スウェーデンのオーディオブランドPrimare(プライマー)から、コンパクトにまとめられた新しい15シリーズ3モデルが発表された。内訳は下記の通り。

I15 PRISMA 4月1日発売 ¥250,000(税別)
CD15 PRISMA 4月1日発売 ¥250,000(税別)
I15 ANALOG 5~6月発売 ¥200,000(税別)

 特徴は新しいネットワークプレーヤー機能「PRISMA」(プリズマ)を搭載したことで(I15 ANALOGを除く)、操作のレスポンスがよく、使い勝手のいいアプリに仕立てられているという。

 まずはそのPRISMAを搭載したI15 PRISMA&CD15 PRISMAから紹介していこう。開発の基本コンセプトは、1電源回路設計の徹底、2最短距離の回路設計、3直感的な操作の実現、の3点を掲げて行なわれたといい、それをフルサイズコンポ(幅430mm)の約2/3となる幅350mmのコンパクトな筐体に格納している。

 I15 PRISMAは、ネットワークプレーヤー機能搭載のプリメインアンプであり、先述のPRISMAによって(LANは有線接続となる)、192kHz/24bit(PCM)、DSD5.6MHzまでの音楽を、NAS、USBメモリー、ストリーミングの区別なく再生可能。加えて、USB-DAC機能も搭載しており(USB タイプB入力)、PCMは768kHz/32bit、DSD11.2MHzまでのコンテンツにも対応する。

画像: 「I15 PRISMA」

「I15 PRISMA」

画像: プライマーから、コンパクトなボディに高音質を詰め込んだ15シリーズ3モデルが発表。ネットワークプレーヤー機能PRISMA搭載モデル「I15 PRISMA」「CD15 PRISMA」は発売中

 DACには、AKMの「AK4490EQ」チップセットを採用している。

 PRISMAは、AndroidおよびiOSに対応し(操作には7インチ以上の画面を持つ機器が必要)、各種再生機能、プレイリストやキューの作成、本体の入力切替、設定などを手元で行なえるようになっている。

 なお、Chromecast built-in搭載、AirPlay対応なので、同機能対応のポータブル機器などと組み合わせれば、手軽にストリーミング再生も楽しむことができる。

I15 PRISMAの主な仕様
アンプ部
出力:60W×2(8Ω)、100W×2(4Ω)
周波数特性:10Hz~20kHz、0.5dB
SN比:>80dB
THD + N:<0.05%、20Hz~20kHz、10W at 8Ω
アナログ入力: RCA×1
アナログ出力:RCA×1、switchable LINE or PRE

DAC部
周波数特性:20Hz~20kHz +0.1/-0.6dB
SN比:>90dB
デジタル入力:TOSLINK×3(192kHz/24 bit)、RCA×1(192k/24 bit)、3,5mini-plug ×1(192kHz/24 bit)、USB-B×1(up to 768kHz/32bit、up to DSD256/11.2MHz)
デジタル出力:RCA ×1(analog in = 48kHz out digital in = pass-through)
P R I S M A再生可能フォーマット:WAV、LPCM、AIFF、FLAC、ALAC、MP3、MP4 (AAC)、WMA、OGG
DSD入力:USB-A、LAN(up to 192kHz/24 bit; DSD 128/5.6MHz)、Chromecast built-in、Apple Air-play
消費電力:Standby 0.5W、Operate 25W
寸法:W350×D329×H73mm(突起物含む)
質量:6.4kg
カラー:BLK/K(ブラック)、TAN/K(チタン)

 CD15 PRISMAは、CDプレーヤー、ネットワークプレーヤー、そしてUSB DAC機能を搭載したマルチパーパスなモデル。後述するI15 ANALOGとの組み合わせを想定した仕上がりとなっている。

画像: 「CD15 PRISMA」

「CD15 PRISMA」

 ドライブには、フィリップス製のプロ用スロットローディングメカを搭載しており、耐振動性が高く、長期にわたって安定して使える性能を持つという。

 フロントには、電源ボタン1、操作系ボタン2というシンプルな構成ながら、その2個のボタンで、再生、スキップ、一時停止、ストップ、ディスク取り出しといった操作が行なえるようになっている。

 なお、PRISMA機能、USB DAC機能については、I15 PRISMAと同等となる。

CD15 PRISMA の主な仕様
CDメカニズム:Philips Slot Load Disc Drive
周波数特性:20Hz~20kHz: +0.1/-0.65dB
SN比:>80dB (AES17 filter)
THD + N:20Hz~20kHz <0.01%
アナログ出力:RCA×1
デジタル出力:RCA×1、TOSLINK×1
P R I S M A再生可能フォーマット:WAV、LPCM、AIFF、FLAC、ALAC、MP3、MP4 (AAC)、WMA、OGG、DSD
入力:USB-A、LAN (up to 192kHz/24 bit; DSD 128/5.6MHz)、Chromecast built-in、Apple Air-play
消費電力:Standby (ECO): <0.5W、Operating: <10W
寸法:W350×D329×H73mm(突起物含む)
質量:6.6kg
カラー:BLK/K(ブラック)、TAN/K(チタン)

 最後に紹介するI15 ANALOGは、名前の通りのアナログモデルであり、I15 PRISMAから、DAC、およびPRISMA機能を省き、代わりにアナログ入力を5系統に強化(MMフォノ入力あり)したプリメインアンプだ。

画像: 「I15 ANALOG」

「I15 ANALOG」

 アンプモジュールには、特別仕様のHypex UCD102を搭載し、60W×2(8Ω)の出力を持つ。CD15 PRISMAと組み合わせれば、同機搭載のPRISMA機能を使って各種ネットワーク再生も楽しめるようになる。

I15 ANALOGの主な仕様
アンプ
出力:60W×2(8Ω)、100W×2(4Ω)
周波数特性:10Hz~20kHz, -0.5dB
THD + N:<0.05%, 20Hz~20kHz, 10W at 8Ω
SN比:>80dB
アナログ入力:RCA×4、MM Phono×1
アナログ出力:LINE RCA×1、PRE RCA×1
消費電力:Standby 0.5W、Operate 25W
寸法:W350×D329×H73mm (突起物含む)
質量:6.5kg
カラー:BLK/K(ブラック)、TAN/K(チタン)

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