アユートは、同社取り扱いのハイレゾオーディオブランドAstell&Kern(アステルアンドケルン)と、独ヘッドホンメーカーbeyerdynamic(ベイヤーダイナミック)とのコラボレーションイヤホン「AK T9iE」を、日本国内では今夏発売すると発表した。価格は未定だが、参考として、グローバルプライスの1199ドルが紹介されている。

画像: AK T9iE

AK T9iE

 AK T9iEは、beyerdynamicの「AK T8iE MkII」を、Astell&Kernのプレーヤーと組み合わせた時にベストとなるサウンドチューニングを施した、(AK T8iE MkIIの)アップデートモデルとなる製品。

 Astell&Kernの目指す原音再生の思想に沿うよう、フラットな特性と高解像度な再現性が得られるチューニング(改良)を行なったという。

 T8→T9への改良点は大きく二つ。一つは、ハウジングの外側に、いわゆる空気穴となる(アコースティック)ベントポートを設けたこと。これは音の反応性を高め、主に低域の再現性を強化する目的で行なわれているそうだ。

画像: AK T9iEとAK T8iE MkIIの相違点

AK T9iEとAK T8iE MkIIの相違点

 もう一つは、音を鼓膜に届ける音導管の出口部分(?)に着けられるフィルターを2層構造にして、異物の混入を防ぐとともに、高域の再現性をよりスムーズにする効果を持たせているという。

画像: AK T9iEはフィルターが2層構造になっている

AK T9iEはフィルターが2層構造になっている

 ちなみにハウジングデザインは、人間工学に基づいて設計されているそうで、そこにAstell&Kernのポータブルプレーヤーにも見られる、面でスパッと切断したような鋭角的な多面構造とすることで、Astell&Kern製品とのデザイン面での統一感も与えられている。

 コネクターはMMCX仕様で、リケーブルも可能。AK T8iE MkIIでは、プラグ形状に合わせて2種類(3.5mmステレオミニと2.5㎜4極バランス)のケーブルを同梱していたが、本AK T9iEでは2.5㎜4極バランスを基本として、2.5㎜→3.5㎜への変換プラグを同梱する。

画像: リケーブル可能で、コネクターはMMCX、プラグは2.5㎜4極バランスとなる

リケーブル可能で、コネクターはMMCX、プラグは2.5㎜4極バランスとなる

 ケーブルの素材については7N OCC銅線に4Nの銀をコーティングしたハイブリッド構造の芯線を採用し、高い伝送特性を持たせている。

画像: 付属のケーブルは、7N OCC銅線に4Nの銀をコーティングしたハイブリッド品

付属のケーブルは、7N OCC銅線に4Nの銀をコーティングしたハイブリッド品

 なお、付属のイヤーチップは、AK T8iE MkIIの5種類から、7種類へとサイズが増やされており、ユーザーそれぞれがより、耳に合ったサイズを選べるようになった。

AK T9iEの主な仕様
ユニット:ダイナミック型
形式:密閉型
周波数特性:8Hz~48kHz (TBD)
インピーダンス:16Ω
許容入力:10mW
THD:0.2%未満
ケーブル:着脱式(MMCX)、2.5mm/4極バランス用プラグ (3.5mm/3極 変換ケーブル付属)

This article is a sponsored article by
''.