福岡を拠点に活躍しているガールズグループ・九州女子翼が12月17日、定期公演の第12回(九州女子翼定期公演 第十二片in東京)を、東京・秋葉原のAKIBAカルチャーズ劇場にて開いた。今回は、8月の定期に続いて、地元に先駆けての東京公演であり(地元では12/30に開催)、加えて、グループにとって7曲目となる新曲の初披露(地元に先駆けて)、この2点が注目ポイントだろう。

 今回は、第2シーズンの集大成的位置づけの公演であり、一幕、二幕については、ファンからのリクエストに応えた出し物となっており、一幕では人気の高かった大喜利が、二幕では同様の選曲が行なわれている。

 一幕目のお題は、「メンバーが改名します。その新しい名前は?」、あるいは、「新グループ名は?」というものから、香苗の声真似、575作文、はたまたトナカイの被り物をして、トナカイ語で挨拶してくださいなどなど、遊び心も満載なもので、メンバーそれぞれの個性を活かした珍回答を連発。会場の笑いをさらっていた。中でも、実玖のトーク力の成長は著しく、I’S9、I’S wing時代はトークコーナーが始まるとマイクから遠ざかり、隠遁術を駆使していた人物とは思えないほどであり、結果は、見事初勝利。景品を手に喜んでいた。

 二幕目は、恒例カバーコーナーであり、トップバッターの鈴川瑠菜はアノ人を彷彿とさせる衣装(連想するものとは違う曲だったが)で熱唱。昭和歌謡へのジャストフィットぶりを発揮していた(歌唱したのは平成の曲だけど・笑)。続く山本愛理は、オリジナル曲で今回も天才ぶりを存分に発揮。身体能力はまた一段とアップしたようで、まるで軽業師のようなパフォーマンスを楽しませてくれた。新谷香苗は、高域ボイスにさらに磨きがかかり、クセになりそうなほど。詩絵里は、今回はリベンジ成功。抜群の貫禄ボイスを会場に響かせていた。実玖は、声の輪郭に情感が漂うなど、歌唱力や表現力がアップしており、カバーコーナーでの各自のソロパフォーマンスの向上が、グループの表現力アップに大きく貢献しているようだ。最後は、5人でのカバー&定期公演オリジナル曲「ぎゅっと手を繋いで」を披露して終了だ。

 三幕の注目は、グループ7曲目の新曲となる「Fruit MUSIC」の初披露だろう。定期公演の二日前、12月15日のIsTaRの東京ラストLIVEへのゲスト出演で見せた、また一段とアップしたパフォーマンスにはさらに磨きがかかり、まさに圧倒的ともいえる見事なダンスを以て聞かせてくれた。新曲は、可愛らしさや楽しさ・賑やかさを前面に打ち出した陽曲といった仕上がりで、テイストは違うがIsTaRにおける「猫のせいじゃない?」的な立ち位置となるだろうか。メンバーの自己紹介的な内容、タイトルの通り各自が好きなフルーツがソロパートに散りばめられており、少しアプガ(2)的な振り(ダンス)要素も含めて、新たな一面を感じられる曲、という印象だ。
<曲目> 絶対零度~私だけのArmor~赤の流れ~Fruits MUSIC~TAKE WING~Maybe Darling~fair wind~(アンコール)Fruits MUSIC

今後の主な予定
1/5 定期公演第十三片inTOKYO 19:00~ @AKIBAカルチャーズ劇場
1/6 新年会 11:30~ @AKIBAカルチャーズ劇場
1/6 九州女子翼×ハコイリ・ムスメinAKIBAカルチャーズ劇場 16:00~
1/6 九州女子翼×ワンダーウィード 2マンライブ~Wonder Wing~ 19:30~ @TwinBoxGARAGE
1/7 新春!楽遊アイドルフェスin ZEPP TOKYO 13:00~ @ZEPP TOKYO
1/7 リリイベ 時間未定 @スペースemo

九州女子翼 https://twitter.com/ITR_KGW?lang=ja
実玖 https://twitter.com/itr_miku?lang=ja
新谷香苗 https://twitter.com/itr_kanae
山本愛理 https://twitter.com/itr_airi
詩絵里 https://twitter.com/itr_shieri
鈴川瑠菜 https://twitter.com/itr_luna

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