演劇カンパニーアリスインプロジェクトの最新舞台「アイガク2019」の製作発表会見が3月10日、都内で行なわれ、主演の遠藤三貴を筆頭に、多くのキャストらが勢ぞろいして、本番への意気込みを語った。

画像1: 遠藤三貴、北原唯/アリスインプロジェクトの最新作は、夢麻呂演出のアドリブ劇「アイガク2019」、ザ・番長の遠藤を座長に、一丸となって「ファンの笑いを取るぞ!」

 今回演出を担当するのは、演劇界一熱い男という通り名を持つ夢麻呂氏。芝居、歌、ダンス、そしてアドリブ(ゲーム)という構成の本作を「芝居面もしっかりと稽古をつけつつ、僕なりの演出を感じてもらえる作品にしたい」と意気込み、「集団芸というか、テレビのひな壇芸人のような展開を目指している」と、その展開を披露していた。

 ストーリーは、遥か未来の10万年後の地球(?)を舞台に、人間(DB)とハイブリッド(人間+動物)の主導権争いの模様を、コメディ&アドリブ全開で描いたものとなっている。争いを解決するための手段としてゲーム(ここがアドリブ)があり、そのゲームを行なう際にはなんと、夢麻呂氏も驚きの「役を外してください」という指示が(台本に)あるそう(=自分を出してやってくださいという意)。

 会見では、(出席した)キャストが夢麻呂氏の狙う、テレビのひな壇のような状態。メインキャストのコメントをもらった後に、後段に並ぶキャストを想定しつつ、「発言したい人は?」と記者が促すも、反応はなし。すかさず夢麻呂氏が「ここだよ、ココ!」というツッコミを入れると、今回の座組では「番長」と呼ばれている主役の遠藤が、ダチョウ倶楽部よろしく率先して立ち上がるシーンが何度も見られるなど、番長をメインに、早くも和気あいあいとした雰囲気に。が、当の遠藤は「番長と呼ぶのはヤメテ!」と懇願するのだが、その存在・行動自体がすでに、THE番長(座長+番長)という堂々としたものになっており、ニックネームが遠藤そのものを体現しているかのよう(笑)。

 夢麻呂氏のツッコミに応えて立ち上がったのはWキャスト・ヴィオラ役の児玉ももな。「前作(Dance! Dance! Dance! オルタナティブ)では、いつも後ろにいて、お淑やかな役だったので、今回は暴れようかなって思っています」と元気よく宣言していた。

 また、まったく当たることを想定していなかった天音を指すと、「なんですか?」と半ギレ状態での返事に、周囲にいたキャストらはたじたじに。すかさず、「前作(Dance! Dance! Dance! オルタナティブ)で怖い感じの役を演じたら、みんなから怖い人と思われてしまっているので、本作で、本当は怖くないよっていうのを表現したい」と語っていたが、すでにその目論見は崩れてしまったよう。

 先述したように、ゲーム部分では、人間(DB)とハイブリットが、どちらが主導権を得るのかを争うのだが、会見時には負けたチームへの罰ゲームは想定しなかったそう。記者から「やるんですよね」と促された夢麻呂は、「やろうやろう」と快諾。それを聞いたキャストらは、「えー、嫌だー」と声を上げるが、時すでに遅し。罰ゲーム回避を目指して本気のゲームを期待したいと思う。

画像2: 遠藤三貴、北原唯/アリスインプロジェクトの最新作は、夢麻呂演出のアドリブ劇「アイガク2019」、ザ・番長の遠藤を座長に、一丸となって「ファンの笑いを取るぞ!」
画像3: 遠藤三貴、北原唯/アリスインプロジェクトの最新作は、夢麻呂演出のアドリブ劇「アイガク2019」、ザ・番長の遠藤を座長に、一丸となって「ファンの笑いを取るぞ!」
画像4: 遠藤三貴、北原唯/アリスインプロジェクトの最新作は、夢麻呂演出のアドリブ劇「アイガク2019」、ザ・番長の遠藤を座長に、一丸となって「ファンの笑いを取るぞ!」

舞台「アイガク2019」
3月19日から27日まで、池袋シアターKASSAIで上演

<キャスト・人間DB>
遠藤三貴、香咲和花、夢月、安城うらら、増田りあ、水楢日菜、北原唯、荘司里穂、柴崎七虹、長谷川麻由、天音、大澤実環

<キャスト・ハイブリッド>
橘はるか、山下聖良、國井紫苑、小夏心愛、東城希明、若松愛里、大場美優佳、高槻実穂、大森舞生、中島明子、服部美香、大野一二三、児玉ももな

<MC/データスフィア>
椎名亜音、氏家綾乃

<助手/データスフィア>
音羽奈々、神田緋那

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