日本電気(NEC)は、ビジネス・教育向けのパソコン・タブレットの仕様を強化し、新たなラインナップとして、合計17タイプ57モデルを発表した。受注は本日1月15日より開始し、出荷は1月21日より順次行なう。ここでは、ノートタイプ「VersaPro」シリーズの特徴を紹介したい。

<VersaPro ノートタイプ>
【A4ノート】
タイプVD ¥222,000~
タイプVX ¥170,500~
タイプVA ¥165,000~
タイプVE(新) ¥156,500~
タイプVL オープン価格
タイプVF(新) オープン価格
タイプVM(新) ¥206,500~

【モバイル】
UltraLiteタイプVG ¥344,000~
UltraLiteタイプVB ¥249,000~
UltraLiteタイプVC(新) ¥212,000~

※新と付いたのが新製品 他は継続 価格は税別

 今回のラインナップの中で新機軸となるのは、可搬性も加味したA4ノートとモバイルの中間に位置する「タイプVM」。NECではこれまで、政府の推進する「働き方改革」に沿った製品を展開してきたが、今回のタイプVMは、画面(文字)の視認性と表示範囲の広さに留意しつつも、主に社内での持ち運びやすさを追求して、14インチという画面サイズを採用した新筐体となっているのが特徴だ。

画像: 14型液晶を搭載したタイムVM

14型液晶を搭載したタイムVM

画像: NEC、ビジネス用パソコンの2020年春モデルとして、モバイル性を強化した14型液晶搭載の「タイプVM」ほか、全17シリーズ57モデルを発表
画像: SDカードスロット、有線LAN端子を装備

SDカードスロット、有線LAN端子を装備

画像: 15.6型ノートに比べて約40%体積を少なくでき、フリーアドレス仕様のオフィスなどでは、荷物カバンにスッと収納できるスリム&コンパクトさを実現

15.6型ノートに比べて約40%体積を少なくでき、フリーアドレス仕様のオフィスなどでは、荷物カバンにスッと収納できるスリム&コンパクトさを実現

 バッテリーは内蔵タイプで、およそ9.4時間の駆動が可能であり、一度満充電しておけばほぼ一日中使える計算だ。質量も約1.48kgと、15.6型画面のモデル(タイプVXなど。約2.2kg)に比べて軽量に仕上げられており、社内での移動(=モバイル)でも、かさばらず、重すぎずという絶妙なバランスにまとめられているのが分かるだろう。

 CPUはインテルの第8世代の4コアモデルとなり、処理スピードだけでなく、省エネ性も高められている(ただし、選択はCore i5とi3の2種類に絞られている)。

 また、ビジネス用途ということで、各種端子類も豊富に搭載しており、USB Type-A(3.0)×2、Type-C×1、HDMI、SDメモリーカードスロット、そして有線LANポートも備えている。電源はUSB PDではなく、専用のDCコネクター仕様だ。

 一方、モバイルタイプで注目なのは、UltraLiteタイプVC。12.5型の画面と、1kgを切った約947gの軽量ボディが特徴。バッテリーは約11時間の駆動に対応する。

画像: モバイル性を高めた「UltraLiteタイプVC」

モバイル性を高めた「UltraLiteタイプVC」

 本体が小さくても、キーボードは15.6型並みの18.7mmのキーピッチと、1.4mmのキーストロークを持ち、入力のしやすさも担保されている。端子類も、USB Type-A(3.0)×2、Type-C×1(DC電源兼用)、HDMI×1、SDカードスロット、そして折りたたみ式とはなるが有線LANポートもきっちりと実装されているので、ビジネス用途でも過不足なく使えるだろう。

画像: 背面には折り畳み式の有線LAN端子を装備する

背面には折り畳み式の有線LAN端子を装備する

 CPUは、さらに省エネを推し進めたインテルの第10世代であり、種別はCore i7かi5かを選択できる。

 なお、VersaProシリーズはビジネスモデルということで、webカメラ搭載機については、BTO(受注生産)で、NECの得意技術である顔認証機能を有するセキュリティソフト「NeoFace Monitor V5」を選択できる。最新のV5では、マスクをしていても顔認証が行なえるよう機能がアップされている。

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