気がついたらほぼ1年ぶりの「4K深掘り」です。皆さんご無沙汰いたしました。

 最近はある別冊を作るために雑誌編集作業に追われていたのですが、ふと気がついたら既に2月も終わり! 早いもんだな〜と韜晦しつつ、でも何かひっかかることが……。

画像: 今回購入したのはDXアンテナの「BC45AS」と、手すり用取り付け金具「MV30ZC」

今回購入したのはDXアンテナの「BC45AS」と、手すり用取り付け金具「MV30ZC」

 で思い出したんですが、3月1日からWOWOW 4Kがスタートするんですよね。WOWOWに加入して20数年、SD時代からエアチェックライフを続けてきた身としては、4Kもエアチェックしないわけにはいかないでしょう。しかも受信料は据え置きだし。

 そう考えて今年初めに4Kレコーダーをパナソニック「DMR-4W300」に買い換えていたんだけど、肝心のアンテナについては放置していました。わが家のBSアンテナは2012年の引っ越し時に設置したもので、もちろん右旋タイプ。WOWOW 4Kは左旋帯域なのでこのままでは受信できません。

 どうやってそれを受信するか、実はいろいろ調べていました。その中で候補に残ったのがNTTのフレッツテレビ経由とダイレクト受信のふたつ。フレッツテレビは安定受信できそうなのが魅力で、ダイレクト受信は自分でできるから簡単。

画像: アンテナケーブルと隙間ケーブルも4K左旋帯域に対応した製品を選んでいます

アンテナケーブルと隙間ケーブルも4K左旋帯域に対応した製品を選んでいます

 でもここに至って今更フレッツテレビに契約しなおしている暇はなさそう……。ということで、通販サイトで左旋対応のBSアンテナと取り付け金具、アンテナケーブルをオーダー。さすがA○○○○n、3日ですべて揃いました。で、天気もよかった本日午後、数年ぶりにBSアンテナの取り付けにトライした次第。

 今回はとにかくシンプルに、BSアンテナをDMR-4W300に直結したい。そのためにアンテナも屋根ではなく、ベランダに設置することに。ただしわが家のベランダの手すりはアルミ製で幅も75mmしかない。実はここに取り付けられる金具の選択肢がなく、唯一DXアンテナの手すり用取り付け金具「MV30ZC」が使えそうだったのです。

 そのMV30ZCを手すりにあててみると、ぎりぎり使えそうな感触。念のため接地面に100均の防振粘着マットを貼り付けてから固定してみると予想よりしっかり安定しました! ここまでわずか30分。

画像: 幅75mmのベランダ手すりに無事金具を取り付けられました

幅75mmのベランダ手すりに無事金具を取り付けられました

 最大の難関はクリアーした〜と気分も上がり、続いてアンテナ設置に移る。今回は45cmサイズのDXアンテナ製「BC45AS」をチョイス。先述の通販サイトでもお買い得だったので選んだ製品です。

 それにしても最近のBSアンテナは軽いし、配慮も細かい。傾き角も、昔は説明書で自分が住んでいる都市を調べて、その数値に設定しなくてはならなかったのに、今では金具の日本地図を見ながら設定すればOK。これはアイデアですね。

 DMR-4W300の画面をみながら角度を合わせていくと、すんなり電波をキャッチでき、しかも以前よりも受信感度もアップ。これまでは屋根のアンテナで受信したBSと地デジを混合&ブースターで増幅した後、隙間ケーブルを経由して室内に引き込み、分配器で分けた信号をレコーダーに入力していたので、やっぱりロスがあったのでしょう。でも今回はレコーダー直結で引き回しも短いから(隙間ケーブルは使っているけど)、条件はよかったのかも。

画像: BSアンテナで面倒だった傾き角度の設定も、日本地図から簡単にできるようになっていた

BSアンテナで面倒だった傾き角度の設定も、日本地図から簡単にできるようになっていた

 で、左旋の4KチャンネルからQVCを選んでみると、問題なく映像が再現された! ということでさっそくWOWOWカスタマーセンターに電話をし、CASカードの切り替えを申請。BS 2Kのチャンネルもあっさり移行でき、あとは4K放送開始を待つだけ!

 ……のはずだったんだけど、ここで問題発生。WOWOW 4Kの9チャンネルを選んでみると、テスト信号がブロックノイズまみれで、音も途切れ途切れじゃないですか。これってなぜ?

 カスタマーセンターに確認すると、受信機器には問題ないけれど何らかの個別の要因でブロックノイズが発生しているらしいとのこと。でもWOWOWでは詳細が分からないので、A-PABのサービスセンターに確認して欲しいと言われてしまいました。

 でもね、A-PABのサービスセンターは土日・祝日はお休みなので、今日〜明日には原因究明が出来ないんです。つまり3月1日(月)のWOWOW 4K放送開始には間に合わないということ。これってどうしたらいいんでしょう? (取材・文:泉 哲也)

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