先ほど終了した「第2回 4K・8K映像技術展」で、もうひとつStereoSound ONLINE読者諸氏が気になるであろうアイテムにHDMI2.1対応ケーブルがある。

 HDMI2.1とは、2017年にリリースされた最新仕様で、高解像度化や音声のハイレゾ化といった機能が追加されている。特に映像については、HDMI2.0では最大18Gbpsだった伝送帯域が、新しい伝送モードや方式が追加されたことで最大48Gbpsまで拡張、非圧縮の8K/60p/4:2:0信号が伝送できるようになるという。

 ただしこれだけの大容量データを伝送するとなると、金属導線を使ったケーブルでは長尺化が難しく、実際には光変換ケーブルが主流になるものと思われる。例えば将来的にホームシアターで8Kプロジェクターと8Kチューナーをつなぐといったことが必要になったら、おそらく10〜15mくらいの長さは求められるだろう。

 今回の技術展でも複数の国内外メーカーがHDMI2.1対応を謳う製品を展示していたのでそれらを紹介しておきたい。

画像1: 【4K・8K映像技術展リポート】その3:8K時代のホームシアターで必須アイテムとなるか? HDMI2.1対応ケーブルも多数展示されていた

↑エイム電子からも、48Gbpsの伝送速度を持ち、CECやARCにも対応したケーブルが参考出品されていた。光伝送(石英ファイバー)+銅線のハイブリッド構成で、最長100mまでラインナップするという

画像2: 【4K・8K映像技術展リポート】その3:8K時代のホームシアターで必須アイテムとなるか? HDMI2.1対応ケーブルも多数展示されていた

↑アメリカ、カリフォルニアに本社を置くCosemi Technologies社のHDMI2.1対応ケーブル「Cosemi Opto HD2.1」。日本ではAOCMの愛称でラインナップしている。外部電源が不要なタイプとUSB給電タイプが準備され、最長100mまで揃っているそうだ

画像3: 【4K・8K映像技術展リポート】その3:8K時代のホームシアターで必須アイテムとなるか? HDMI2.1対応ケーブルも多数展示されていた

↑HDMIやUSBケーブルの生産・販売を手がけるエスエス電子も、HDMI2.1対応ケーブルを参考出品。48Gbpsの伝送速度をクリアーしており、非圧縮の8K信号が通信可能という

画像4: 【4K・8K映像技術展リポート】その3:8K時代のホームシアターで必須アイテムとなるか? HDMI2.1対応ケーブルも多数展示されていた

↑中国のLOT(LianGang Optoelectronic Technology Co.,Ltd.)のHDMI2.1対応ケーブルも展示されていた。48Gbpsをクリアーし、8K/60pも伝送できるというが、詳細な技術については説明を聞けなかった……

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