ソニーから、近年世界的な盛り上がりを見せているオンライン動画(Vlog)市場へ向けた、新カテゴリーのカメラ製品「VLOGCAM ZV-1」「VLOGCAM ZV-1G」が、6月19日に発売される。価格はオープンで、想定市場価格はVLOGCAM ZV-1が¥91,000前後、VLOGCAM ZV-1Gは¥104,000前後となる。

画像: 「VLOGCAM ZV-1」

「VLOGCAM ZV-1」

 VLOGCAM ZV-1Gは、VLOGCAM ZV-1(カメラ本体)に、シューティンググリップ「GP-VPT2BT」&バッテリー「NP-BX1」を同梱したパッケージとなる。

画像: 「VLOGCAM ZV-1G」はシューティンググリップが付属する

「VLOGCAM ZV-1G」はシューティンググリップが付属する

 VLOGCAM ZV-1、およびVLOGCAM ZV-1Gは、Vlog市場のニーズに合わせてソニーが投入するカメラ。新たにVLOGCAMというサブブランドを創設し、製品名に付与している。

 Vlog市場そのものは昨年から急激な伸長を記録しているそうで、今年は昨年比150%増と、ソニーは予測。同時に、スマホからステップアップし、専用カメラを購入する層を10万人と想定し、そこへ向け、Vlog撮影に便利な機能・スペックを搭載した製品を投入することになった。

 ソニーが想定する、Vlog撮影に必要(便利)となる項目は5つ――「簡単操作・AF性能」「小型・軽量ボディ」「高画質」「高音質」「手ブレ補正」ということで、同社デジタルスチルカメラ「DSC-RX100」シリーズをベースに開発が行なわれている。

 本体は、現行DSC-RX100 VIIに対して数mm大きくなっているが、質量は294g(RX100 VIIは302g)と、軽量化されている。

 搭載するセンサーは、同シリーズのアイコンでもある1型CMOS仕様(約2010万画素)であり、レンズの焦点距離は24mm~70mm(35mm判換算)、F値はF1.8-F2.8と、RX100 Vに近いものとなっている。

 デザイン(外観)は、Vlog用途向けにリファインされており、液晶は自分撮りに便利なバリアングル機構が採用されている(水平方向176度、回転方向270度)。

 マイクは3カプセルで、指向性はややカメラ前方をカバーするように設計されている。ウインドノイズ低減機構が盛り込まれているほか、ウインドスクリーンも付属する。写真のようにカメラ上部(マイク部分)に装着可能だ。

画像: ソニー、Vlog市場へ向けた新カテゴリーカメラ「VLOGCAM ZV-1」を6月19日に発売。商品へのピント合わせや、歩き撮り時の顔フォーカスなど、便利仕様・機能を満載

 さて、Vlog用途で便利な機能としては、いわゆる商品系レビューに便利に使える「商品レビュー」設定が挙げられる。その名の通り、商品映えするように撮影できるもので、商品説明を行なう際、カメラのピント(フォーカス)を素早く(顔の手前にある)製品に合焦させることができる。カメラ操作の知識がなくても、ワンボタンで機能をONできる。

 また、背景をぼかした撮影も、ワンボタンで行なえるし、フォーカス性能については、RX100シリーズの特徴でもあるファストハイブリッドAFシステムによって、高速・高精度に動作するようになっている。対象物を追尾する「リアルタイムトラッキング」も可能だ。

 よくある歩き撮りにおいても、「リアルタイム瞳AF」によって顔にピントを合わせながらの撮影が、光学式と電子式を組み合わせたハイブリッド式手ブレ補正によって、安定した状態で行なえるのも特徴となるだろう。

 ちなみに、本VLOGCAM ZV-1をWebカメラとして使えるようするPC用ソフトが、7月を目途に公開される予定という。

 今回VLOGCAMの発売を記念して、「Adobe Premiere Rush 3カ月無料キャンペーン」が実施される。6月19日~9月28日の間に製品を購入したユーザーを対象に(申し込み期間は6/19~10/12)、通常980円+税/月かかる使用料が3カ月間無料になるもの(3か月間無料権限付URLが発行される)。

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