ウォルト・ディズニー・ジャパンは、高畑勲監督が日本での公開を訴え、フランスでの劇場公開から4年越しで日本で発売することになった傑作アニメーション『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』が12月2日(水)にブルーレイで発売される。

 本作は、アヌシー国際アニメーション映画祭・観客賞、TAAF(東京アニメアワードフェスティバル)グランプリほか、国際的なアワードで多数の賞を受賞した注目作だ。三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーより、ブルーレイを¥4,700(税別)で、DVDを¥3,800(税別)で発売、さらにデジタル配信とDVDのレンタルもスタートする。

 そして今回パッケージソフトの発売を記念して、主人公サーシャの冒険のカギを握る“船”へのこだわりを語るスタッフインタビュー特別映像が解禁になった。

画像: 「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」 リアリティを求めた“船”へのこだわり www.youtube.com

「ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん」 リアリティを求めた“船”へのこだわり

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 本作は、北極探検の途中に消息を絶った祖父と、その艦船「ダバイ号」を探す主人公サーシャの冒険の旅を描いているが、特典映像からは、物語のカギを握る“船”という重要な存在に対しての、スタッフの繊細なこだわりが伝わってくるという。

 船を緻密に描くため実在の船へ乗り込み、絵コンテと照らし合わせながら再現すべき動作確認を行っている様子や、必要な動きや音などを集めて音響チームが編集したものを、船の雰囲気を再現するのに使ったというレミ・シャイエ監督のコメントなども収録。

 またサーシャが乗り込むノルゲ号の外観について、シャイエ監督はまず、探検家シャクルストンがエンデュアランス号で遠征した際に撮影した“フランク・ハーレイ”の写真を参考にした。しかし、この船は定員が40名程でアニメーション化するには人数が多すぎるという問題があった。

画像: ディズニーが『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』パッケージ発売を記念して、リアリティを求めた“船”のこだわりを語る、インタビュー映像を解禁!

 そこで監督は友人に声をかけ、スウェーデンのトレ・クロノール号の図面から、蒸気で進む機能を搭載したマスト2本の帆船を思いつき作品の中に取り入れるなど、より本物の船に近くなるように、幾度も試行錯誤を重ねた話などが収録されている。

 リアルな描写のためにアニメーターがどんな苦労を重ねて映画を初出したのか、その舞台裏を特典映像でじっくりお楽しみいただきたい。

<ストーリー>19世紀ロシア。大好きな祖父が北極探検の途中消息を絶ったことを悩む14歳の少女サーシャ。地に堕ちた祖父の汚名を晴らすべく一歩を踏み出した少女の行く先には─。

『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』12月2日(水)ブルーレイ発売/デジタル配信開始
© 2015 SACREBLEU PRODUCTIONS/MAYBE MOVIES/2 MINUTES/FRANCE 3 CINEMA/NORLUM 発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン

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