I・O DATA(アイ・オー・データ)から、2020年春の新製品が発表された。今回登場した新製品/新サービスは以下の通り。

PlatCast
CDレコ5「CD-5WK/CD-5WW」(市場想定価格¥12,800前後、税別、2月中旬発売)
DVDミレル「DVRP-W8AI3」(市場想定価格¥15,800前後、税別、2月中旬発売)
fidata Music Appアップデート
コンシューマNAS「HDL-AAX/HDL2-AAXシリーズ」
法人向けNAS「HDL-AAXW/HDL2-AAXWシリーズ」

 またこの他にも、液晶ディスプレイやWiFiルーター、fidataの4周年記念モデルなどが参考出展されていた。以下ではその中からオーディオビジュアルに関連した製品をピックアップして紹介する。

CDレコ5「CD-5WK」「CD-5WW」

画像: CDレコ5「CD-5WK」「CD-5WW」
画像: 現在開発中の「エバンゲリオン」モデルはこのようなデザインになる予定

現在開発中の「エバンゲリオン」モデルはこのようなデザインになる予定

 パソコンを使わずに、音楽CDを直接スマートフォンに取り込めることで人気のシリーズ最新モデルが「CDレコ5」。5GHz帯での通信環境であれば、60分のCDが約4分で取り込めるなど、快適な操作性を実現。さらに、先日発表されたソニーのウォークマン「NW-100/NW-ZX500」シリーズと組み合わせて使えることも注目だ。

 今回は天板にガラスパネルを採用し、より美しいフォルムとなった。さらに天板パネルはマグネットで着脱でき、様々なキャラクターがデザインされたオプションボード(別売)との交換も可能になっている。

 そのオプションボードとしては、初音ミクを採用した「ミクレコ第2弾」(2月発売予定)やエヴァンゲリオンモデル(参考出品)などの展開が企画されているそうだ。

DVDミレルDVRP-W8AI3」

画像: DVDミレルDVRP-W8AI3」

 スマホやタブレットと無線で接続し、専用アプリを介してDVDの映像を視聴するDVDミレルもニューモデルが登場した。

 今回は別売のモバイルバッテリーでの駆動も可能になり、移動中や宿泊先でもDVDミレルが使えるようになっている。また天板には1mm厚のガラスパネルが採用されている。

fidata Music Appfor iOS

 ハイエンドオーディオブランドfidataの操作用アプリがアップデートされ、ローカル再生にも対応する。具体的にはfidata Music Appからの再生先として、操作しているiPhoneやiPad自体を指定できるようになった。これによりiPhoneやiPadで楽曲が聴けるようになるわけだ。Andoroid版も今春対応予定とのこと。

 その他にも、OpenHome非対応のネットワークプレーヤーでプレイリストの連続再生ができる、DoPWAP方式に対応したネットワークプレーヤーでDSD再生ができるといった改善もなされている。

fidata4周年モデル「HFAS1-S20」

画像: fidata4周年モデル「HFAS1-S20」

 fidataのミュージックサーバー発売4周年記念モデルが、限定40台で発売される。基本仕様は「HFAS1-S10」と同等だが、搭載されるSSDメモリーが1Tバイト×2基に変更されている。

 発売開始は今年の春頃で、価格も決まっていないそうだが、現在HFAS1-S10が生産を終了してしまっているので、気になるオーディオファンは多いことだろう。

スマートフォン用アナログレコーダー「AD-1」

画像: スマートフォン用アナログレコーダー「AD-1」
画像: 「AD-1」は片方にアナログ入力(上写真左側)を、反対側にUSB出力を備えたケーブル状の製品だ。これをアナログ再生機とスマートフォンやウォクーマン(対応機)につなぐことで、パソコンレスでのデジタル録音が可能になる。録音用アプリは「CDレコミュージック」を使う

「AD-1」は片方にアナログ入力(上写真左側)を、反対側にUSB出力を備えたケーブル状の製品だ。これをアナログ再生機とスマートフォンやウォクーマン(対応機)につなぐことで、パソコンレスでのデジタル録音が可能になる。録音用アプリは「CDレコミュージック」を使う

 手持ちのアナログ音源を、パソコンを使わずにスマートフォンに直接取り込みたいという声に応えた注目アイテムだ。

 AD-1本体はレコード入力用のRCA端子(MMフォノイコライザー内蔵)、アナログライン入出力(3.5mm)を備え、出力側はUSB Type-A(Type-A→Type-C変換ケーブルが付属)という仕様で。これを介することでレコードやカセットテープなどの音をそのままスマホに保存できることになる。

 録音用のソフトはアイ・オー・データから「CDレコミュージック」が提供される予定で、録音品質は44.1kHz/16ビットのCD音質(FLAC)とAAC(96〜320kbps)の合計5ステップが準備されている。

 AD-1は今春発売予定で、市場想定価格¥8,000前後を目指しているそうだ。

音楽プレーヤーAPP「CDレコミュージック」

画像: 音楽プレーヤーAPP「CDレコミュージック」

 従来提供されていた「CDレコ」アプリの次世代版として提供される予定で、進化点としては先述のアナログ録音機能に加えて、5つの再生モードが追加されている。

 これは楽曲再生時に、「アーティスト」「ジェネレーション」「ジャンル」「ムード」という4つのテーマでアプリ側が自動的にプレイリストを作成して再生してくれるもの。この他に「ノーマルプレイリスト」もあるので、合計で5つの再生方法を楽しめることになる。

 CDレコミュージックはこれまでの「CDレコ」(ハードウェアドライブ)でも使用可能で、リリース後は順次置き換わっていくことになる。アプリ自体はAD-1と同時期のリリースを予定しているとのこと。

ゲーミングモニター「LCD-GC271HXB」

画像: ゲーミングモニター「LCD-GC271HXB」

 Giga Crystaシリーズの、ゲーム用27インチ液晶モニターで、解像度はフルHDを備える。一番の特徴は最大165Hz(165p)の高速リフレッシュレートを実現している点だろう。これによりゲームなどでも、なめらかで美しい映像を再現できることになる。

 接続端子はDisplayPortを1系統とHDMI入力を3系統備え、このうちDisplayPortと1系統のHDMIから2k/165Hz信号を受け付けてくれる。

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