ラックスマンから、SACD/CDプレーヤー「D-10X」(¥1,200,000、税別)と、CDプレーヤー「D-03X」(¥268,000、税別)が発売される。発売はどちらも12月下旬の予定だ。

 D-10Xは、2014年3月に発売された「D-08u」の後継となる新しいフラッグシップSACD/CDプレーヤーだ。読み取りから出力まで理想的な信号経路を実現するレフトサイドメカ構成はそのままに、あらゆる部分を考えられ得る最高スペックのパーツや最新技術により一新している。

 一方のD-03Xは。CD/SACDプレーヤー「D-05u」の基本構成を受け継ぎ、新しい高信頼CD専用メカの搭載とUSB入力によるPCM/DSDのハイレゾファイル再生に加え近年、タイトル数が増加しているMQA(MQA-CD/MQAファイル)にも対応した最新のデジタル・メディアプレーヤーとなる。

 両モデルの主な特長とスペックは以下の通り。

画像: 「D-10X」

「D-10X」

「D-10X」の主な特長

●ディスクドライブ・メカニズム
・新メカの採用とメカの取り付け部をサイドフレームに貫通一体化することで剛性を高めた、8mm厚のフロント部からリアエンドまで貫かれたアルミサイドフレームと5mm厚のスチールトッププレートにより強固にメカを包み込み、外来振動をリジッドに遮断する新高剛性オリジナルメカ「LxDTM-i」を搭載
・センターメカ構造に対し、物量を投入したアナログ回路のための容積の確保や各種信号の理想的な流れ、振動経路、重量バランスに優れる、アシンメトリー(非対称)構成のレフトサイドメカ・レイアウト
・防塵と静音性に優れる精緻な動作が特徴のダストプルーフシャッター装備

●デジタル回路
・D/AコンバーターにはROHM社製「MUS-IC」BD34301EKVをデュアル構成(モノラルモード)で搭載
・USB入力は、最大768kHz/32ビットのPCMデータと、DSD22.4MHzに対応。S/PDIF入力は、最大192kHz/24ビットのPCM信号に対応
・MQAデコードは、3色のLEDで明示するフルデコード対応。また、CD、USB、S/PDIFのすべての入力で対応
・発振周波数付近のノイズを低減する、高精度・低ジッターの新超低位相雑音クロックモジュールを搭載
・SACD/DSDファイル再生時に好みの音質に調整する2モードのアナログFIRフィルターを搭載

●アナログ回路
・出力アンプ部には誤差検出精度のさらなる向上を果たし、高域を中心に全体域に渡って歪特性を大幅に改善した独自の帰還方式ODNFの最新バージョンODNF-uを搭載
・独立した出力フィルター・ブロックを持たせず、ODNF回路内部でゆるやかな(1次フィルター×3)帯域処理を施すことで、自然なアナログ波形の再現を実現
・大型電源トランスから各回路独立のレギュレーター+大容量ブロックコンデンサーを経由する高慣性(ハイイナーシャ)の電源環境を構築

●機構・シャーシ電流によるアースインピーダンスの上昇や発生磁界の影響を隔絶するループレスシャーシと、デジタルノイズを遮断するシールドシャーシの複合構造
・銅の伝導率と真鍮の硬度を併せ持つカッパーアロイ製RCA端子とノイトリック社製XLR端子を採用
・微小レベルのデリケートな音楽信号を不要な振動から守る、グラデーション鋳鉄製レッグを装着

●その他
・WAV/FLAC/MP3/DSF/DSDIFF/ALAC/AIFF等のフォーマットに対応したオリジナル音楽再生ソフトLUXMAN Audio Playerに対応
・精緻なブラスターホワイトの仕上げに映える、視認性に優れたズームおよびディマー機能付き表示用FLディスプレイ
・操作性に優れたテンキー付きアルミ製リモコン

画像: 「D-10X」のリアパネル

「D-10X」のリアパネル

「D-10Xの主なスペック」

●再生可能ディスク:SACD、CD
●接続端子:USB入力1系統、デジタル入力3系統(同軸×1、光×2)、デジタル出力2系統(同軸、光)、アナログ出六2系統(バランス、アンバランス)
●対応サンプリング周波数:USB入力(PCM)=44.1k、48k、88.2k、96k、176.4k、192k、352.8k、384k、705.6k、768kHz(16、24、32ビット)、USB入力(DSD)=2.8M、5.6M、11.2M、22.4MHz(1ビット)、USB入力(MQA)=44.1k、48 kHz(24ビット)、(MQAレンダラーモード)=88.2k、96 kHz(24ビット)、デジタル入力= 44.1k、48k、88.2k、96k、176.4k、192kHz(16、20、24ビット)
●寸法/質量:W440×H154×D418mm (ノブ、端子含む)/22.4kg
●消費電力:40W(スタンバイ時1W)

画像: 「D-03X」

「D-03X」

「D-03X」の主な特長

●ディスクドライブ
・メカニズム・新たにスチールトッププレートを追加して精度を増したCD専用メカを搭載し、高精度で安定したデジタル情報の読み取りを実現
・センターメカ構造に対し、物量を投入したアナログ回路のための容積の確保や各種信号の理想的な流れ、振動経路、重量バランスに優れる、アシンメトリー(非対称)構成のレフトサイドメカ・レイアウトを採用
・メカニズム全体を強固なシャーシによって囲うボックス構造で、外来振動をリジッドに遮断

●デジタル回路
・USB入力は、最大384kHz/32ビットのPCMデータと、DSD11.2MHzに対応。S/PDIF入力は、最大192kHz/24ビットのPCM信号に対応
・MQAデコードは、3色のLEDで明示するフルデコード対応。また、CD・USB・S/PDIFのすべての入力で対応
・発振周波数付近のノイズを低減する、高精度・低ジッターの低位相雑音クロックモジュールを搭載
・D/AコンバーターにはTI社製PCM1795をデュアル構成(モノラルモード)で採用
・アイソクロナスに加えBulk Pet転送(4モード)に対応。送受信間の負荷軽減により高品位で安定した再生の選択肢を拡充

●アナログ回路
・モノラルモードで動作させたD/Aコンバーターの差動出力を、完全バランス構成(同一構成のアンプ×4基)のI/V変換回路へ入力し、次段L.P.F(ロー・パス・フィルター)アンプを強力にローインピーダンスドライブ
・大型電源トランスから各回路独立のレギュレーター+大容量ブロックコンデンサーを経由する高慣性(ハイイナーシャ)の電源環境を構築

●機構
・シャーシ電流によるアースインピーダンスの上昇や発生磁界の影響を隔絶するループレスシャーシと、デジタルノイズを遮断するシールドシャーシの複合構造
・大型プラグを装着した高性能なラインケーブルにも対応する18mmピッチ金メッキ仕上げのRCA端子とノイトリック社製XLR端子を採用

●その他
・WAV/FLAC/MP3/DSF/DSDIFF/ALAC/AIFF等のフォーマットに対応したオリジナルの高音質音楽再生ソフトLUXMAN Audio Playerに対応
・精緻なブラスターホワイトの仕上げに映える、視認性に優れたズームおよびディマー機能付き各種モード表示用FLディスプレイ
・操作性に優れたテンキー付きアルミ製リモコンを付属

画像: 「D-03X」のリアパネル

「D-03X」のリアパネル

「D-03Xの主なスペック」

●再生可能ディスク:CD
●接続端子:USB入力1系統、デジタル入力2系統(同軸、光)、デジタル出力2系統(同軸、光)、アナログ出六2系統(バランス、アンバランス)
●対応サンプリング周波数:USB入力(PCM)=44.1k、48k、88.2k、96k、176.4k、192k、352.8k、384k(16、24、32ビット)、USB入力(DSD)=2.8M、5.6M、11.2M(1ビット)、USB入力(MQA)=44.1k、48 kHz(24ビット)、(MQAレンダラーモード)=88.2k、96 kHz(24ビット)、デジタル入力=44.1k、48k、88.2k、96k、176.4k、192kHz(16、20、24ビット)
●寸法/質量:W440×H133×D410mm (ノブ、端子含む)/13.2kg
●消費電力:16W

This article is a sponsored article by
''.