ナスペックは、同社取り扱いのオーディオブランドPLAYBACK DESIGNSの新製品として、一体型SACDプレーヤー「MPS-8 SACD PLAYER」を発表。本日7月10日より受注を開始した(納期はおよそ2ヵ月)。価格は¥3,700,000(税別)となる。

画像: 一体型SACDプレーヤー「MPS-8 SACD PLAYER」

一体型SACDプレーヤー「MPS-8 SACD PLAYER」

画像: 写真はオプションボードを搭載した状態

写真はオプションボードを搭載した状態

 MPS-8 SACD PLAYERは、一体型プレーヤーを、というユーザーの声に応えて登場した製品。2015年に生産を完了した「MPS-5LTD」の後継機であると同時に、昨年発売されて世界中で人気を集めたセパレートモデル「MPT-8」「MPD-8」に投入された各種技術を踏襲して設計された、一体型モデルの最高峰とも言える仕様にまとめられている。

 基本的な設計は、D/AコンバーターMPD-8にトランスポートを搭載する、というコンセプトで設計されており、本機のDAC面でのスペックはMPD-8とほぼ同等という。

 そのDAC部は、一般的なPLL回路を使わず、オリジナル・アルゴリズムで信号処理を行なうことで、ピュアなデジタル信号を取り出すことを可能にしているという。加えて、D/A変換においても、既存のDACチップを使うのではなく、創業者でもあるAndreas Koch考案によるオリジナルのFPGA、その最新回路を3基搭載するという構成を採用している。

 さらに、電源部については、スイッチング電源×1、リニア電源×1という仕様だったMPS-5に比べて、リニア電源×2という構成に変更。トランスポート部、DAC部それぞれにクリーンな電源を供給できるようにした。

 なお、搭載されるトランスポート部は、MPT-8と同等のD&M製となる。

 そのほか、オプションボードとして「Stream-X」を用意。DeezerやTidal、Qobuz、vTunerといったストリーミングサービスの再生が可能となるのに加え、外部USB、またはネットワークストレージ(NAS)のファイル再生もサポートするという(ネットワーク再生はDLNA/UPnPに対応)。予価¥300,000(税別)で、今秋発売予定だ。

MPS-8 SACD PLAYERの主な仕様
搭載メカニズム:D&M製
入力系統(デジタル):
 AES/EBU(XLR)×1(PCM up to 192kHz、DSD via DoP)
 SPDIF(COAX)×1(PCM up to 192kHz、DSD via DoP)
 SPDIF(Toslink)×1(PCM up to 96kHz)
 PLAYLINK(P-LINK)×1(PCM up to 384kHz、DSD up to 11.2MHz) ※
 USB×1(PCM up to 384kHz、DSD up to 11.2MHz) ※
対応OS:Windows7、もしくはそれ以降のOS、Mac OS X 10.6.6、もしくはそれ以降のOS
出力系統(デジタル):
 PLAYLINK(P-LINK)×1
 AES/EBU(XLR)×1(PCM up to 192kHz、DSD via DoP)
出力系統(アナログ):
 バランス(XLR)×1(4.1Vrms @ 1kHz)
 アンバランス(RCA)×1(4.1Vrms@1kHz)
消費電力:100W(最大)
寸法:W460×D430×H130mm
質量:18.2kg
付属品:リモートコントローラー

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