リアルアシストから、ShozyブランドのユニバーサルIEM「Form1.4」が、6月27日に発売される。価格は¥23,900(税込)。

画像1: Shozy、5ドライバー搭載のユニバーサルIEM「Form1.4」を6月27日に発売。ボーカルと響きの再現が秀逸な仕上がり

 Form1.4は、ダイナミック型とバランスド・アーマチュア(BA)型を1基ずつ搭載したハイブリッドタイプのイヤホン「Form1.1」の進化版として登場する、ユニバーサルIEMだ。Form1.4という型番から分かるように、ダイナミック型1基と、BA型4基を組み合わせた、マルチドライバー仕様の製品となっている。

 ダイナミック型については、口径は9.2mmであり、振動板は軽量で硬度の高いベリリウムをコーティングした仕上げ。そこに、BAを4基組み合わせて主に中~高域部分の再現性を強化しているが、ブランドのポリシーでもある“過度の高域のクリアサウンドをあえて追求しない”を踏まえたチューニングになっているという。

 実際にサンプルを聴いてみると、その言葉通りに、高域部分については欲張った再現はしていないなという印象であるが、その分、ボーカルの厚みや、繊細な音の表現、響きの豊かさといった方面に、BAドライバーを増やして得られた資源を投入しているように感じた。

 サウンドの傾向としては、9.2mmのダイナミックドライバーによる押し出しの強い低域がまず感じられるが、かと言って過剰ではなく、厚みのあるという表現がぴったりくるようだ。

 ボーカルについては結構くっきり(クリア)とした再現になっており、ボーカルものの楽曲が好みのユーザーには合いそうだ。音場感は若干狭いものの、定位感はよく(感覚的に目の後ろぐらいにくる)、音の消え際の余韻や響きが綺麗に再現されることもあって、細かい音の多い楽曲などを聴くのにも向いているだろう。

 一方、ハウジングはユニバーサルタイプだけあって装着感や遮音性は高い。ケーブルには耳掛け式のガイドが付いているので、ケーブルさばきも簡単に、しかもきっちりと行なえるようになっている。

 コネクターはカスタム2ピンで、プラグは3.5mmステレオミニ。ケーブルは撚線構造となっており、取り回しもよく、絡まりにくくなっているのも特筆できるだろう。

画像2: Shozy、5ドライバー搭載のユニバーサルIEM「Form1.4」を6月27日に発売。ボーカルと響きの再現が秀逸な仕上がり

Form1.4の主な仕様
ドライバー:9.2mm径ダイナミックドライバー(ベリリウムコーティング)、バランスド・アーマチュア(BA)ドライバー×4
再生周波数帯域:20Hz~20kHz
インピーダンス:19Ω
感度:100dB
筐体:スタビライズドウッド
ケーブル:高純度OFC
コネクター:カスタム2ピン(0.78)
プラグ:3.5mmステレオミニ

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