リンジャパンから、同ブランド初のワイヤレススピーカー「Series 3」が発表された。ロンドンの高級デパート、ハロッズでの先行発売となり、日本では2020年1月頃の発売を予定している(価格は未定)。

 Series 3は、リンのデジタルテクノロジーを活用することで、音質と使い勝手のいい、ワイヤレススピーカーの最高峰を目指している。また、「生活のいろんなシーンに加えたい!!」と心から思う美しさを湛えたエレガントな外観とテクスチャーを採用したという。

 キャビネットは、天然のミネラル(鉱物)を粉砕し固めたもので、ワイングラスやウィスキーのテイスティンググラス、上質な花瓶などを思い起こさせる形状を採用。音質、触り心地、ルックス、すべてを兼ね備えた製品となっている。

 2ウェイのユニットを内蔵し、位相ズレのないExaktクロスオーバーにSELEKTと同型のパワーアンプを組み合わせ、小さい音量から雄大なサウンドまで高品位に奏でてくれる。

 再生ソースは、Ethernet接続はもちろん、Wi-FiやBluetoothにも対応。さらに外部入力としてHDMI(ARC)端子も装備している。もちろんExakt Linkも使用可能で、独自の音場補正機能のSpace Optimisationも標準対応だ。

 Spotify Connect、Qobuz、TIDAL、AirPlayコンパチブル、RoonなどDSMシリーズで対応しているサービスも使用可能で、詳細設定は、従来通りKonfigアプリから行なう仕組みだ。

 ラインナップは、DSM機能を内蔵するマスタースピーカーの「301」と、パートナースピーカーの「302」というもの。301だけでも音楽再生はできるが、その場合はモノーラルのみで、302と一緒に使うことでステレオ再生が楽しめるそうだ。

画像: リン初のワイヤレススピーカー「Series 3」が発表された。Wi-FiやBluetooth、HDMIからの再生が可能で、日本発売は2020年1月頃を予定。同社モデルの、Amazon Music HDへの対応も決定

 さらにリンでは、ハイレゾストリーミングサービスの「Amazon Music HD」に対応すると発表した。対応時期は数ヵ月先とのことで詳細は明らかになっていないが、現行モデルはもちろん、モデルチェンジ前の旧型DS、DSM、Exakt DSM、System Hubを含むすべての製品でAmazon Music HDが再生できるようになるという。

 この他に、JBLエベレスト(DD66000/67000/65000)用のExaktクロスオーバーもリリースされた。2wayバイアンプ仕様と4wayクワッドアンプを準備しているそうだ。

 また、2018年末に生産を終了した「KLIMAX DS/3」「AKURATE DS/K/3」が、一部のファンの強い要望を受け、受注生産で対応することも発表されている。仕様、価格は以前から変更はない。

 最後に、PC/MacからDS/DSMに音声を転送し、ステレオシステムで楽しむためのアプリケーションソフト「Songcast App」の更新が終了する。Windowsは本年5月の“1903”更新プログラムから、MacはOSX Catalinaからセキュリティが厳しくなるため、動作が難しくなるかもしれないようだ。

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