シャープから、BD/HDDレコーダーの2019年モデル第一弾が発表された。今回は2Kチューナーを内蔵したラインナップで、カラーバリエーションを含む合計7モデルを揃えている。それぞれの型番・価格は以下の通り。

画像: 今回のトップモデルとなる「2B-C20BT3」

今回のトップモデルとなる「2B-C20BT3」

2B-C20BT3(内蔵HDD 2Tバイト、3チューナー) 市場想定価格9万円前後
2B-C10BT3(内蔵HDD 1Tバイト、3チューナー) 市場想定価格8万円前後
※ 以上3月29日発売

画像: 「2B-C20BT1」は内蔵HDD 1Tバイト、3チューナーという仕様

「2B-C20BT1」は内蔵HDD 1Tバイト、3チューナーという仕様

2B-C10BT1(内蔵HDD 1Tバイト、3チューナー) 市場想定価格7万円前後
2B-C20BW1(内蔵HDD 2Tバイト、2チューナー) 市場想定価格7万円前後
2B-C10BW1(内蔵HDD 1Tバイト、2チューナー) 市場想定価格6万円前後
2B-C10BW2(内蔵HDD 1Tバイト、2チューナー) 市場想定価格6万円前後
2B-C05BW1(内蔵HDD 500Gバイト、2チューナー) 市場想定価格5万円前後
※ 以上3月8日発売

 このうちBT3シリーズ2モデルは市販のUHDブルーレイの再生に対応。それに加えて、シャープ製の4Kチューナー内蔵BDレコーダーで4K放送を録画したディスクも再生できる点もポイントだ(他社製レコーダーで4K放送を録画したディスクの再生には非対応)。

 またBT3シリーズは映像と音声のセパレート出力が可能なHDMI端子を2系統搭載しており、AVセンター等につないでサラウンド再生を楽しめるなど、ホームシアター用途を意識した作りとなっている。

画像: AQUOSのリモコンやスマートスピーカーを使い、音声検索ができる

AQUOSのリモコンやスマートスピーカーを使い、音声検索ができる

 その他のモデルを含めた今回の新製品共通の特徴は、音声による録画番組の検索機能が搭載されたことだろう。

 シャープによると、BD/HDDレコーダーの近年の傾向として、内蔵HDDの大容量化が進んでいるという。実際に2018年12月の段階では1Tバイト以上のHDDを搭載した製品が全体の82%であり、これは一年前から13%も増えているそうだ。さらに自動録画機能の充実もあり、レコーダーにはひじょうに多くの番組が録画されるという状態になっている。

 しかし一方で、ユーザーアンケートでは録画する番組は増えたけれど、それをすべて観る時間がないので、観ないで消してしまう事があるという回答も多いそうだ。これは、たくさん録画した番組の中から、観たい番組を探すのが面倒くさいという一面もあるだろう。

 そこでシャープでは、録画番組を音声で簡単に検索できる「声でラクラク操作」機能を搭載した。といってもすべてを音声で操作するわけではなく、再生や停止など簡単に操作できることはリモコンを使ってもらい、番組名の入力などの複雑な操作は音声で、という使い分けを行なっている。

画像: ジャンル検索で「スポーツ」を探した結果

ジャンル検索で「スポーツ」を探した結果

 具体的には番組名や出演者、ジャンルなどを話しかけると、それに該当する番組リストを画面上に表示してくれる。さらに画面上でそのリストに振られている番号を指定すると、再生がスタートする。

 あるいは連続ドラマなどでは、「最新の○○を再生して」と指定すると、一番新しく録画した番組の再生が始まるという。再生中の番組についても、「60分飛ばして」と指示することで早送りが簡単にできる。また、録画番組だけでなく、番組表から好きなタレントが出演している番組を音声で検索し、そこから予約することも可能だ。

 この機能でユニークなのは、レコーダーのリモコンにはマイクを搭載しておらず、音声入力にAQUOSテレビのマイク付きリモコンやスマホ、スマートスピーカー(Google Homeなど)を使っていることだろう。

 そのため、「声でラクラク操作」機能を使うためには、レコーダーを家庭内ネットワークにつないでおく必要がある。具体的には、(1) レコーダーをネットワークにつなぎ、LAN設定する、(2) スマホに無料アプリ「AQUOSスマートスピーカーコネクト」をインストールしてレコーダーID等を登録する、といった準備が必要となっている。なお「AQUOSスマートスピーカーコネクト」はアンドロイド用、iOS用の両方が準備されている。

画像: 「竹井リーサ」という人名で検索すると、このような結果が表示される

「竹井リーサ」という人名で検索すると、このような結果が表示される

 なおこの音声検索機能は、Googleの音声認識技術で音声をテキスト化し、録画コンテンツの番組表データを参照して該当する番組を探している。番組表のデータは出演者名なども含めてすべて検索対象になっており、タイトルや人名の一部だけでも番組を探せるそうだ。

 実際に発表会場で音声検索のデモも行なわれたが、認識率は高く、検索スピードも不満を感じないほどに抑えられていた。これなら多くのユーザーが、積極的に音声検索を使ってみたいと思うだろう。

 それ以外の機能としては、指定したジャンルの番組だけを強調表示する「指定ジャンル強調」や新作連続ドラマを自動的に4週間分記録する「ドラ丸」、観たいシーンだけをパッと観られる「見どころポップアップ」なども搭載されている。

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