船井電機から、4K有機ELテレビと4K液晶テレビの第3世代ラインナップが発表された。今回のラインナップは以下の通りで、すべて7月20日に発売される。これまで通り全国のヤマダ電機での独占販売となり、市場想定価格は当日店頭で発表される。

<4K有機ELテレビ>
FE-65U7020 (4Kチューナー×2、1TバイトHDD内蔵)
FE-55U7020 (4Kチューナー×2、1TバイトHDD内蔵)

<4K液晶テレビ>
FL-55U4120 (4Kチューナー×2、1TバイトHDD内蔵、倍速パネル搭載)
FL-49U4020 (4Kチューナー×2、1TバイトHDD内蔵)
FL-43U4020 (4Kチューナー×2、1TバイトHDD内蔵)
FL-55U3020 (4Kチューナー非搭載)
FL-43U3020 (4Kチューナー非搭載)
FL-50U3010 (4Kチューナー非搭載)

画像: 有機ELテレビのトップモデル「FE-65U7020」

有機ELテレビのトップモデル「FE-65U7020」

 有機ELテレビや液晶テレビ上位3モデルは4Kダブルチューナーと1TバイトHDDを内蔵し、アンテナをつなぐだけで4K放送の録画も可能だ(DRモードのみ。外付けUSB HDDへの録画も可能)。

 さらに地デジや2KのBS放送(トリプルチューナーを内蔵)を含め、ジャンルや出演者などを設定しておくと、該当する番組を自動予約してくれる「おまかせ録画」や、録画番組をカテゴリー別に自動分類して表示する「おすすめ再生」などの機能も搭載している。

 同社では“これ1台で4Kを観る、録る、楽しむ”をキャッチフレーズに製品の魅力をアピールしていくそうだ。なお地デジや2KのBS放送はSeeQVaultの外付けUSB HDDが使えるが、4K放送はSeeQVaultに非対応なので注意していただきたい。

画像: 各種配信サービスの再生機能も搭載済み

各種配信サービスの再生機能も搭載済み

 さてここからは、各製品の特長を紹介しよう。

 まず有機ELテレビの「FE-65U7020」「FE-55U7020」は両モデルとも2019年最新世代の4K有機ELパネルを搭載し、独自の映像エンジン「クリアピクスエンジン4K HDR OLED Z」を組み合わせることで昨年モデルに比べて精細感やS/Nを改善しているそうだ。

 特に青空などの微妙な階調を含んだ映像で目に付きやすいバンディングノイズの低減と、海辺の岩肌や木々の葉ような微細な情報の再現が進歩しており、よりすっきりとした空や、細部までぼけないディテイル再現が可能になっている。ちなみに今回の画質改善には、映像エンジンの進化が大きかったと担当者は話してくれた。

 HDR規格はHDR10とHLG、ドルビービジョンに対応済みで、ドルビービジョン信号入力時には「ドルビービジョンブライト」「〜ダーク」に加えて、フナイ独自の映像モードも選べるそうだ。

画像: 「FE-65U7020」の接続端子部。HDMI入力1(写真でケーブルがつながっている端子)はARCにも対応する

「FE-65U7020」の接続端子部。HDMI入力1(写真でケーブルがつながっている端子)はARCにも対応する

 音質関連では、トラック型のフルレンジスピーカーとウーファー&パッシブラジエーターを本体正面両サイドに内蔵した2.2chシステムを搭載する。磁気回路にはネオジウムマグネットと銅キャップを採用し、ゆがみを抑えたクリアーなサウンドを目指している。

 音声モードは「ダイナミック」や「シネマ」「ドラマ」などが準備されており、映像モードと連動して切り替わるように設定もできる。

 配信コンテンツではYouTube、AbemaTV、ひかりTV 4K、U-NEXT、アクトビラ4K、DAZN、dTV、TSUTAYA TVの再生に対応しており、契約をすればすぐに楽しめるようになる。無線LAN接続機能も搭載済みだ。

 接続端子は、HDCP2.2対応のHDMI入力を3系統と、アナログビデオ入力を1系統備えている。音声出力は光デジタルが1系統とヘッドホン端子(アナログ音声出力兼用)という仕様だ。

 なお7020シリーズについては、すべて国内工場で製造を行なっており、「JAPAN QUALITY」を標榜している。

画像: 液晶のトップモデルとなる「FL-55U4120」も、4Kチューナーをダブルで搭載

液晶のトップモデルとなる「FL-55U4120」も、4Kチューナーをダブルで搭載

 液晶テレビでは、「FL-55U4120」「FL-49U4020」「FL-43U4020」の3モデルが4Kダブルチューナー内蔵機で、4Kの裏番組録画もできる。

 画質面では4K液晶パネルに「クリアピクスエンジン4K HDR PLUS」を組み合わせている。これは昨年モデルでも使われていたエンジンだが、パネルに合わせて細部のチューニングを行っているそうだ。なお「FL-55U4120」のみ倍速パネルで、他の2モデルは60Hz駆動となる

 HDRについては3モデルともHDR10、HLG、ドルビービジョンに対応。画質モードは有機ELテレビを踏襲している。音質関連はフルレンジスピーカーを2基使ったFUNAIサウンドシステムで、サブウーファーは未搭載となる。配信コンテンツの再生は有機ELテレビと同一の機能を搭載している。接続端子の構成も同様だ。

 4Kチューナー非搭載の「FL-55U3020」「FL-43U3020」「FL-50U3010」はすべて60Hz駆動パネルで、「FL-55U3020」「FL-43U3020」はくっきりモーション120、「FL-50U3010」はなめらか再生処理を行なう。HDR信号は、前者2モデルはHDR10とHLGが、「FL-50U3010」はHDR10の信号が再生可能となっている。

画像: フナイ2019年モデルの主な機能一覧

フナイ2019年モデルの主な機能一覧

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