画像: この記事は、ステレオサウンド別冊『モンキー・パンチさんが教えてくれた』から抜粋しました。誌面ではモンキー・パンチさんが20年に渡って楽しまれていた最高のホームシアターを紹介するとともに、モンキー・パンチさんがお気に入りだったブランドの最新モデルを紹介、これからホームシアターを始めようという方にも参考になる内容を満載しています。 『モンキー・パンチさんが教えてくれた』 (¥2,530、税込)

この記事は、ステレオサウンド別冊『モンキー・パンチさんが教えてくれた』から抜粋しました。誌面ではモンキー・パンチさんが20年に渡って楽しまれていた最高のホームシアターを紹介するとともに、モンキー・パンチさんがお気に入りだったブランドの最新モデルを紹介、これからホームシアターを始めようという方にも参考になる内容を満載しています。
 
『モンキー・パンチさんが教えてくれた』(¥2,530、税込)

モンキー・パンチシアターのメインソースはCDやブルーレイ、UHDブルーレイなどの12㎝メディアだった。その再生には“プレーヤー”が使われていたわけだが、ブルーレイの登場初期には絵や音にこだわった本格プレーヤーは数が少なかった。そんな中で、モンキー・パンチさんが選んだのは、デノンのユニバーサルプレーヤーだった。その経緯や、現在のデノン製品に受け継がれる品質へのこだわりを探るリポートの後篇をお楽しみいただきたい。(編集部)

※前篇はこちら →  https://online.stereosound.co.jp/_ct/17443331

●筆者:潮 晴男

やすらぎや癒やしまで感じ取れる、
デノン「1600」シリーズで思い出のサウンドを堪能

 さて今回、同社の最新モデルを使い、モンキーさんと一緒に楽しんだソフトを改めて体験してみることにした。

 残念ながらデノンは今、ブルーレイが再生できるユニバーサルプレーヤーはラインナップしていない。そこで今回は、音楽プレーヤーの中からベストバイ的な組み合わせとして、SACD/CDプレーヤー「DCD-1600NE」とプリメインアンプの「PMA-1600NE」をカップリングしてみたが、どのタイトルからも作品本来の持ち味を感じ取ることができたのである。

 まずDCD-1600NEは、同社オリジナルのドライブメカを採用し、上位機「DCD-2500NE」で培ったノウハウをそっくり受け継いだ製品だ。正攻法な回路設計により上質なサウンドを聴かせてくれる、このクラスのスタンダード的な存在といえる。USB入力等はついていないので、ハイレゾ音源についてはDVD等に記録したデータディスクから再生する仕組だ。

 プリメインアンプのPMA-1600NEは、アンプとしての性能にこだわり、このクラスでは珍しく
大型化したツイン電源トランスを搭載してパワー段のドライブ能力を高め、ダイナミクスに富むサウンドを再現する。USB D/Aコンバーター機能も内蔵しており、PC等をつないでハイレゾ再生も楽しめる。

CDからレコードまでスマートに楽しめる、デノンの最新オーディオシステムたち

画像: ●SACD/CDプレーヤー: DCD-1600NE ¥120,000(税別、写真左) ●プリメインアンプ: PMA-1600NE ¥150,000(税別。写真右)

●SACD/CDプレーヤー:DCD-1600NE ¥120,000(税別、写真左)
●プリメインアンプ:PMA-1600NE ¥150,000(税別。写真右)

画像: PMA-1600NEの背面端子部

PMA-1600NEの背面端子部

 1600シリーズは上位機の技術を受け継ぎながらお手頃な価格を実現したラインナップとして人気が高い。DCD-1600NEはディスク専用プレーヤーだが、SACD、CDに加え、ハイレゾを記録したデータディスクも再生できるなど、対応力は広い。PMA-1600NEはアナログ入力3系統、フォノ入力1系統、デジタル入力3系統、USB入力1系統を備える。

画像: ●レコードプレーヤー: DP-450USB ¥70,000(税別)

●レコードプレーヤー:DP-450USB ¥70,000(税別)

 デノンではレコードプレーヤーやカートリッジも多数ラインナップしている。「DP-450USB」はレコードの音をダイレクトにUSBメモリーに録音できるのがポイント。MM対応フォノイコラーザーも内蔵しているので、ミニコンポなどと組み合わせてレコードを楽しめる

 今回の試聴に当たっては、いくつかのCDを用意した。マドンナのアルバムもモンキーさんと一緒に聴いた一枚だったので、アルバム『ライク・ア・ヴァージン』から「マテリアル・ガール」をプレイしてみた。

 DCD-1600NEとPMA-1600NEの組合せなら、歪みが少なくS/Nが高いので、中高域の澄んだサウンドを再現するし、手の込んだミキシングの様子もよくわかる。1984年のCDなので時代性を反映する部分もあるが、そうしたニュアンスをとてもよく伝えてくれる。

 マドンナより時代的にはかなり後のアルバムになるが、ステレオサウンド社が発売したジェニファー・ウォーンズのガラスCD『ザ・ハンター』も再生した。プレイボタンを押すと晴れやかさを伴ったクリアネスの高いサウンドが飛び出してきた。1曲目の「ロック・ユー・ジェントリー」で、リバーブの響きが薄まることなく空間に解き放たれるのはガラスCDの特性も手伝ってのことだが、弱音部までしっかりと音を捉えるのは、前述したS/Nの高さの賜物だろう。

 「1600シリーズ」の製品群は、コストパフォーマンスがとても優れているのは間違いない。これからオーディオを始めようという方で、音に味わいを求めるのならぜひともこのクラスから始めて欲しい。そうすれば必ず、やすらぎと癒しの時間を過ごせることだろう。

世界で初めて8K信号に対応したAVアンプや、
音楽やゲームでも活躍するサウンドバーもラインナップ

画像: ●一体型AVアンプ: AVR-X2700H ¥90,000(税別)

●一体型AVアンプ:AVR-X2700H ¥90,000(税別)

 デノンの現行AVアンプのラインナップは、現在7モデル。「AVR-X2700H」は、ドルビーアトモスやDTS:Xといったイマーシブサラウンドに加え、8K映像信号の入出力にも対応した最新仕様だ。他にも「AVR-X6700H」「AVR-X4700H」(¥180,000、税別)があり、いずれも映画・音楽ファンはもちろん、ゲームファンにも使って欲しい多機能モデルだ。

画像: ●一体型AVアンプ: AVR-X6700H ¥330,000(税別)

●一体型AVアンプ:AVR-X6700H ¥330,000(税別)

8K対応のエントリー機で、豊かな立体音響が体験出来た

 続いてAVアンプの現行ラインナップから、ドルビーアトモスを含めたイマーシブオーディオに対応したエントリークラス「AVR-X2700H」をチョイスし、5.1.2のスピーカーレイアウトで、映画と音楽を視聴してみた。

 デノン製品は、オーディオアンプ、AVアンプを問わず、クラスを超えた強力な電源部がポイントになっている。このモデルもその例に漏れず、大型の電源トランスと特注のコンデンサーがパワーブロックをしっかりと支えて、最大出力185Wの7chディスクリートパワーアンプ(スペックは6Ω、1kHz、THD 10%、1ch駆動時、JEITAの場合)を搭載している。

 また同社の2020年AVアンプは、8K/60pや4K/120pの信号に対応を果たしたことも注目を集めた。これも世界初のことで、これからホームシアターを始める方にも安心できる嬉しい取り組みといっていいだろう。

 映画は新旧取り混ぜて複数タイトルを視聴したが、いずれもダイアローグが明瞭で引き締まったサウンドがスリリングなシーンによくマッチする。モンキーさんが大好きだった『007/慰めの報酬』では少しオーバーなくらいに爆発音を再現するが、腰砕けにはならない点はなかなかに立派である。

いい音を知っている日本人のために開発された、
コンパクトながら最高のシアター体験ができるサウンドバー

画像: ●サウンドバー: HOME SB550 オープン価格(市場想定価格8万円前後、5月下旬発売)

●サウンドバー:HOME SB550 オープン価格(市場想定価格8万円前後、5月下旬発売)

 いい音を知っている日本人のためのピュアでストレートな音を目指した、デノン製サウンドバー最新モデル。ドルビーアトモスやDTS:Xに加えて、4K放送の映像&音声にも対応済み。リビングでも手軽にホームシアターを楽しみたいという方にはぜひ体験して欲しい。

画像: HOME SB500の接続端子部。HDMI出力はeARC対応なので、テレビにつないでロスレス音声の伝送も可能

HOME SB500の接続端子部。HDMI出力はeARC対応なので、テレビにつないでロスレス音声の伝送も可能

 音楽ソフトはセリーヌ・ディオンがラスベガスで行ったコンサート『ア・ニュー・デイ』のライブ盤ブルーレイを視聴した。ビビッドなヴォーカルの描き出しもさることながら、残響感の細やかさが、シーザーズ・パレスのホールの雰囲気をよく捉えていた。AVR-X2700Hがこれほど頑張るとは予想していなかっただけに、この鳴りっぷりのよさには正直なところ驚かされた。

 デノンはハイエンドからエントリークラスまで、さらにどのジャンルでも、品質にこだわった物づくりを行なうメーカーである。それだけにモンキーさんが愛用していたようなブルーレイプレーヤーの後を継ぐ、UHDブルーレイ対応ユニバーサルプレーヤーを復活させてほしいと願うのは僕だけではないだろう。

 今となっては叶わぬ思いだが、モンキーさんもきっとニューモデルの発売を待ち望んでいたに違いない。

画像: 取材に協力いただいた方々。左は株式会社ディーアンドエムホールディングス GPDエンジニアリング デノンサウンドマスターの山内慎一さん。右は同 国内営業本部 営業企画室の田中清崇さん

取材に協力いただいた方々。左は株式会社ディーアンドエムホールディングス GPDエンジニアリング デノンサウンドマスターの山内慎一さん。右は同 国内営業本部 営業企画室の田中清崇さん

This article is a sponsored article by
''.