画像1: 【マランツ】Stereo Sound 217号(12月10日発売)「誌上東京インターナショナルオーディオショウ2020特集企画」先行配信

今冬の各社注目製品

残念ながら2020年度の開催が中止となった「東京インターナショナルオーディオショウ」。
しかしながら、今年も各社から魅力的な製品の数々がリリース予定。そこで、Stereo Sound 217号(12月10日発売)では、楽しみにしていたオーディオファイルの方々に向け、「誌上TIAS2020」と題して、メーカー/輸入商社ごとに各社の《この冬の注目製品》をご紹介する特集企画を用意。今回は誌面に先立ち、WEB上でその内容を一部、先行公開する。

画像2: 【マランツ】Stereo Sound 217号(12月10日発売)「誌上東京インターナショナルオーディオショウ2020特集企画」先行配信

株式会社ディーアンドエム ホールディングス
マランツ編

 

 

デザインを刷新し、新たなマランツサウンドを実現した30シリーズ

 2020年9月、マランツから16年ぶりにデザインが刷新された注目の新製品が登場した。ネットワーク再生機能を備えるSACD/CDプレーヤーのSACD 30nと、MM/MCフォノイコライザー回路を内蔵するプリメインアンプのModel 30である。

 ここでは、30シリーズと呼ばれるこの2モデルの音決めを担当したマランツ サウンドマスターの尾形好宣氏とマーケティング/広報担当の髙山健一氏からうかがった、デザイン面を含めた開発コンセプトと技術的特徴、そして音の狙いに関する発言を織り交ぜながら、この真新しい2モデルの注目ポイントをご紹介していこう。

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尾形好宣(おがた よしのり)氏
GPDエンジニアリング マランツ サウンドマスター

 

 

デザインコンセプトは「伝統の継承」と「高音質化」

 まずは一新されたそのデザインについて。ポイントは「伝統の継承」と「高音質化のための筺体強化」である。
 
 「今回のデザインはオールド・マランツの製品と共通項が多く、当時のアイデンティティを継承しながら、クラシカル・モダンなイメージに仕上げました」(髙山氏)

 新デザインの源流は、Model 7(真空管式プリアンプ)やModel 9(同パワーアンプ)など、半世紀以上前に誕生した名機にまで遡る。中央のポートホール、左右対称レイアウトといった、伝統的なデザイン要素を受け継ぎつつ、現代機らしいモダンなスタイルへと昇華させたことが、一つめのポイントだ。

 「外観だけではなく、音質的なグレードアップを狙ったデザイン変更であることも、ポイントの一つです。この2機種のベースとなった12シリーズ(SA12とPM12)よりも、場所によっては、より厚いアルミ板や鋼板を使うなど、従来機以上の筺体強化を図っています」(髙山氏) 

 ハイファイ・オーディオ機器のデザインは、外観のみを優先し、音質を犠牲にするものであってはならない。この2モデルにおいても、今回のデザイン刷新によって、シャーシに用いられている鋼板や、アルミ製サイドカバーパネルの厚みがアップしており、電源トランスやインシュレーターを固定するネジを太くしたことも含め、トータルとして筺体構造の強化が実現できているという。

設計上の重要ポイントは?

 ここからはSACD 30nとModel 30、それぞれの技術的な特徴を見ていこう。

 まずはSACD 30nから。

 「SACDプレーヤーの最高級機SA10と同等のディスクリートDAC『MMM(マランツ・ミュージカル・マスタリング)』を、ネットワーク再生機能をもつプレーヤーとしては初めて搭載しています」(尾形氏)

 入力信号をDSD変換する「MMMストリーム」と1ビットDAC「MMMコンヴァージョン」で構成されるMMMは、これまで3機種のSACDプレーヤー(SA10、SA12、SA12 OSE)に搭載されてきた。

 「ネットワーク再生の音質をディスク再生と同レベルに引き上げるために、クロック回路にジッタークリーナー機能をもつプレミアム・クロック・リジェネレーターを搭載したことが、音質設計上の最重要ポイントです」(尾形氏)

 これは当初ネットワーク再生用に搭載されたクロック回路だったが、最終的にすべてのソースのクロック信号がこの回路を経由する設計にしたそうだ。

 では、Model 30については?

 「パワーアンプ部のスイッチング式モジュールはベースモデルのPM12と同じですが、プリアンプ部の回路と電源のつくり込みを変えたことで、PM12とはかなり異なる音に仕上がったと思います」(尾形氏)

 これまで培ってきた定評ある設計技術を用い、それを使いこなして新たな音を目指して開発された。それが30シリーズの実体なのであろう。

リッチな音で音楽を楽しんで欲しい

  
 最後に、SACD 30nとModel 30で実現しようとした音の狙いについて、尾形氏の発言をご紹介しよう。

 「S/N感が高く高分解能で音場が広い“ザ・ハイファイ”というような音は、12シリーズである程度達成することができましたので、この30シリーズでは、響き、艶、色気といった、ハイレゾリューションとは違うところで音楽そのものを楽しく聴ける音を目指しました。同時に、高分解能なスピーカーを鳴らせば、細かい音も聴きとることができるような工夫もしています」(尾形氏)

 新デザインをまとったSACD 30nとModel 30。2020東京インターナショナルオーディオショウの会場で試聴することはできなくなったが、試聴機が設置された販売店で、その音をぜひ確かめていただきたい。

 

画像4: 【マランツ】Stereo Sound 217号(12月10日発売)「誌上東京インターナショナルオーディオショウ2020特集企画」先行配信

マランツ
ネットワークSACD/CDプレーヤー
SACD 30n ¥270,000・税別

プリメインアンプ
Model 30 ¥270,000・税別
いずれも2020年9月発売

 

SACD 30n/Model 30のおもな特長

① オールド・マランツを受け継ぐ新デザイン(SACD 30n/Model 30)
② 多彩なデジタルソース再生機能(SACD 30n)
③ SA10と同等のディスクリートDAC回路「Marantz Musical Mastering」搭載(SACD 30n)
④ プレミアム・クロック・リジェネレーター(SACD 30n)
⑤ HDAM-SA3搭載 電流帰還型プリアンプ(Model 30)
⑥ 大容量のプリアンプ専用電源回路(Model 30)
⑦ Hypex製パワーアンプ・モジュール(Model 30)

 

 

 

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