画像1: 【株式会社リンジャパン】Stereo Sound 217号(12月10日発売)「誌上東京インターナショナルオーディオショウ2020特集企画」先行配信

今冬の各社注目製品

残念ながら2020年度の開催が中止となった「東京インターナショナルオーディオショウ」。
しかしながら、今年も各社から魅力的な製品の数々がリリース予定。そこで、Stereo Sound 217号(12月10日発売)では、楽しみにしていたオーディオファイルの方々に向け、「誌上TIAS2020」と題して、メーカー/輸入商社ごとに各社の《この冬の注目製品》をご紹介する特集企画を用意。今回は誌面に先立ち、WEB上でその内容を一部、先行公開する。

画像2: 【株式会社リンジャパン】Stereo Sound 217号(12月10日発売)「誌上東京インターナショナルオーディオショウ2020特集企画」先行配信

株式会社リンジャパン編

 

 

上位機の最新技術が投入された、マジックDSシリーズ最新モデル

 2020年8月6日、スコットランドのリン・プロダクツはLIVE配信による新製品発表を行なった。そこでお披露目されたのは、Majik DSM/4。2009年登場の初代機、Majik DS-Iから数えて5世代目となる、ネットワークプレーヤーとプリメインアンプを一体化したベストセラー・シリーズの最新ヴァージョンである。アナログ・ターンテーブルのLP12カルーセル・ヴァージョンとともに、この冬もっとも注目すべきリンの新製品だ。

 これまでのMajik DSMシリーズは、各種機能がワンボディにパッケージ化され、使い勝手が非常によいことが、その人気の理由の一つだった。もちろん、Majik DSM/4にも別掲のとおり、多彩な再生機能が装備されているが、もっとも着目すべきポイントは、この小さなボディに内蔵された数々の最新テクノロジーである。具体的には、D/Aコンバーター部、パワーアンプ部、フォノイコライザー部などで、これらには上位シリーズ機で培われた技術が惜しみなく投入されている。以下、順を追って説明していこう。
 
 D/Aコンバーター部には、上級セレクト・シリーズのカタリストDACアーキテクチュアの流れを汲む新DACシステムを搭載。アナログライン入力とMMフォノ入力の信号もA/D変換されたのち、最終的にAKM製チップを核とするこのD/Aコンバーターによってアナログ信号に復調される。つまり、すべての入力信号がこのDAC回路を経由するわけで、本機の音質を決定づける最重要ポイントである。

 同様に、すべての入力信号を増幅してスピーカーに送り込むパワーアンプ部にも、セレクト・シリーズに搭載されたクラスDアンプ・テクノロジーが投入されている。クラスDアンプでは、スイッチング出力回路後段のLCフィルター部で発生する歪成分を如何にして除去するかが高音質化へのキーポイントとなる。リンはその解決策として、PFF(ポスト・フィルター・フィードバック)と呼ばれる、LCフィルター出力部からパワーアンプ入力部へのフィードバック・ループを新たに設けることで、歪を低減させるとともに、スピーカーに対する高い制動力を持たせているという(PFFの詳細は非公開)。 

 3つめのポイントは、MM専用フォノイコライザー部。ここにはフォノアンプ「UrikaⅡ」に初搭載された「アナログ/デジタル・ハイブリッド型イコライジングシステム」が採用されている。歪と位相回転が発生しないというデジタル領域でのRIAA補正が、このフォノ回路の特徴だ。

 Majik DSM/4にはこのほかにも数多くのフィーチャーが搭載されているが、説明はここまで。あとは、これらの最新テクノロジーが本機の音にどう反映されているのか、実際に聴いていただくのがよいだろう。

 

画像3: 【株式会社リンジャパン】Stereo Sound 217号(12月10日発売)「誌上東京インターナショナルオーディオショウ2020特集企画」先行配信

ネットワークプレーヤー+プリメインアンプ
リン
Majik DSM/4 ¥550,000・税別
2020年9月発売

Majik DSM/4のおもな再生機能

① PCM192kHz/DSD5.6MHzまでのネットワーク再生
② TIDAL、Qobuzなど各種ストリーミング再生
③ PCとのUSB接続によるファイル再生
④ アナログライン入力/MMフォノ入力搭載(切替式)
⑤ HDMI 2.0、Wi-Fi、Bluetooth対応
ほか

 

 

 

「誌上東京インターナショナルオーディオショウ2020」一覧に戻る>

This article is a sponsored article by
''.