヤー」などを発売し、世界最高のレコードプレーヤーブランドのひとつに数えられるようになったという。

 MG-1 PKGは、2019年にアップデートされたVERTEREの中心的モデルである「MG-1 mk2」に、専用トーンアーム「SG-1 TA mk2」と、専用モータードライブ「SG-1 MD mk3」をセットにしたパッケージモデルとなる。トーンアーム、コネクティング・ケーブルには同ブランド自慢のRedlineシリーズが採用されているそうだ。

 MG-1 PKGの主な特長は以下の通り。

●トーンアームに独自の「SG-1 TA mk2 ST」を搭載。

画像: 付属のトーンアーム「SG-1 TA mk2 ST」

付属のトーンアーム「SG-1 TA mk2 ST」

●メインベアリングは上級モデル「SG-1」同様に、精密に研磨されたステンレススチール・スピンドルと超精密タングステンカーバイド・ボールを使用。

●超精密加工されたアルミ合金製一体型プラッターによって、スムーズな回転と一定の速度を保つために必要な慣性を獲得。レコードとのインターフェイスには、上位機種でも採用されている3mm厚のキャスト・アクリルを使用。

●ふたつの完全に保護された出力パワーデバイスを使用し、モーターの制御を大幅に改善した「SG-1 MD mk3」モータードライブが付属。

画像: ■付属モータードライブ「SG1 MD mk3」

■付属モータードライブ「SG1 MD mk3」

 なおタクトシュトックでは、2021年内に「SG-1 PKG」(¥4,400,000、予価)と「DG-1」(¥594,000、予価)の発売も予定しているそうだ。

「MG-1 PKG」の主なスペック

●駆動方式:ベルトドライブ
●モーター:24極シンクロナスモーター
●メインプラッター:精密加工アルミ合金、3mm厚アクリルインターフェイス
●構造:20mm3層クリアキャスト・アクリル
●脚部:アルミ合金製
●ワウフラッター:< 0.1%
●対応速度:33 1/3、45 RPM
●寸法/質量:W468×H155×D385mm(アーム含む)/14.0kg

●電源部:精密水晶振動子
●消費電力:60W(最大)
●寸法/質量:W125×H52×D220mm/1.2kg

●アーム部タイプ:TPA(トライポイント・アーティキュレイテッド)
●実行長:240mm(9インチ)
●オーバーハング:17.5mm
●オフセットアングル:22.9度
●内部配線:VERTERE Pulse R
●質量:397g
※別売オプション:フル・ダストカバー (¥143,000、税込) 、ライト・ダストカバー(¥71,500、税込) 、電源ケーブルRed MC 2.0m
(¥110,000、税込み)

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