ソニーからAPS-Cセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラのフラッグシップモデル「α6600」と手軽に本格的な撮影が楽しめるスタンダードモデル「α6100」の二機種と、同時に2種類の交換レンズ、「E 16-55mm F2.8 G」「E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS」を発表した。

画像: ソニーがAPS-Cセンサーを搭載したミラーレス一眼カメラのフラッグシップモデル「α6600」とスタンダードモデル「α6100」の二機種を発表。同時に2種類の交換レンズの投入も。

 製品の価格と発売日は以下の通りだ

「α6600 ボディ」 市場推定価格 160,000円前後 (11月1日発売)

「α6100 ボディ」 市場推定価格 90,000円前後 (10月25日発売)

「E 16-55mm F2.8 G」 定価 153,000円 (10月25日発売)

「E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS」 定価 109,000円 (10月25日発売)

※価格はすべて税別表記

 今年初めに発表された「α6400」に続くシリーズの最新モデルとして今回発表された今回の二機種だがそれぞれしっかりとした棲み分けがされており、特徴が分かりやすくなっている。次項からシリーズとソニーの理念の紹介、その後製品の特長と違いを紹介していく。

APS-Cセンサーを搭載したミラーレス一眼という選択肢

 発表会の中でソニーが強調していたのが「5つの基本性能」という項目だった。レンズ・画質・スピード・バッテリーライフ・小型軽量という5つの項目をソニーは“基本の性能”としてその項目を伸ばしていくことを一番の命題としたと語っていた。

 フルサイズの大きさのミラーレス一眼であれば、バッテリーや性能など一眼レフカメラと遜色ない製品が多くなってきた一方で、性質上大きく重くなりやすいのでユーザーが携行しづらいという欠点があった。

 結果的に性能と軽さなどのバランスを考慮し、開発したのが今回発表のあったAPS-Cセンサーを搭載したミラーレス一眼の新製品ということだ。

 では発表された2製品の特徴を紹介していこう。

 まずソニーの代名詞とも言える、AIを用いたリアルタイムトラッキングとリアルタイム瞳AFが今回からはスタンダードモデルα6100、フラッグシップモデルα6600両モデルに搭載されている。しかしスタンダードモデルは写真撮影のみの対応となっており、静止画であれば手軽に最新機能を使うことができる。高速で動く被写体に対して、輝度や被写体との距離から高速処理し、AFを行う動画撮影に関してはフラッグシップモデルのみのとなっている。

 また4K動画の撮影もスタンダードモデルでも対応し、フラッグシップモデルでは従来から対応していたものがHDR撮影にも対応しており、より綺麗な動画の撮影が可能だ。

画像1: APS-Cセンサーを搭載したミラーレス一眼という選択肢

 おおよその機能に関しては2製品に違いはないがフラッグシップモデルにはボディ内の手振れ補正が搭載されている点や、ボディがマグネシウム合金でできており高剛性プラスチック製のスタンダードモデルに比べると高級感を覚える。

 ミラーレス一眼レフの欠点ともいえるバッテリーに関しても大幅な改善が施されており、α6500に比べ撮影可能枚数が231%アップしている。小さいながらもパワーがあることがうかがえる。本体が小さい分、予備バッテリーが持ち歩きやすいのもいい点である。

 そして細かい点ではあるが、フラッグシップモデルにはヘッドフォン端子がつけられたことで動画撮影時の音声モニターも可能となり、より高品質な動画撮影を行うことができる。

 きれいな写真を手軽に取りたいというユーザーにはα6100、細かいところで差をつけてよりいい写真を目指すユーザーはα6600といったところだろう。

画像2: APS-Cセンサーを搭載したミラーレス一眼という選択肢

 同時に発表された2つのレンズはソニーのEマウントに対応しており、今回発表された商品の性能を引き出すことができる製品だ。また、Eマウント対応のフルサイズのレンズをAPS-Cでも使うことができるのもソニーならではのメリットだ。

画像: ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社 デジタルイメージング本部 第1ビジネスユニット シニアゼネラルマネジャーの田中健二氏からEマウントについて説明があった

ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ株式会社 デジタルイメージング本部 第1ビジネスユニット シニアゼネラルマネジャーの田中健二氏からEマウントについて説明があった

 フラッグシップモデルα6600もさることながら、スタンダードモデルα6100もなかなかな高スペックかつボディ単体で100,000円を切っていくのはさすがのソニーといったところであろう。Eマウントを採用していることで、これからの拡張性も期待できるので、使いどころにあわせてぜひ購入を検討してもらいたい。

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