エプソン販売は、映像演出による驚きと感動を体感できる場として、東京・青山のレストランCasita(カシータ)青山本店に、プロジェクターによる映像空間演出をプロデュース、本日から運用をスタートした。

画像: Casita 3Fのメインダイニングの様子。青山通りに面した壁面に5枚のスクリーンが取り付けられ、ここにプロジェクターによる映像が投写されている

Casita 3Fのメインダイニングの様子。青山通りに面した壁面に5枚のスクリーンが取り付けられ、ここにプロジェクターによる映像が投写されている

 これは、レストランで過ごす時間と空間の中で、お客さんに幸せな気持ちになってもらうためのおもてなしを大切にしているCasitaと、映像による空間演出で驚きや感動とともに特別な体験を提供したいというエプソンの思いが一致して実現したものだ。

 具体的には、エプソン販売株式会社と、機材設営やコンテンツ製作を手がける株式会社シムディレクト、Casitaを経営する株式会社サニーテーブルの協業により、Casitaの3Fメインダイニングと、6Fラウンジの2ヵ所に空間演出システムが設置されている。

特別な日のサプライズにも応じてくれる

画像: 写真左上、ライティングレールに取り付けられている円柱状の物体がプロジェクターのEV-105。ここから右側のスクリーンに映像を再生している。レーザー光源なので、色再現もとても綺麗だ

写真左上、ライティングレールに取り付けられている円柱状の物体がプロジェクターのEV-105。ここから右側のスクリーンに映像を再生している。レーザー光源なので、色再現もとても綺麗だ

 まず3Fでは、窓際の柱5ヵ所にポスターサイズの額縁に入ったスクリーンが設置され、ここに天井に取り付けたエプソン製ランプ形プロジェクター、EV-105から映像を投写している。

 EV-105はレーザー光源を搭載した3LCD機であり、明るさは2000ルーメンながら、外光が射す室内でも色の鮮やかな映像が再現されていた。ちなみにスクリーンに使っているシートにはエプソンのインクジェットプリンター、SC-P7050Vで背景が印刷されており、そこにキャラクターなどの動画像を投写している。

 その映像の内容や音楽も複数準備されており、タブレットの専用アプリで操作できるという。例えば結婚式などでは入場やケーキカットといった主賓の動きにあった映像が再現され、気分を盛り上げてくれる。

 さらに事前にお願いしておくことで写真データ(USBメモリーで持参すればいい)なども投写してくれるので、恋人の誕生日にサプライズ映像を上映すると言ったことも可能だ。

画像: 6Fラウンジのテーブルでは、提供された料理(あたたかいもの)を検知して映像が投写される。あらかじめ予約しておけば、写真のように手書きの文字を再生することも可能

6Fラウンジのテーブルでは、提供された料理(あたたかいもの)を検知して映像が投写される。あらかじめ予約しておけば、写真のように手書きの文字を再生することも可能

 6Fのラウンジでは、料理と組み合わせた演出も準備されている。こちらはテーブルに暖かいカップが置かれると、その温度やサイズを天井の赤外線センサーが感知し、カップの周りに映像を投写してくれる。カップを動かすと映像も付いてくるという細やかさだ。

 一部のアミューズメント施設などで同様なシステムはあるが、そちらではカメラで被写体を認識して映像を投写しているそうだ。しかしそれだとシステムの規模が大きくなってしまい、当然コストも高くなる。今回は、より導入しやすいプランとして、赤外線センサーによる検出を採用したそうだ。

 ちなみに、6Fのラウンジも事前に相談しておけば、写真データや手書きのメッセージを再生してくれるので、普段なかなか口に出せないお礼の言葉などを伝えるツールとして活用するのも素敵だ。6Fにはこのシステムを装備した個室もあるので、周囲の目が気になるという方はこちらを使うのもいいだろう。

画像: 6Fラウンジの天井には赤外線センサ−(写真手間の小さな黒い四角)と、ホワイト仕上げのプロジェクターEV-100が取り付けられている

6Fラウンジの天井には赤外線センサ−(写真手間の小さな黒い四角)と、ホワイト仕上げのプロジェクターEV-100が取り付けられている

映像を通じてユーザーに感動を伝えたいという思いを実現した

エプソン販売株式会社 取締役 販売推進本部長 小川浩司氏のコメント

 「普段の製品発表は地味な場所が多いのですが、今日はCasitaさんのような華やかな空間で発表会ができることをじょうに嬉しく思っています。

 Casitaさんは食事だけではなく、おもてなしを通じてお客様に最高の感動を提供するという考えをお持ちです。われわれエプソンも、映像を使ってお客様に感動をお伝えするというのがコンセプトにありますので、その点で共感して今回の提案になりました。

 エプソンはプロジェクターも世界シェア1位を誇っています。ビジネス用、学校、電子黒板などでも国内70%市場のシェアをいただいています。その上で、今後力を入れていきたいと思っているのが、今回ご紹介させていただいた映像を使った空間演出です。ここに大きな可能性を感じています。

 今回はCasitaさんといっしょにこのような場ができましたので、レストラン演出といったところを広げていくことで、エプソンとしても新しいビジネスにつなげていきたいと思いますし、レストランとしてもお客様の満足度をあげていただき、集客につながっていくといいと考えております。」

画像: 今回の取り組みについて紹介してくれた、エプソン販売株式会社 取締役 販売推進本部長 小川浩司氏

今回の取り組みについて紹介してくれた、エプソン販売株式会社 取締役 販売推進本部長 小川浩司氏

エプソン販売株式会社 販売推進本部 VP MD部 部長 蟹澤啓明氏のコメント

 「こういう素敵な空間で、プロジェクターを使った映像演出を始めることができました。ここに至るまでに、レストランCasitaさんと株式会社シムディレクトさんに御世話になったことを、この場を借りてお礼を申し上げます。

 エプソンでは1989年以降、家庭用、オフィス用などの液晶プロジェクターを数多く送りだしてきました。ただ、今の市場だけでは今後の成長が期待できません。そんな中で、プロジェクターだからできることを活かせる新しい取り組みとして、空間演出にここ数年力を入れてきました。

 映像空間の演出として、イベントやカラオケボックスなどもあると思います。そんな中で映像を使ってお客様に一番感動していただけるのがレストランという空間ではないかと思っています。Casitaさんの居心地のいい空間でおもてなしを提供するという思と、映像を使った体験価値を提供するという私どもの思いがひとつになって、実現の運びとなりました。

 演出としては、派手派手しいプロジェクションマッピングは既に多くありますが、お客様もそれには飽きているのではないかと思っていますので、それとは違うコンセプト、シックな佇まいの中にさりげなく映像をあしらって、驚きや面白い体験をお届けしたいと考えています。

 このシステムでは、オンデマンドで、お客様に合わせてカスタマイズされた演出ができるという点が、サプライズにつながると思います。ぜひ多くの皆様に、この驚きを体験していただきたいと思っています」

画像: 写真左から、エプソン販売株式会社 取締役 販売推進本部長 小川浩司氏、同 販売推進本部 VP MD部 部長 蟹澤啓明氏、株式会社シムディレクト 代表取締役 長崎英樹氏、株式会社サニーテーブル 取締役 レストランカシータ青山店店長 高橋健人氏

写真左から、エプソン販売株式会社 取締役 販売推進本部長 小川浩司氏、同 販売推進本部 VP MD部 部長 蟹澤啓明氏、株式会社シムディレクト 代表取締役 長崎英樹氏、株式会社サニーテーブル 取締役 レストランカシータ青山店店長 高橋健人氏

Casita青山本店
●住所:東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山3階
●営業時間:3Fメインダイニング 17:00〜23:00(L.O.21:30) 6Fラウンジ20:00〜26:00

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