アイ・オー・データ機器は10月22日、金沢市の本社ビルよりオンライン生配信を行ない、動画配信スタジオ開設についての会見を行なった。

 配信スタジオは、本社ビル5階の、元ラウンジスペースを改装したそうで、広さは16坪、およそ36畳のサイズになるという。そこに総額270万円をかけて、動画配信スタジオを構築。そのうち、3分の一ほどが、アイ・オー製の機材になるという。

 同社は、年初恒例の会見で、今年は特に配信系機材に注力した製品をラインナップしていたこともあり、そうした機材を実際にどのように使えるのか、また、ユーザーにどのようなメリット(利便性)を提供できるのか、ということをより分かりやすく伝えるために、自らスタジオを設置することで、機材の選定方法や、運用のノウハウ、あるいは動画コンテンツの作り方のコツをつかむことを目的にしているという。

 もともと同社では、自社製品の使い方を紹介するサイトなども構築していたが、その魅力を伝えきれていないと感じることもあったそうで、であれば、自ら機材を使うことで、そのノウハウをため、より使い勝手を訴求できる体制を構築しよう、との想いからスタジオ開設に踏み切ったそうだ。

 会見では、同社ストリーミングBOX「GV-LSMIXER/I」を用いて、事業戦略本部の西田谷氏自らが操作・配信を行なっており、自社製品に精通したところを見せていた。

画像: ストリーミングBOX「GV-LSMIXER/I」。iPadは別売り

ストリーミングBOX「GV-LSMIXER/I」。iPadは別売り

 なお、そのGV-LSMIXER/Iは、直接YouTubeへの配信も可能だが、今回の配信ではTeamsを使っていたこともあり、同社HDMIアダプター「GV-HUVC」を組み合わせていた(GV-LSMIXER/I+GV-HUVCとすると、パソコンを介して、ZoomやTeamsへの配信が可能となる)。

画像: 会見の配信システム

会見の配信システム

 今後は、スタジオ運営で得たノウハウを蓄積し、それをより分かりやすくユーザー(顧客)へ還元(説明)していくと同時に、他社とのコラボも行ない、配信やオンライン会議に役立つ機材を揃えていきたいとしている。ちなみに東京オフィスにも、簡易ながらデモスペースは用意されているそう。

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