パナソニックは、同社が展開するテクニクスブランドのダイレクトドライブターンテーブル「SL-1200」シリーズの新製品となる「SL-1200MK7」を、今夏めどに製品化すると発表。現在、アメリカで開催されているCES2019に参考展示した。

 SL-1200シリーズは1972年に登場して以降、世界中のオーディオ愛好家をはじめ、クラブやスタジオ、放送局などにおいても、音質と信頼性の高さから評価を受けてきた製品。1979年発売の「SL-1200MK2」以後は、ピッチコントローラーを「フェーダー型」に変更することで、当時アメリカを中心に台頭してきたディスコやクラブにおける定番機として人気を博したモデルとなった。

 今回発表されたSL-1200MK7は、2016年登場の「SL-1200G」をはじめとした、新生テクニクスの技術を用いる一方で、ボタンレイアウトなどDJパフォーマンスに影響する仕様は従来機「SL-1200MK6」を踏襲。過去のモデルのユーザーにおいても同様の操作感で使える工夫が盛り込まれているという。

SL-1200MK7の主な特長
(1)操作性を追求、進化させ、多様なプレイスタイルに対応
・寸法やボタンレイアウト、プラッターの慣性質量など従来モデルSL-1200MK6の仕様を踏襲し、過去機同様の操作感を実現
・ケーブルの脱着が可能な電源/フォノケーブル端子を採用することで、メンテナンス性を向上
・起動トルクやブレーキスピードの調整、レコードの逆回転再生などの新機能を搭載し、多彩なパフォーマンスが可能に

(2)アナログレコードの音質を引き出す高精度な回転と徹底した振動の抑制
・新開発のコアレス・ダイレクトドライブ・モーターの採用で回転中の微小振動を抑制するとともに、デジタル制御により高精度な回転を実現
・ABS樹脂にガラス繊維を配した特殊素材とアルミダイカストの2層構造による高剛性筐体、およびスプリングとラバーを組み合わせたインシュレーターの採用で、大音量環境下における外部からの振動を効率的に遮断

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