光城精工から、オーディオビジュアル用アースケーブル「Clone1R(KS-S3000RY)」と「Clone2R(KS-Z2200RY)」が発表された。価格はどちらも¥8,800(税別)で、6月20日の発売予定。

 今回の2モデルは、アースケーブルに使用される線材や使用部材のコンビネーションにより、アース環境を整えて音質向上を図る製品だ。既にClone1/2が発売されており、こちらは両端がY端子になっていたが、Clone1R/2Rは片方がRCAプラグ、反対側がY端子という仕様で、バリエーションの追加とシリーズ化が行われている。

画像: 「Clone1R(KS-S3000RY)」

「Clone1R(KS-S3000RY)」

 Clone1RとClone2Rでは使われている導体素材が異なっている。

 まず、Clone1RはPC-Triple C導体を採用し、ケーブルの製造手法として新たに編み出された連続鍛造伸延技術により、結晶を長手方向に連続化させることに成功。信号の伝送を妨げる結晶粒界を極力減らし、優れた導通性能を実現した。

 Clone2Rは、超高純度6NCu(純度99.9999%)を中心に、HiFC(銅に極微量なチタンを添加することで銅中の不純物をコントロールした高機能純銅線)、PCUHD(厳選した原材料の介在物や不純物の混入を管理して鋳造した高純度無酸素銅)、OFC(高純度無酸素銅)の4種類の素材を独自構成でハイブリッド化した新導体が使われている。

 Clone1Rでは全体的にほんのり明るく朗らで見通しがよく、高域の伸び、余韻が綺麗でバランスに優れた音を、Clone2Rでは高解像度に加え、奥行感、立体感が増し、中高域の艶、余韻に優れた音を目指したそうだ。

 その他の共通の特長としては、接続用RCAプラグにオリジナルの真鍮削り出しプラグ(ソルダレス仕様)を採用し、ハンダ素材が持つ固有の音色を排除、使用導体が持つ特徴をダイレクトに伝達している。反対側のY型端子は専用工具による圧着加工効果で、圧着部とケーブルを融着一体化させている他、両端末には音質向上ならびに酸化防止となる金メッキを採用した。

画像: 「Clone2R(KS-Z2200RY)」

「Clone2R(KS-Z2200RY)」

「Clone1R」の主なスペック

●内部導体:PC-Triple C
●導体断面積:2sq(0.26mm×37本)
●絶縁体:ポリエチレン
●絶縁体+導体外径:φ3
●シース:編組チューブ(黒:ポリエチレンテレフタレート)UL/CSA規格
●シース外径:約φ5.5
●長さ:1.2m
●RCAプラグ:金メッキ(Ni+Au0.1.0.5μ)オリジナル真鍮削り出し(ソルダレス仕様)
●Y型端子:金メッキ(Ni+Au0.1.0.5μ)裸端子(M4.M6推奨)

「Clone2R」の主なスペック

●内部導体:6NCu+HiFC+PCUHD+OFC(4種ハイブリッド)
●導体断面積:2sq
●絶縁体:ポリ塩化ビニル(PVC)
●絶縁体+導体外径:φ3
●シース:編組チューブ(黒:ポリエチレンテレフタレート)UL/CSA規格
●シース外径:約φ5
●長さ:1.2m
●RCAプラグ:金メッキ(Ni+Au0.1.0.5μ)オリジナル真鍮削り出し(ソルダレス仕様)
●端子:Y型金メッキ(Ni+Au0.1.0.5μ)裸端子(M4.M6推奨)

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