オンキヨー&パイオニアは、Klipsch(クリプシュ)の「Heritage」シリーズ3ウェイホーン型スピーカー「CORNWALL IV」を5月末に発売する。市場想定価格は41万円前後(税別)で、仕上げはWALNUT/BLACK/CHERRYの3種類をラインナップしている。

 Heritageシリーズは、1959年にフルレンジスピーカーとして設計されたモデルで、以来、創業者ポールW.クリプシュの意志を受け継ぎ、米国アーカンソー州ホープの職人の手によって作り続けられている。

 今回のCORNWALL IVは、明瞭度とディテイルの改善のため、新規の中域用ドライバーと新規ミッドレンジにTractrixホーンを採用したことに加え、新たなポートを備えることで、明瞭度と深みのある低音の再生を実現している。より音楽に没頭し、本格的にミュージックライフを楽しめる商品を目指したという。

画像: 「CORNWALL IV」のウォールナット仕上げ

「CORNWALL IV」のウォールナット仕上げ

 新製品の主な特長は以下の通り。

●新たにK-702ミッドレンジコンプレッションドライバーが組み込まれ、細部に渡る表現性とダイナミクスさを両立させた。K-702は改良されたTractrixホーンの組み合わせと、中域のカバレージの改善とコントロールを実現するMumpsテクノロジーによって、リスニングエリア全体でより安定したサウンドを提供する。新しいフェーズプラグを特徴としたK-107-TIチタニウム振動板HFドライバーは、高域がリスニングエリア全体で均一となり、より広いスイートスポットを実現可能。

●Tractrixポートには、ポートに流入する気流の乱れの低減に効果的なフレアが設置されており、もっとも効率的で最速の空気の流れを再現して、ポートノイズを低減する。

●新規ネットワークを採用することで、回路全体の電気的な劣化を最小限に抑え、クラス最高級の効率と耐入力でよりリアルなサウンドを実現。

●強力で汎用性のある高品質の入力端子を用いており、バイワイアリングまたはバイアンプ接続が可能。入力パネルにはアルミ二ウムを、内部配線には電気的劣化と効率損失を最小限に抑えるケーブルを採用。

●木目が対象になるように、正確な対称性を保持したキャビネットは美しく一貫した仕上がりを実現。左右ペアで同じ木材から作られた板材を使用することで、各キャビネットを慎重に一致させている。各スピーカーはシリアル番号で管理し、左右の組み合わせに対し細心の注意が払われている。※受注生産の商品の場合

画像: 左がブラックで、右はチェリー

左がブラックで、右はチェリー

「CORNWALL IV」の主なスペック

●型式:3ウェイ3スピーカー、バスレフ型
●使用ユニット:25.4mmチタニウム振動板+コンプレッションドライバー(K-107-TI)、
 44.5mmポリイミド振動板+コンプレッションドライバー(K-702)、
 381mm繊維複合材料コーン型ウーファー(K-33-E)
●再生周波数帯域(+/-4dB):32Hz〜20kHz
●出力音圧レベル:102dB/2.83V/m
●最大出力音圧レベル:119dB
●インピーダンス:8Ω
●クロスオーバー周波数:5kHz、700Hz
●寸法/質量:W643×H965.2×D394mm/45.35kg

 なおCORNWALL IVは、秋葉原の「ONKYO BASE」にて、緊急事態宣言が解除され次第予約制で試聴体験会を実施する予定という。詳細はONKYO BASE公式サイトで案内されるので、気になる方はこまめにチェックを。
●会場:東京都千代田区神田須田町1丁目25番地1 mAAch ecute 神田万世橋内「ONKYO BASE」

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