光城精工から、電源タップ「Crystal」シリーズの新製品「Crystal H1P」が2月15日に発売される。価格は¥53,000(税別、電源ケーブル別売)。

 Crystal H1P(以下、H1P)は、「Force bar H1P」の後継モデルで、今回Soulnoteブランドを展開するCSRの協力を得て開発されたという。主な効果としては、電源ラインに混入するDC成分を減衰させ、ブーンというトランスの唸り(ハムノイズ)を抑制するDCサプレス機能を搭載しているのが特徴となる。

 形状としては、一般的な直線バータイプの電源タップとなるが、上面には大型のヒートシンク&ヒートシンクカバーが装着されており、コンセントは3Pが一口となる。カバーの素材にはシリーズ初のステンレスを、ヒートシンクにはアルミを採用し(いずれも非磁性体)、さらにカラーリングもシルバーを基調としたものに変更することで(従来はブラック)、シリーズ名称でもあるCrystalを想起させるクリアさ、繊細さを持たせているそうだ。

画像1: 光城精工、トランスのハムノイズを抑制してくれる新電源タップ「Crystal H1P」を2月15日に発売。電源ケーブルをセットした特別パッケージも用意

 特徴ともなるDCサプレス回路は、AC(交流)電源に含まれるDC(直流)成分を検知、抑制することで、オーディオ機器に内蔵されるトランスの唸りを抑える働きがあるという。

画像2: 光城精工、トランスのハムノイズを抑制してくれる新電源タップ「Crystal H1P」を2月15日に発売。電源ケーブルをセットした特別パッケージも用意

 ボディは、トップカバー、ボトムシャーシ、サブシャーシの3パーツで構成され、基本パーツをサブシャーシに設置し、外装(トップカバー、ボトムシャーシ)から独立(宙づり)させることで、外部からの不要な振動を遮断する構造としているのも特筆される。これをM.I.S=メカニカル・アイソレーション・システムと称する。

 ちなみにトップカバーとボトムシャーシの結合部には、従来のチタンから、制振合金のM2052スペーサー(非磁性体)へ変更されており、より制振制を高めているのにも注目だ。

 また、それぞれのパーツについても、剛性を高めるために、適材適所に材質を変えており、トップカバーはスチールからアルミへ、一方ボトムシャーシはアルミからスチールへと変更されている。ボトムシャーシについては、厚さが1.6mm→2.0mmへと肉厚仕様になっており、さらに振動吸収シートについても、従来のハネナイトからTAOC製振動吸収シートに変えられている。全体として、剛性を高め、振動抑制をより一層進化させた仕上がりとなっていると言えるだろう。

 光城精工電源タップの特徴でもある連結機能も、もちろん継承しており、同ブランドの「Cyrstal 3.1」や「Crystal 6.1」と連結することで、コンセント数を増やすことも可能だ。その場合、H1PのDCサプレス機能を、3.1や6.1へ適用させることもできる。H1PにH1Pを連結させれば、その効果をより高めることもできるそうだ。そうした目的・機能別の性能を持たせた新たな電源タップの開発も、今後のラインナップに予定されているという。

 なお、今回Crystal H1Pの発売を記念して、同社の電源ケーブル「KS-0P2-2m メドゥーサ0P」(¥4,900+税)を同梱した数量限定パッケージも、30セット用意する。キャンペーン期間は2月10日正午までの注文分まで(現在予約受付中)。予定数がなくなり次第終了となる。キャンペーンの適用は、全国オーディオ専門店、同社ダイレクトショップで、一般の量販店、他社通販サイトでは本体のみの発売となる(キャンペーンは非適用)。

Crystal H1Pの主な仕様
インレット:3Pインレット(IEC60320 C14)×1
コンセント:3Pコンセント(NEMA5-15R)×1、3P連結コンセント(IEC60320 C13)×1
表示:POWERランプ/DC成分検出ランプ(レベルに応じ明暗変化)
相数:単相2線アース付き
電圧:AC100V(定格AC125V)
容量:1,000VA
周波数:50/60Hz
寸法:W59×H70×D363(384)mm(連結コンセント含む)
質量:約1600g
付属品:保証書/連結プレート1枚(取付用ネジ4個)
    ※入力電源ケーブルは付属せず
    ※推奨電源ケーブル:KS-0(メドゥーサ)、KS-0P(メドゥーサP)他

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