ディーアンドエムホールディングスは本日、販売店やマスコミに向けた新製品内覧会を開催した。今回はマランツ、デノン製品はもちろん、同社が輸入販売を手がけているB&Wやオーディオクエストの2019年モデルが並べられ、そのパフォーマンスが紹介されていた。

 その中でも一番の注目は、オーディオクエストのスピーカーケーブルだろう。今回展示されていたFolk Heroes & Mythical Creaturesは以下のラインナップだ。

画像1: ディーアンドエムホールディングスが、新製品展示会を開催。オーディオクエストの最上級ケーブル「Dragon ZERO+Dragon BASS Bi-Wire Combination」は3mペアで¥8,320,000

●Folk Heroes
Robin Hood ZERO ¥279,000(3m、税別)……フルレンジor高域用
Robin Hood BASS ¥279,000(3m、税別)……低域専用
Robin Hood Silver ¥835,000(3m、税別)……フルレンジor高域用
Robin Hood ZERO + BASS BiWire ¥604,000(3m、税別)
Robin Hood Silver + BASS BiWire ¥1,114,000(3m、税別)

William Tell ZERO ¥474,000(3m、税別)……フルレンジor高域用
William Tell BASS ¥308,000(3m、税別)……低域専用
William Tell Silver ¥1,169,000(3m、税別)……フルレンジor高域用
William Tell ZERO + BASS BiWire ¥783,000(3m、税別)
William Tell Silver + BASS BiWire ¥1,478,000(3m、税別)

●Mythical Creatures
Thunder Bird ZERO ¥727,000(3m、税別)……フルレンジor高域用
Thunder Bird BASS ¥546,000(3m、税別)……低域専用
Thunder Bird ZERO + BASS BiWire ¥1,272,000(3m、税別)

Fire Bird ZERO ¥2,492,000(3m、税別)……フルレンジor高域用
Fire Bird BASS ¥1,936,000(3m、税別)……低域専用
Fire Bird ZERO + Thunder Bird BASS BiWire ¥3,038,000(3m、税別)
Fire Bird ZERO + Fire Bird BASS BiWire ¥4,428,000(3m、税別)

Dragon ZERO ¥4,716,000(3m、税別)……フルレンジor高域用
Dragon BASS ¥3,604,000(3m、税別)……低域専用
Dragon ZERO + Thunder Bird BASS BiWire ¥5,262,000(3m、税別)
Dragon ZERO + Fire Bird BASS BiWire ¥6,652,000(3m、税別)
Dragon ZERO + Dragon BASS BiWire ¥8,320,000(3m、税別)

画像2: ディーアンドエムホールディングスが、新製品展示会を開催。オーディオクエストの最上級ケーブル「Dragon ZERO+Dragon BASS Bi-Wire Combination」は3mペアで¥8,320,000

 それぞれ物語のヒーローや神話の生き物の名を与えられたシリーズで、スピーカーケーブルの設計に於いて課題となるアンプのソース・インピーダンスとスピーカーのロード・インピダンスのアンマッチに着目して開発されている。

 これらのケーブルには同社の最新技術となるゼロテクノロジー(ZERO Technology)が採用されている。ゼロテクノロジーを大まかに紹介すると、スピーカーケーブルをプラスとマイナスを分けた構造とすることで、すべての電位を揃える技術となる。これにより、コントラスト再現やトランジェントのレスポンス向上が実現できているそうだ。

 さらにそれぞれのケーブルには伝送する帯域でケーブルの種類が分けられている。まず“ZERO”シリーズは、フルレンジor高域伝送用のベーシックなモデルとなる。

 次の”BASS”シリーズは、ZEROシリーズのユーザーがグレードアップ用として使うアイテムだ。BASSシリーズは低域専用とある通り、バイワイアリング接続時に低域(ウーファー)信号を伝送するケーブルとなる。

 そのポイントとなるのは、グランドノイズ消散技術(Ground Noise Dissipation)だ。これは、ケーブルのマイナス側に用いられているもので、プラス側に2本の導線を使っている場合、マイナス側には4本の導線を準備し、そのうちの2本はアンプとスピーカー間でつながっているが、残りの2本はスピーカー側のみ接続されている。こうすることで0〜10kHz帯域のノイズを大幅にカットできるそうだ。

 なお各ケーブルともアンプ側ターミナルにはバナナ、マルチスペード、Uスペード、Vスペードから、スピーカー側にはバナナとマルチスペードが準備され、それぞれ選択が可能となっている。

画像3: ディーアンドエムホールディングスが、新製品展示会を開催。オーディオクエストの最上級ケーブル「Dragon ZERO+Dragon BASS Bi-Wire Combination」は3mペアで¥8,320,000

 今回はマランツの試聴室でこれらのケーブルによる音の変化を体験させてもらった。まずはリファレンスであるCastle Rockで、その後Thunder Bird ZERO、Thunder Bird ZERO + BASS BiWire、Dragon ZERO + Dragon BASS BiWireと順次つなぎ替えながらジャズトリオや協奏曲のCDを再生した。

 Castle Rockもリファレンスだけあって、ベースの低音感やハープの響きをとても綺麗に聴かせてくれる。だが、Thunder Bird ZEROにつなぎ替えると、音場全体のヌケが向上し、きらびやかになってくる。バイワイア接続ではステージの高さ方向の情報までしっかり出てくるし、低域の安定感も抜群だ。

 最後のDragon ZERO + Dragon BASS BiWireは、別次元と呼びたいサウンドになる。とにかくS/Nのよさが圧倒的で、まさに生音を聴いているかのような音場が再現されたのだ。価格も桁違いだが、この音はぜひ多くのオーディオファンに体験して欲しいと感じたほどだ。

画像4: ディーアンドエムホールディングスが、新製品展示会を開催。オーディオクエストの最上級ケーブル「Dragon ZERO+Dragon BASS Bi-Wire Combination」は3mペアで¥8,320,000

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