ステラでは、米国GRAHAM ENGINEERING(グラハム・エンジニアリング)の最高峰トーンアーム「PHANTOM Elite」にさらなる剛性を付加した上位モデル「PHANTOM Elite Ti」を発売する。受注生産モデルで、価格は10インチが¥2,380,000 (税別、10月1日受注開始)、12インチは¥2,480,000 (税別、12月受注開始)となる。

 同社の設計者、ロバート・グラハムはトーンアーム設計にとってもっとも優先すべき要素は「剛性」だと考えている。グラハム・エンジニアリングでは従来、トーンアームのパイプ部分にのみ軽量高剛性のチタン材を使用していたが、今回はTechDASとの共同開発によるチタン一体切削によるアームワンドを搭載したPHANTOM Elite Tiをラインナップに加えることになったそうだ。

 ヘッドシェル部分を除くアームワンド全体を純チタン材から一体切削加工することで充分な剛性を確保し、かつ継ぎ目で生じるエネルギーロスを排除して、よりリアルなアナログ再生を可能にしている。

「PHANTOM Elite Ti」の主なスペック

●型式:ワンポイント・スタティックバランス型
●有効長:10インチ=246.8mm、12インチ=308.8mm
●スピンドル=ピポット間距離:10インチ=230.1mm、12インチ=295.6mm
●オーバーハング:10インチ=16.7mm、12インチ=13.2mm
●アームベース取付穴:SMEマウント
●適合カートリッジ:5〜18g
●出力端子:DIN 5pin
●トーンアーム重量:120インチ=1,400g、12インチ=1,450g

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