ハーマンインターナショナルから、今年創立75周年を迎えるアメリカのオーディオブランドJBLの新作スピーカーシステム「HDI Series」が発表された。発売は今年初夏を予定している。ラインナップと価格は下記の通り。

画像: 「HDI-3800」

「HDI-3800」

画像: 「HDI-3600」

「HDI-3600」

画像: 「HDI-1600」

「HDI-1600」

画像: 「HDI-1600」+「HDI-FS」

「HDI-1600」+「HDI-FS」

●HDIシリーズ ラインナップ
「HDI-3800」 2.5ウェイ・フロア型スピーカー ¥550,000(ペア、税込)
「HDI-3600」 2.5ウェイ・フロア型スピーカー ¥396,000(ペア、税込)
「HDI-1600」 2ウェイ・ブックシェルフ型スピーカー ¥220,000(ペア、税込)
「HDI-FS」 HDI-1600専用スピーカースタンド ¥55,000(ペア、税込)

画像: 「HDI-3600」(左)と「HDI-1600」

「HDI-3600」(左)と「HDI-1600」

 今回発表のHDIシリーズは、独自のHDI(High Definition Imaging)ホーン技術と、新開発コンプレッションドライバーを採用したスピーカーシステム。トールボーイタイプ2モデル、ブックシェルフタイプ1モデルという構成となる。トールボーイ(フロアスタンデング)タイプは、どちらもウーファーを3基搭載してより迫力のある低音再現をめざしており、HDI-3800は200mm径ウーファーを、HDI-3600は165mm径ウーファーをそれぞれ備えている。

 そして、その低音域用ユニットには、振動板に軽量高剛性アルミ・マトリックスコーンを採用した低歪・高出力ウーファーを採用。最上部のウーファー1基と下2基のウーファーをスタガー接続することで、中音域の定位の明瞭化とトリプルウーファーによる重低音再生の両立を目指したという。

 一方、中高音域用ユニットには、同社スタジオモニターの最上位モデル「4367」や最新モデル「4349」に搭載されているD2コンプレッションドライバー技術から派生した、強力なネオジム・リングマグネットと、Teonex製リングダイアフラムを用いた新開発コンプレッションドライバー「2410H-2」を搭載。独自のHDIホーンとの組み合わせによって、優れた空間表現と、広く明瞭な音場再生が行なえるとしている。

HDIシリーズの主な特長
■新開発コンプレッションドライバーを搭載
 JBLプロフェッショナルが開発し、スタジオモニター「Model 4367」や「Model 4349」に搭載されているD2ドライバー技術から派生した、強力なネオジム・リングマグネットと、25mm径Teonex製リングダイアフラムを用いた、新開発コンプレッションドライバー「2410H-2」を採用。30kHzを超える超高音域までの再生能力を発揮。同時に、コンプレッション構造がダイアフラムの振幅を抑え、歪みを最小化している。

■鮮明な立体音像イメージを創出するHDI(High Definition Imaging)ホーン
 スタジオモニター「Model 4367」や「Model 4349」にも搭載されているHDI-Xウェーブガイド・ホーン技術用いた、新世代の定指向性ホーンを採用。広い周波数帯域に渡って、水平方向100°×垂直方向80°の安定した指向性パターンを発揮するようデザインされている。

■ダイナミックな低音域を再生する低歪高出力ウーファー
 振動板に軽量・高剛性のアルミ・マトリックスコーンを採用することで分割振動を抑え、ダイナミックな低音を再生。エッジには耐久性と柔軟性を併せ持つSBRフォームラバー・ハーフロールエッジを採用で、優れたリニアリティと大振幅特性も発揮している。搭載する3基のウーファーは、最上部の1基と下の2基のをスタガー接続することで、中音域の定位の明瞭化とトリプルウーファーによる重低音再生を両立させている。

■ユニット幅いっぱいにバッフルを狭めたスリムな高剛性キャビネット
 キャビネットサイドへと自然につながるホーン開口部とウーファートリムリングにより、突出を無くしたフラッシュサーフェース・マウントを採用。コーナーを持たないラウンド形状が輻射を防ぐ機能を持つ。また、内部にはブレーシングによる補強を施すことで、ウーファーによるバックプレッシャーを寄せ付けない高い剛性も確保している。なお、底板にはボトム・ベースボードを追加し、補強と共に床面への振動伝達も低減させている。「HDI-3800/HDI-3600」にはベース裏にラバーフットを装備する。高さ調整が可能なスパイク足も付属。

■JBL家庭用モデルの特徴であるリアポート型バスレフ方式を採用

■バイワイヤリング/バイアンプ対応の金メッキ・バインディングポスト方式のデュアルターミナルを採用

■シックなグレイ・オークのリアルウッド・フィニッシュはベースボードを除く豪華な5面仕上げ

■ブックシェルフ型モデル「HDI-1600」には専用スピーカースタンド「HDI-FS」を用意

HDI-3800の主な仕様
タイプ:3×200mm径2.5ウェイ・フロア型
低域ユニット:200mm径 アルミ・マトリックスコーン (JW200AL-12)×3
高域ユニット:25mm径 Teonex製Vシェイプ・リングダイアフラム・コンプレッションドライバー(2410H-2)+HDI - Xウェーブガイドホーン
推奨アンプ:25W~300W
公称インピーダンス:4Ω
出力音圧レベル(2.83V/1m):92dB
周波数特性(-6dB):37Hz~30kHz
クロスオーバー周波数:800Hz、1.8kHz
入力端子:金メッキデュアル・バインディングポスト型
エンクロージャー形式:ツイン・リアポート・バスレフ方式
キャビネット仕上げ:5面グレイ・オーク・サテン仕上げ
寸法:W300×H1,138×D418mm(グリル/足/突起物含む)
質量:38kg(1本)
付属品:グリル、スパイク×4

HDI-3600の主な仕様
タイプ:3×165mm径2.5ウェイ・フロア型
低域ユニット:165mm径 アルミ・マトリックスコーン (JW165AL-2)×3
高域ユニット:25mm径 Teonex製Vシェイプ・リングダイアフラム・コンプレッションドライバー(2410H-2)+HDI - Xウェーブガイドホーン
推奨アンプ:25W~250W
公称インピーダンス:4Ω
出力音圧レベル(2.83V/1m):90dB
周波数特性(-6dB):38Hz~30kHz
クロスオーバー周波数:900Hz、2.0kHz
入力端子:金メッキデュアル・バインディングポスト型
エンクロージャー形式:ツイン・リアポート・バスレフ方式
キャビネット仕上げ:5面グレイ・オーク・サテン仕上げ
寸法:W255×H1,026×D342mm(グリル/足/突起物含む)
質量:28kg(1本)
付属品:グリル、スパイク×4

HDI-1800の主な仕様
タイプ:165mm径2ウェイ・ブックシェルフ型
低域ユニット:165mm径 アルミ・マトリックスコーン (JW165AL-4)
高域ユニット:25mm径 Teonex製Vシェイプ・リングダイアフラム・コンプレッションドライバー(2410H-2)+HDI - Xウェーブガイドホーン
推奨アンプ:15W~200W
公称インピーダンス:4Ω
出力音圧レベル(2.83V/1m):85dB
周波数特性(-6dB):40Hz~30kHz
クロスオーバー周波数: 1.9kHz
入力端子:金メッキデュアル・バインディングポスト型
エンクロージャー形式:リアポート・バスレフ方式
キャビネット仕上げ:5面グレイ・オーク・サテン仕上げ
寸法:W230×H384×D293mm(グリル/足/突起物含む)
質量:10kg(1本)
付属品:グリル、フィードパッド×4

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