前回お知らせした通り、WOWOWでは3月1日から4Kチャンネルをスタートする。その番組表が同社のウェブサイトで紹介された。

 WOWOW 4Kは、これまでの2Kチャンネルとは内容の異なる独自編成による総合チャンネル(アップコンバートを含む)で、映画やオリジナルドラマ、スポーツ中継などで構成されると予告されていた。

 今回の番組表もその通りの内容で、欧州サッカーやスキー、ドラマ、映画がほぼ均等に分配されたようにも見える。ただ気になるのはそのうちどれくらいがネイティブの4Kかということ。その点でチェックすると、主なネイティブ4Kコンテンツは以下の通り。

●ドキュメンタリー
『世界の絶景』『プラネット・ホーム 明日の暮らし』『銘酒誕生物語』
『Railway Storyスペシャル 東北復興の鉄路を行く』『BBC Earth』

●スポーツ
『平出和也のSKI TUNE!』『アニカ・ソレンスタムのゴルフ塾』

●ドラマ
『連続ドラマW』『世にも奇妙な物語』

●映画
『パラサイト 半地下の家族』『東京物語』
『男はつらいよ』『殺人の追憶』

 スポーツでは『欧州サッカー』や『テニスグランドスラム名勝負選』、映画では『007』シリーズなども放送されるが、これらはすべてアップコンバート放送。映画については4Kマスターも多く存在しているはずなので、ここについては早期の充実を期待したい。

 とはいえWOWOW 4Kは、既に2K受信契約を済ませている方なら、4K視聴を申し込むだけで追加費用なし(月額視聴料¥2,300、税別)で受信できるわけで、該当者は申し込まない手はない。WOWOW側の受付はこれからとのことだが、まずは受信環境を整えて楽しみに待ちたい。

 なお音質面での注目コンテンツとして『名倉誠人マリンバ in 東京カテドラル聖マリア大聖堂〜3DオーディオHPL版〜』(ネイティブ4K)や『熱海海上花火大会2020〜3DオーディオHPL版〜』も放送される。放送でヘッドホン立体音響がどんな風に楽しめるかもチェックしてみてはいかがだろう。

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