リアルアシストから、中Reecho(リエコー)ブランドの新作ユニバーサルIEM「SG-03」が4月10日に発売される。価格は¥8,890(税込)。

画像1: Reecho、重量感のあるアルミボディのユニバーサルIEM「SG-03」を4月10日に発売。ハイレゾ対応だけあって豊かな響き・余韻が印象的

 SG-03は、リアルアシストが今年2月より取り扱いを開始したReechoブランドのユニバーサルIEM、そのエントリーモデルとなる製品。取り扱い第一弾となった「insects awaken」は、ハウジングにUVレジンを用いて3Dプリンターで成型していたが、SG-03では航空機用のアルミ合金を使用し、剛性だけでなく、手触りや重量感といった要素も味わえる製品にまとめられている。

 形状は、耳にあたる面は滑らかな曲線を描き、反対にフェイスプレート面は鋭角な直線で構成されており、その質量感と合わせ、エントリーモデルながら高級感も演出している。SG(Star Gate)シリーズということで、フェイスプレートには「S」「G」というロゴがプリントされている。

画像2: Reecho、重量感のあるアルミボディのユニバーサルIEM「SG-03」を4月10日に発売。ハイレゾ対応だけあって豊かな響き・余韻が印象的
画像: 耳にあたる面は3次元的な曲線を描いている

耳にあたる面は3次元的な曲線を描いている

 搭載ユニットはダイナミック型で、振動板にはチタンコーティングを施すことで、その周波数帯域は実に、40kHzまでを確保。ハイレゾ対応を謳っている。同ブランドは、ダイナミックドライバー搭載の「GY」シリーズの奏でるサウンド性が高く評価され、市場で人気を博したということで、本SG-03にもそのチューニングの力量は存分に投入されている。40kHzという高域までストレスなく鳴らしきる、Reechoらしいサウンドが楽しめるとしている。

 ケーブルの脱着にも対応し、コネクターはカスタム2ピン、プラグは3.5mmステレオミニ。ケーブルは4芯構造の銀コーティング仕様という。

画像3: Reecho、重量感のあるアルミボディのユニバーサルIEM「SG-03」を4月10日に発売。ハイレゾ対応だけあって豊かな響き・余韻が印象的

 ここでは、サンプルを試聴する機会を得たので、そのインプレッションについて簡潔に紹介したい。ハウジング(シェル)が金属製ということもあり、手にした時の重量感はなかなかのもの。まるで、子供のころに超合金のおもちゃを買ってもらって喜んでいた時の記憶が蘇ってくるようだ(笑)。耳に装着した際の、ひんやりとした感触も好印象。

画像4: Reecho、重量感のあるアルミボディのユニバーサルIEM「SG-03」を4月10日に発売。ハイレゾ対応だけあって豊かな響き・余韻が印象的

 さてその音質は、まずはCDクォリティのコンテンツをいくつか聴いてみると、さすがにハイレゾ対応品だけあって、高域の再現性は美しく、定位感や(高域の)伸びは素晴らしいもの。若干音質は軽めにも感じるが、声の帯域が前面に浮き上がってくるようで、ボーカルメインの楽曲には好適な印象。音場感は少し狭いようだ。

 次にハイレゾコンテンツを聴くと、重心はグッと下がり、音数が増え、響きの余韻が豊かになり、さすがハイレゾと思わせる再現性となっていた。特に声(ボーカル)の再現性はアップし、語尾の消え際の余韻・響きは豊かになり、眼前で歌っているかのような息吹まで感じられるようになる。音場感も広がるため、臨場感も高まり、また声と曲のバランスもよくなることで、音楽としての一体感も増し、より楽しめるものとなっていた。

 9000円を切る価格で、金属シェル、ハイレゾ対応、リケーブル対応と三拍子揃ったハイコスパモデル。購入後は、ケーブルをバランス対応品に交換するなど、音質チューニングのベースモデルとして、いろいろと遊んで楽しめるイヤホンと言えるだろう。

SG-03の主な仕様
搭載ユニット:チタンコーティング・ダイナミックドライバー1基
周波数特性:20Hz~40kHz
インピーダンス:16Ω
感度:106db±2.5dB
プラグ:3.5mm
コネクター:0.78 2Pin
ケーブル:4coreシルバー・プレイテッドケーブル

This article is a sponsored article by
''.