イタリアのソナス・ファベールから、ブックシェルフスピーカーの「Minima Amator II(ミニマ・アマトールII)」が発表された。同時にMinima Amator II用のスピーカースタンドも2モデル登場する。すべて3月4日の発売予定で、それぞれの価格と型番は以下の通り。

●ブックシェルフスピーカー:
Minima Amator II¥520,000(ペア、税別)
●スピーカースタンド:
Stand Olympica NOVA¥100,000(ペア、税別)、Carrara Stand¥180,000(ペア、税別)

画像: ソナス・ファベールの「Minima Amator II」が3月4日に発売決定。貴重な素材、高度な職人技術、独創的な発想によって生み出された芸術品のようなスピーカー

 同社は昨年、設立35周年記念モデルであり、「HERITAGE COLLECTION」の第1弾となる「Electa Amator III」を発売し、多くのオーディオファイルから好評を集めた。今回のMinima Amator IIは、このHERITAGE COLLECTIONの第2弾となる製品だ。

 そもそも「Minima」シリーズは1990年の初代機登場以来、1993年の「Minima Amator」、2008年の「Minima Vintage」と進化を続けてきた。今回の新製品は、Minima Amatorを彷彿とさせる輪郭や質感を継承しながら、新設計された斬新なデザインを採用している。

 キャビネットの木材には、加工が難しい無垢のウォールナット材を使用。その中でも良質な素材を厳選し、職人の手により一台ずつていねいに成形することで、ブックシェルフ型のイメージを超えた低域再生や広い音場再現能力を獲得したという。

画像: 28mmシルクドーム型トゥイーター(左)と150mmウーファー(右)

28mmシルクドーム型トゥイーター(左)と150mmウーファー(右)

 採用されたユニットは、28mmトゥイーターと150mmウーファーで、トゥイーターには初代Minima Amatorでも使われていた3脚のアロー・ポイント・ デザインを、独自技術のDAD(Damped Apex Dome)テクノロジーを採用して再現した。このDADは、ソフトドーム型とリングラジエーターの利点を兼ね備えた技術で、現代ソナス・ファベールのキー・テクノロジーのひとつとなっている。

 150mmウーファーは本機用に新設計されたもの。振動板はセルロース・パルプを自然乾燥させた素材をブレンドしたカスタムメイドで、力強く濁りのない低域再生と広帯域に渡る高解像度を実現している。

 スピーカー端子はバイワイヤリングにも対応。クロスオーバー・ネットワークは、同社最上位シリーズと同様の「パラクロス・トポロジー・テクノロジー」が採用されている。

画像: 左が「Stand Olympica NOVA」で右は「Carrara Stand」。Carrara Standは「Electa Amator III」用のスタンドを単体として発売する

左が「Stand Olympica NOVA」で右は「Carrara Stand」。Carrara Standは「Electa Amator III」用のスタンドを単体として発売する

「Minima Amator II」の主なスペック

●型式:2ウェイ2スピーカー、バスレフ型
●使用ユニット:28mmシルクドーム型トゥイーター、150mmコーン型ウーファー
●再生周波数帯域:50Hz〜35kHz
●能率:87dB/W/m
●インピーダンス:4Ω
●クロスオーバ周波数:2,500Hz
●寸法/質量:W200×H325×D310mm(突起部含む)/7.1kg

This article is a sponsored article by
''.