北日本音響株式会社は、振動板にピュアボロン(B4C)を搭載した世界初のイヤホンとして、MotherAudioの「ME5-BORON」を発表、クラウドファンディングをスタートしている。

画像1: 世界初! ピュアボロン振動板を搭載したイヤホン「ME5-BORON」のクラウドファンディングがスタート。本格的なオーディオ機器として楽しめるハイファイ音質を実現した

 ME5-BORONは、高解像度とハイスピードな音質を両立した本格的なオーディオ機器として開発されたイヤホンだ。その最大の特徴は、世界で初めてピュアボロン(B4C)振動板を採用している点だろう。

 ピュアボロンは高音速と適度な内部損失を併せ持つ、振動板に理想的な素材と言われている。80年代にはダイヤトーンのハイファイスピーカーの振動板として採用され、オーディオファンからも高い評価を集めていた。今回は美濃窯業との共同開発で、新常圧セラミック製法(成形品を加圧することなく、高温で焼き固める製法)を用いてピュアボロンによるイヤホン用振動板の製造に成功。音速12,500mのスペックを実現したそうだ。

 また今回は、流行のワイアレスタイプではなく、敢えて有線タイプを採用。高級リケーブルとして単品販売されている「高純度単結晶無酸素銅銀コーティングのケーブル」を標準装備することで、アコースティック楽器の質感を余すところなく伝えることに成功している。

画像2: 世界初! ピュアボロン振動板を搭載したイヤホン「ME5-BORON」のクラウドファンディングがスタート。本格的なオーディオ機器として楽しめるハイファイ音質を実現した

 ME5-BORONの主な特長は以下の通りだ。

ピュアボロン振動板
 イヤホンの音響特性に影響を与える振動板材料は振動板内を伝達する音速と内部損失の二要素が重要。音速は早く、内部損失は適度に多い事が理想的な振動板と言われているが、音速10,000mを超す振動板材料はダイヤモンド、ピュアベリリウム、ピュアボロンの3種類しかない。今回は、この中からボロン振動板をチョイスし、さらに同素材を熟知している元ダイヤトーンのエンジニアも技術参画しているとのことなので、音質面でも期待できるだろう。

ハイエンドリケーブル採用
 イヤホン再生で音質への影響が大きいケーブルについては、高級リケーブルとして定評のある高純度単結晶無酸素銅に銀コーティングされた材料を標準採用。これにより弦楽器の繊細な響きや音楽の余韻まで再現できる。

画像3: 世界初! ピュアボロン振動板を搭載したイヤホン「ME5-BORON」のクラウドファンディングがスタート。本格的なオーディオ機器として楽しめるハイファイ音質を実現した

 ちなみにME5-BORONは、同社既発売モデル「ME5」をベースにしており、本体ハウジングには切削加工された真鍮製を採用、この中に9.2mm(ピュアボロン振動板は直径5mm)のダイナミック型ドライバーが搭載されている。ケーブルコネクターはMMCX端子なので、リケーブルも簡単に楽しめる。

 今回のクラウドファンディングは、現在100名を超える賛同者を集めて支援金額も順調に増えている。それだけいい音のイヤホンを求めているユーザーが多いという証拠だろうし、実際ボロン振動板がイヤホンとしてどんな新しい世界を楽しませてくれるのか、興味深い。

 “本格的なオーディオ機器を目指した世界初のイヤホン”に、あなたも協力してみてはいかがだろう。

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