オルトフォンから、DJ用カートリッジ「VNL」が、12月11日に発売される。価格はオープンで、想定市場価格は¥12,000前後。

 VNLは、DJプレイで行なわれるスクラッチやバックスピンなどの激しい動きへの耐久性を高めているのが特徴となる。もちろん、レコード(溝への)追従性も高く設計されているという。

 本体は新規に開発されており、ターンテーブルを使ったDVS(Digital Vinyl System)との親和性も考慮された、ソリッドなデザインにまとめられている。

 カンチレバーはDJプレイに対応する特別仕様となっており、針先のダイヤモンドには丸針を採用。初回限定数量が販売される「VNLパッケージ」には、3種類の交換針が同梱される。「I」「II」「III」と記された交換針は、ダンパーを含むサスペンション機構の柔らかさが異なるそうで、Iが一番柔らかく、数字がアップするごとに硬くなるようにセッティングされている。そのため、プレイヤーは自分の好みに合わせて、針を選べるようになっている。

VNLの主な仕様
出力電圧(1kHz,5cm/sec.):6mV
チャンネルセパレーション(1kHz):20dB
周波数特性(20Hz~20,000Hz):-2dB/+4dB
トラッキングアビリティー(315Hz、適正針圧下):交換針「Ⅰ」100μm・「Ⅱ」90μm・「Ⅲ」90μm
水平コンプライアンス:交換針「Ⅰ」16μm/mN・「Ⅱ」15μm/mN・「Ⅲ」14μm/mN
スタイラスタイプ:Spherical
スタイラスチップ半径:R18μm
カンチレバー素材:アルミニウム
適正針圧:4g
内部インピーダンス:700Ω
内部インダクタンス:450mH
推奨負荷抵抗値:47kΩ
推奨負荷容量値:200-600pF
自重:6.5g

This article is a sponsored article by
''.