パナソニックブースでは、テクニクスブランドで初となるイヤホン「EAH-TZ700」を展示していた。

 10mm径のダイナミック型ユニットを搭載し、超薄型アルミニウム振動板の歪みを抑えるために磁気回路の一部に磁性流体を活用するなど、いくつかの工夫がある。超低域から100kHzまでの高域をカバーし、この日はイーグルスの「Hotel California」を視聴した。

 ベタな選曲だが、オープニングのアコースティック12弦ギターの音色は艶があり、音場も広大なイメージにある。ドラムとベースがインになるとゴツゴツした実存感が現れ、ハイハットのサウンドもキラキラと輝く。これはイヤホンとして侮れない。欧州価格で1,199ユーロとのこと。

画像1: テクニクスブランドで初となるイヤホン「EAH-TZ700」が登場。磁気回路の一部に磁性流体を活用し、超低域から100kHzまでをカバー【御法川裕三のIFA2019散策 その11】

 またDJ用ヘッドホン「EAH-DJ1200」も初お披露目となる。90年代に発売されヒット商品となった「RP-DJ1200」がベースになっている。先代モデルの血脈を受けつつ、DJ用として片耳でモニタリングしやすい仕様になっている。欧州価格179ユーロで11月に発売予定とか。

画像2: テクニクスブランドで初となるイヤホン「EAH-TZ700」が登場。磁気回路の一部に磁性流体を活用し、超低域から100kHzまでをカバー【御法川裕三のIFA2019散策 その11】

 そして、一昨年からテクニクスが力を入れているプレミアム・コンパクトステレオシステムOTTAVA fの「SC-30」も展示されていた。2台使いでパラレルなステレオ再生も可能になったとのこと。オールインワン・システムであっても、「ステレオ」にこだわりたいユーザーがいるんですねえ。

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