小型スピーカーの理想形、フォーカル Shape Twin
広々としたステージを描き出す

 フォーカルのShapeシリーズは、ニアフィールド再生を重視したアクティブ型モニタースピーカーだ。一見するとシンプルな2ウェイ構成に見えるが、実は両サイドにパッシブラジエーターを備えており、サイズ以上にパワフルな低音が味わえる。その鳴りっぷりのよさには誰もが驚くはず。

画像: ACTIVE SPEAKER SYSTEM  FOCAL Shape Twin

ACTIVE SPEAKER SYSTEM FOCAL Shape Twin

 ここで紹介するShape Twinは同シリーズの最上位機で、ウーファーを2基搭載し、それぞれで再生帯域をずらしたスタガー仕様の2.5ウェイ構成を採用したモデル。仮想同軸配置を採っており、両サイドのパッシブラジエーターとトゥイーターの高さを揃えることで、各ユニットから放出される音の軸が揃えられるデザインになっている。

 ドライバーユニットは本シリーズ共通で、M字の断面形状を持つ25㎜インバーテッド・ドーム・トゥイーターと、130㎜口径のフラックス(亜麻繊維)サンドイッチ・コーンを使用する。バッフル面と天板を一体化した独特なデザインも同様だ。

ダブルウーファーで仮想同軸仕様のフォーカル パワードスピーカー新モデル

 その音は、実に広々としたステージを立体的に描き出す。テオドール・クルレンツィス指揮ムジカエテルナの『チャイコフスキー:交響曲第6番』の第3楽章(96kHz/24bit/FLAC)では、目の覚めるような鮮やかさで、楽器の音色を粒立ちよく再現する。情報量の多いサウンドと仮想同軸配置ならではの定位のよさが感じられた。

 そして、量感豊かな低音は解像感もすこぶる高く、キビキビと引き締まったリズムを刻む。EDMのような重低音たっぷりの楽曲も、低音を膨らませすぎず、弾むように鳴らしてくれる。こうした曲ではタイトな低域だと量感が不足しがちになるが、そこはパッシブラジエーターが絶妙なバランスで補っており、きわめて上質な低音を味わえた。

画像: 背面には高域/中低域/低域とそれぞれの帯域調整ノブがついている。ハイパスフィルターも45/60/90Hzの3段階から選択できるようになっている

背面には高域/中低域/低域とそれぞれの帯域調整ノブがついている。ハイパスフィルターも45/60/90Hzの3段階から選択できるようになっている

 小型スピーカーで物足りなく感じがちな低域をここまでパワフルに再現するモデルも珍しい。さらに、リアバスレフ型と違って後壁の影響も少ないほか、底面に角度調整が可能なスパイクを備え、設置場所の自由度が高いなどメリットは豊富。使いやすいコンパクトさと質の高い低音という、相反する要素を兼ね備えた、小型スピーカーの理想形と言いたくなる。

ACTIVE SPEAKER SYSTEM
FOCAL Shape Twin ¥199,600(ペア、税込)
●型式:パワーアンプ内蔵2ウェイ3スピーカー・パッシブラジエーター付き
●使用ユニット:25mm逆ドーム型トゥイーター、130mmコーン型ウーファー×2、210mmパッシブラジエーター×2
●接続端子:アナログ音声入力2系統(XLR、RCA)
●内蔵パワーアンプ出力:50W(高域)、80W×2(低域)●再生周波数帯域:40Hz〜35kHz
●寸法/質量:W211×H478×D279mm/11kg

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