デジタルアクセサリーブランド・オウルテックから、完全ワイヤレスイヤホンの新製品「Samu-SE03」が発表された。発売は6月~7月を目標にしており、価格は1万円を切る¥9,980前後を想定している。現在は、発売へ向けてクラウドファンディングを行なっていて、そこではおよそ20%オフの特別価格¥7,980(税込)で製品を入手できるほか、クラウドファンディング限定の低反発のイヤーピースが付属する特典もある。

画像: オウルテックの完全ワイヤレスイヤホン「Samu SE03」

オウルテックの完全ワイヤレスイヤホン「Samu SE03」

画像: 収納ケースは横に引き出すタイプ

収納ケースは横に引き出すタイプ

 Samu-SE03は、オウルテックでは初の完全ワイヤレスであると同時に、ハウジングは業界最小・最軽量クラスのコンパクトさを持ったイヤホン。女性の耳にもフィットするように、当初より小型化を念頭に置いて開発されたそうで、合わせて人間工学に基づいた形状とすることで、装着感も高められている。クラウドファンディングでは、限定で低反発イヤーピースが付属するので、よりフィット感を高めることができるだろう(+遮音性も)。

画像: ハウジング外面には、完全ワイヤレスには珍しい2つのハードボタン付き

ハウジング外面には、完全ワイヤレスには珍しい2つのハードボタン付き

画像: 500円硬貨との大きさ比較

500円硬貨との大きさ比較

画像: [EARIN M2」との比較

[EARIN M2」との比較

画像: オウルテック、最小・最軽量クラスの完全ワイヤレスイヤホン「Samu SE03」を発表。エルゴノミックデザインでどんな耳へもフィット! 7月を目途に一般販売を開始

 本体(ハウジング外面)には、完全ワイヤレスでは珍しく操作ボタンが二つ搭載されており、ポッチのある方は再生/停止操作を、ない方はボリュウムのアップ/ダウン、曲送り/戻しが、耳元で行なえる。タッチ式に比べてハードボタンを持っているため、イヤホンを装着する際などに、予期しない反応(間違って触ってしまう)といった誤操作も減らせるだろう。

 基本的な製品スペックとしては、Bluetoothのバージョンは最新のv5、対応コーデックはSBC、AAC、連続再生時間は約4時間と、完全ワイヤレス製品としては一般的なもの。ユニットは、10mm径のダイナミック型であり、出力音圧レベルは94dBとなっている。IPX4の防水性能を持っている。

 なお、付属ケースはバッテリー内蔵で、収納時に本体への充電も可能。容量としては本体を6回充電でき、本体と合わせれば最長で約24時間の音楽再生が楽しめる。

画像: 収納ケースへの充電はマイクロUSB端子で行なう。ボタンを押すと、残量も表示される

収納ケースへの充電はマイクロUSB端子で行なう。ボタンを押すと、残量も表示される

バランスのよいサウンドで、低音とボーカルが楽しめる仕上がり

 さて、発売に先駆けて製品を試聴する機会があったので、そのインプレッションを簡単に紹介したい。イヤホンを収納するケースは円柱形で、ちょうど5000mAhぐらいの円柱形モバイルバッテリーと同じサイズ(直径30mm、高さ95mm)。完全ワイヤレスの先駆けともいえる「EARIN」の第2世代「M2」に比べると、二回りほど大きいが、持ち運びは邪魔にならないサイズと言える。

 収納は引き出し式で、引き出し用の取っ手もついている。イヤホンをケースから取り出すと自動でペアリングモードになるので、初心者でも操作手順にまごつくことはないはずだ(ペアリングが済むと、2回トーンが鳴って知らせてくれる)。ちなみに、イヤホンは磁石でケースに固定されているので、不意にケースを引き出してしまっても、落とす心配は少ないだろう。

 イヤホンのハウジング形状については、近年の完全ワイヤレスのスタンダードとも言える如雨露型となっていて、指へのひっかかりもあるので、持ちやすいデザインとなっている。

 さて、気になるサウンドは、低域とボーカルの帯域に重点が置かれているようで、量感のある低音と、芯のあるボーカルが楽しめるチューニングとなっている。低音については、ほどよい強調加減であり、さりげなく存在感を増したサウンドが楽しめるので、低域志向のユーザーには好適と思われる。

 対応コーデックがSBCなので、高域の再現性は気になるところだが、特に詰まった印象はなく、帯域バランスも上手に再現されている。高音域の出る楽器などは、意外といっては失礼だが、煌めき感もあり、その余韻が味わえる仕上がりだ。

 なお、タブレッドなどと組み合わせて動画視聴を行なう場合は、SBCというコーデックの制限から来る音の遅延は、残念ながらある。セリフ(リップシンク)や爆発音などは、映像とのズレを感じやすい部分なので、あらかじめ認識しておきたい。

 クラウドファンディングの締め切りは5月24日で、支援者には6月中に製品の発送を行なう予定だという。その後、7月のポタフェス前後を目途に、一般販売を開始する計画ということだ。

オウルテック https://www.owltech.co.jp/product-cat/audio

クラウドファンディングサイト https://www.makuake.com/project/samu/

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