SPECから、ステレオ・パワーアンプの新製品「RPA-MG5ST」が9月中旬に発売される。受注生産で、価格は¥3,500,000(税別)。

 RPA-MG5STは、アンプ部と電源部をセパレートした、2ピース構造のパワーアンプ。D級動作のモノーラル・パワーアンプ「RPA-MG1」の思想を継承したステレオ仕様の製品となる。

 電源部には、800VAの大型Rコアトランスを採用。パワフルな電源=エネルギーによって、スピーカーを強力にドライブしてくれるという。

 加えて、アナログ電子アッテネーターとアナログPWM方式のD級パワー段を組み合わせた「ピュア・ダイレクトシステム」により、微小信号を失うことなく、繊細でパワフルな出力を可能にしているそうだ。

 また、本機では音色を2種類――「Neutral」と「Rich」――から選べるそうで、周波数特性ではなく、個々のパーツの共振特性を切り替えることで、これを可能にしているということだ。
 Neutral MG5ST の基本の音で生の音に近い音色
 Rich 心地よく洗練された音色

 なお、本機においてもこれまで同様に、スプルース材のウッドパネルが採用されており、見た目だけでなく出力される音色にも、楽器と同じように美しい響きを加えてくれるという。インシュレーターは、カエデ材にヒッコリー材を埋め込んだ、ハイブリッドタイプを組み合わせている。

RPA-MG5STの主な仕様
最大出力:300W×2(4Ω)、150W×2(8Ω)
周波数特性:10Hz~30kHz±1db
入力端子:XLR 入力1系統、RCAアンバランス入力1系統
電源電圧:100V AC、50Hz/60Hz
寸法:電源部W450×H180×D440mm
   アンプ部W450×H180×D455mm
質量:電源部27kg
   アンプ部18kg

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