インターネットイニシアティブ(IIJ)では、2019〜20シーズンにおけるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(ベルリン・フィル)の定期演奏会から計5公演をDSD 11.2MHzのハイレゾ音源で無料ライブ配信する(DSD 2.8MHz、リニアPCM 96kHz/24ビットもあり)。

 同社は以前からベルリン・フィルのメディア事業子会社「ベルリン・フィル・メディア」のストリーミングパートナーとして、ベルリン・フィルの演奏会を最新の技術で配信する実証実験を継続的に行なってきている。今回の無料ライブ配信も、そんなIIJだから実現できたことといえるだろう。

 配信で使われるDSD 11.2MHzというフォーマットは、通常インターネットで配信される4K映像と同等のデータ量を持っている。集音用のマイクは、コンサートホール内の最適位置を選んで天井から吊り下げられており、解像度の高い奥行のある音を楽しめるそうだ。

 今回の5講演の詳細は以下の通り。試聴には専用アプリの「PrimeSeat」をインストールしたパソコンや対応DACが必要だ。詳細は同社のサイトから確認していただきたい。

●第一回配信
指揮:パーヴォ・ヤルヴィ
シベリウス:交響詩《タピオラ》
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
シューマン:交響曲第3番変ホ長調《ライン》
※ライブ配信:2019年10月13日午前02:00〜

●第二回配信指揮:クリスティアン・ティーレマン
シュトラウス:16管楽器のためのソナチネ第1番ヘ長調《傷病兵の仕事場から》
シュトラウス:ヘルダーリンの詩による3つの讃歌
シュトラウス:《ばらの騎士》組曲
※ライブ配信:2019年12月8日午前03:00~

●第三回配信指揮:キリル・ペトレンコ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番ハ短調
スーク:交響曲第2番ハ短調《アスラエル》
※ライブ配信:2020年1月12日午前03:00~

●第四回配信
指揮:キリル・ペトレンコ
ストラヴィンスキー:3楽章の交響曲
ツィンマーマン:バレエ組曲《アラゴアーナ》
ラフマニノフ:交響的舞曲
※ライブ配信:2020年2月16日午前03:00~

●第五回配信
指揮:トゥガン・ソヒエフ
アラム・ハチャトゥリアン:フルート協奏曲
ストラヴィンスキー:《春の祭典》
※ライブ配信:2020年5月31日午前02:00~

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