Bang＆Olufsen（バング＆オルフセン）から、インテリアとの融合も意識したスマートスピーカー「Beosound Balance」が発売される。価格は￥260,000（税別）で、Bang & Olufsen専門店で3月14日（土）から先行発売を開始、家電量販店では4月上旬の発売を予定している
Beosound Balanceは、無垢のオーク材やニットテキスタイルなどを採用した柔らかく丸いシルエットが特徴だ。英国の工業デザインスタジオLAYERの創設者ベンジャミン・ヒューバート氏と共同でデザインされており、広いリビングスペースでもサウンド性能を一切妥協せず、かつ美しいインテリアオブジェとしての要素も併せ持つシェルフ置きスピーカーとして開発されている。
本体カラーは、Natural oak（左）とBlack oak（右）をラインナップ
そして操作面でも、インテリア性とサウンドクォリティを両立する機能が盛り込まれている。
まず本体操作のインターフェイスは、ユーザーがスピーカーに近づくと自動的に浮き出て、快適なタッチ操作を誘導する。天面プレートの輪郭をスワイプする事でボリュウム調整ができ、各操作アイコンをタッチすると曲送り、一時停止などの操作ができる。スピーカーから離れるとインターフェイスはフェードアウトし、天面はアルミニウムの表面だけとなる。
サウンド面では、5 1/4インチウーファー×2、3インチフルレンジ×2、2インチフルレンジ×2、3/4インチトゥイーター×1という7スピーカーを搭載。ふたつのウーファーを対峙したポジションに搭載する事で不要な振動を抑え、自然で心地いい低域を再現してくれる。
さらに、Beosound Balanceはスピーカーの周囲を均一なサウンドで満たす「全指向モード」とリスナーが聴きたい位置へダイレクトにサウンドを向ける「指向制御モード」を搭載した。この制御技術は同社のフラッグシップモデルであるBeolabシリーズから踏襲されたものだという。
実際の動作としては、設置時に内蔵マイクによって個々の部屋の音響特性を分析し、音響反射の測定結果に基づいたフィルターを設定する事で、最善のサウンドに補正してくれる。測定には低周波数を使用し、精緻な測定により環境に合わせて最適に調整されたサウンドを楽しむ事ができるという。
音楽ソースとしては、Google Chromecast、Apple Airplay2、およびSpotify Connect（6月までに対応予定）やBluetooth経由の再生が可能。Google AssistantとAmazon Alexa（2020年後半に対応予定）などの主要な音声アシスタント機能も搭載し、Wi-Fi接続環境下で音楽を再生したり、ニュースを確認したりとハンズフリーで使用できる。
本体天板のアルミフェイスには小さな開口部が設けられており、人が近づくとライトが点灯して各ボタンが認識しやすくなる仕組だ
「Beosound Balance」の主なスペック
●使用ユニット：5 1/4インチ ウーファー×2、3インチフルレンジ×2、2インチフルレンジ×2、3/4インチトゥイーター×1
●再生周波数帯域：33Hz～23kHz
●最大音量：104 dB SPL
●ワイヤレス接続：Wi-fi/WLAN 802.11 b/g/n/ac (2.4GHz & 5GHz)、2x2 MIMO
●対応ストリーミングサービス：Chromecast built-in、Apple AirPlay 2、Bluetooth音声ストリーミング、アナログライン入力端子でのオーディオ再生
●接続端子：ライン入力/光デジタル音声入力兼用×1、Ethernet×2、USB Type-C×1、他
●主な特徴：セットアップ時にActive Room Compensationによる自動補正を実行、Beosound Balanceを2台ペアリングしてステレオ再生も可能（ペアリングはGoogle Homeアプリで行なう）
●寸法/質量：直径200×高さ380mm/7.2kg
