アイ・オー・データから、Verbatim(バーベイタム)ブランドの音楽録音用CD-R「Phono-R」に新製品が発表された。ディスクにはアナログレコードをモチーフにしたデザインが施され、表面に細かい溝まで付けられるなどこだわった装飾が特徴だ。商品ラインナップは以下の通りで、すべて8月1日の発売予定。

画像: 左はPhono-RのカラーMIX仕様(レッド)で、右はインクジェット仕様

左はPhono-RのカラーMIX仕様(レッド)で、右はインクジェット仕様

<音楽用>
●カラーMIX仕様
「AR80FHX5V7」(5枚入、ジュエルケース) 市場想定価格¥580(税込)
「AR80FHX10V7」(10枚入、ジュエルケース) 市場想定価格¥980(税込)
「AR80FHX30SV7」(30枚入、スピンドル) 市場想定価格¥1,480(税込)
●インクジェット仕様
「AR80FHP10V7」(10枚入、ジュエルケース) 市場想定価格¥980(税込)
「AR80FHP30SV7」(30枚入、スピンドル) 市場想定価格¥1,480(税込)

<データ用>
●カラーMIX仕様
「SR80FHX50SV7」(50枚入、スピンドル) 市場想定価格¥1,480(税込)
●インクジェット仕様
「SR80FHP50SV7」(50枚入、スピンドル) 市場想定価格¥1,480(税込)

 Verbatimは1969年にアメリカ・カリフォルニアで誕生し、以来50年以上に渡って記録メディアを生産しているブランドだ。現在も世界120ヵ国以上で同社の光ディスクが発売されている。アイ・オー・データはVerbatimの光ディスク製品の国内総代理店を務めており、日本国内の記録メディア市場でも大きなシェアを持っている。

 CD-Rメディアの市場自体は新製品のリリースも少なく、縮小傾向にあるが、アイ・オー・データではそこにPhono-Rを投入することで改めて音楽をCD-Rに焼く楽しみを思い出してもらおうという狙いのようだ。

画像: 中心部分はレッド、パープル、ブラウン、グリーン、ブルーの5色で、サインペンなどでタイトルの記入もできる

中心部分はレッド、パープル、ブラウン、グリーン、ブルーの5色で、サインペンなどでタイトルの記入もできる

 そのためにはレーベル面にも特徴が必要で、アナログレコードをイメージしたデザインになっている。同様のデザインの「Phono-R」シリーズはこれまでも発売されていたが、今回は中央レーベル部の色を5色展開(レッド、パープル、ブラウン、グリーン、ブルー)とし、デザインもレトロなトーンに変更されている。

 また保存用のCDケースも5mm幅から10mm幅のジュエルケースに変更、ディスクを収納する面は黒色にすることで、紫外線からメディアを守るよう配慮している。インデックスカードも落ち着きのある木目調で、内側には曲名を書きやすいよう罫が入れられている。

 なかでも一番の注目はAZO色素を改めて採用したことだろう。AZO色素は1990年代に同社が初めてCD-Rに使った材料で、他の色素に比べて太陽光などの外来光に対する耐久性に優れ、記録コンテンツが劣化しにくいという特性を備えている。現行品のPhono-RではAZO色素の採用が見送られていたが、今回は音にこだわる層にも使って欲しいとの思いから、2004年以来16年ぶりの復活を果たしている。

画像: データ用CD-Rは50枚のスピンドルケースもラインナップ

データ用CD-Rは50枚のスピンドルケースもラインナップ

 アイ・オー・データではPhono-Rに録音する元のメディアとしてアナログレコードなどを意識しているようだ。同社では先般アナログ音源をスマホにアーカイブできる「ADレコAD-1」を発売しており、これに「CDレコCD-5W」を組み合わせるとアナログレコード → スマホ → CR-Rという作業がPCレスでできるようになる。

 そういった環境が整ってくると、お気に入りのレコードをオリジナルデザインのCD-Rとして残したいと考える音楽ファンも出てくることだろう。アイ・オー・データではそんな昔気質(?)の方に向けたオリジナルCDジャケットデザインキットも準備している。その詳細はこちらで紹介しているので、ぜひチェックを!

https://online.stereosound.co.jp/_ct/17373391/

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