パナソニックのディーガ・シリーズで初めてBS4Kチューナーを搭載した“4K レコーダー”、それが本機DMR-SUZ2060だ。新4K衛星放送が始まって約半年。NHKを中心に画質・内容ともに予想をはるかに超えるすばらしい番組が次々に放送されていて、オーディオビジュアル趣味の基本である「録って観る歓び」にぼく自身久しぶりに興奮している状態だ

録って観る歓び
4Kチューナー内蔵ディーガ パナソニック DMR-SUZ2060

「貴方の部屋で今もっとも稼働時間の長いAV&オーディオ機器は何か?」と問われれば、ぼくは何の迷いもなくこう答えるだろう。「パナソニックDMR‐SUZ2060だ」と。

 それくらいSUZ2060はぼくの部屋で大活躍している。マイシアターにはプロジェクターを用いたメインシステムとBS4Kチューナーを内蔵していない65型有機ELテレビを使ったサブシステムがあり、SUZ2060を後者に組み入れ、地デジからWOWOW、BS4K、ネットフリックスと多種多様なコンテンツを観て(録って)いるのである。

 SUZ2060を導入した理由は、8K放送を観る前に従来の右旋用BSアンテナで受信できるBS4K放送の番組を精査したかったからだが、実際に本機を用いて観たBS4K画質は、予想をはるかに上回るすばらしさだった。とくに感激したのが、NHKが放送する4Kプログラム。映画や音楽ライヴ、美術番組など目の覚めるような高精細で色鮮やかなプログラムが目白押しだ。

 

画像: SUZ2060には、パナソニック独自の画像処理技術「4Kリアルクロマプロセッサ」を搭載。デコードした4K(4:2:0)信号をマルチタップ処理で、4K(4:2:2)信号または4K(4:4:4)信号に補間することで立体感豊かな自然な映像を実現。4Kコンテンツだけでなく、地デジ、BS、ネット配信映像にも効果がある

SUZ2060には、パナソニック独自の画像処理技術「4Kリアルクロマプロセッサ」を搭載。デコードした4K(4:2:0)信号をマルチタップ処理で、4K(4:2:2)信号または4K(4:4:4)信号に補間することで立体感豊かな自然な映像を実現。4Kコンテンツだけでなく、地デジ、BS、ネット配信映像にも効果がある

 

ハイエンドオーディオに拮抗する映像の世界が出現した

 なかでも凄いのは、超ゴージャスなレンズを奢った8Kカメラで撮られたコンテンツを4K変換して放送される〈8Kベストウインドー〉。パリのルーブル美術館に収められた人類の至宝というべき美術品の数々を接写した『ルーブル 永遠の美』や2016年・東京サントリーホールでのリサイタルを落ち着いたカメラワークで収録した『アンナ・ネトレプコ・in 東京』などは、ぜひ多くのAVファンに観てほしい。このすばらしい画質で西洋美術や名ソプラノのステージの細部を凝視していると、オーディオの至高体験と同じように脳内に快感物質が分泌され、何度も繰り返し観たくなるのだ。〈8Kベストウインドー〉とSUZ2060を得て、ついにハイエンドオーディオに拮抗する映像の世界が出現したとぼくは本気で考えている。

 実際にSUZ2060を使ってみてありがたく感じるのは、その豊富な画質調整機能。BS4K番組は予想していたよりもHDR(HLG/ハイブリッド・ログ・ガンマ)収録作品が少ないが、たとえばHDR収録の『ルーブル〜』を昼間の明るい部屋で観るときなど「画質設定/HDR調整」内の〈ダイナミックレンジ調整〉値をプラス方向に振っていくことで、その照度環境に合ったコントラスト感を得ることができるし、「画質設定/色調整」内の〈色の濃さ〉〈色あい〉を調整して色の再現範囲の広いBT2020色域を自分の好みに近づけることもできる。またBS4K映画コンテンツはSDRのフィルム収録作品が多いが、「再生設定/映像素材」を〈シネマ〉設定することで、高い解像感が維持されながら適正な色温度の穏やかな好ましい画調に変貌する。これらの画質調整はディスプレイでやるよりもぼくの感覚にピタリと寄り添う印象で、重宝している。

 

画像: ハイエンドオーディオに拮抗する映像の世界が出現した
画像: BS4Kで用いられるHLG方式のHDR映像の最高輝度は、4K&HDRテレビ側の性能の関係により、調整が必要な場合もある。SUZ2060ではこの問題を解決する機能を備えている。「画質設定」→「HDR調整」→「ダイナミックレンジ調整」で調整が可能だ

BS4Kで用いられるHLG方式のHDR映像の最高輝度は、4K&HDRテレビ側の性能の関係により、調整が必要な場合もある。SUZ2060ではこの問題を解決する機能を備えている。「画質設定」→「HDR調整」→「ダイナミックレンジ調整」で調整が可能だ

 SUZ2060で唯一不満に感じていたのが、本機で焼いたBD‐R/REが同社製UHDブルーレイプレーヤーで再生できないこと。ぼくはパナソニックの最高峰UHDブルーレイプレーヤーDP‐UB9000を、プロジェクターを用いたメインシステムに組み入れているが、録画したBS4Kプログラムを大画面スクリーンで観たいときは、わざわざサブシステムから本機をはずして移動させていたのである。

 そんなアホな苦労を強いられていたのだが、本稿執筆時に朗報が。この先のファームウェアのアップデートで、SUZ2060で焼いたBD-Rがパナソニック製UHDブルーレイプレーヤー・DP‐UB9000で再生できるようになるというのだ。これでメイン、サブの両システムで簡単にBS4Kの高画質コンテンツが楽しめるようになるわけで、エアチェック生活がますます楽しくなるのは間違いないだろう。

提供:パナソニック

 

画像: 【PR】録って観るハイエンド映像
パナソニック4Kディーガ SUZ2060

4K RECORDER
PANASONIC DMR-SUZ2060 オープン価格
●再生対応ディスク:UHDブルーレイ、BD、ブルーレイ3D、DVD、CD他●内蔵HDD容量:2Tバイト●内蔵チューナー:地上デジタル×3、BS/110度CSデジタル×3、BS4K/110度CS4K×1●接続端子:HDMI出力2系統、デジタル音声出力1系統(光)、USBタイプA 2系統、LAN 1系統、他●寸法/質量:W430×H66×D199mm(突起部含まず)/約2.8Kg●http://diga.jp

 

 

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