現在、フジテレビの月9枠で放送中のドラマ『SUITS/スーツ』。全米で大ヒットしている法廷ドラマを日本版にアレンジした、同枠では初めての試みとなる注目作だ。主演は、同枠では実に10年ぶりとなる織田裕二を迎え、アメリカンテイスト満載の、ユーモア溢れる作品に仕上がっている。

 ここでは、日本版のオリジナルキャラクターとなる谷元砂里を演じる女優の今田美桜にインタビューを実施。その砂里は、11月26日放送の第8話で、物語の展開に衝撃を与える役割を担っているのだという。

画像: 今田美桜/話題の月9ドラマ『SUITS/スーツ』で、しっかりものの妹を熱演。8話(11/26放送)では「三角関係を動かす展開に注目してください!」

――ドラマ『SUITS/スーツ』出演おめでとうございます。
 ありがとうございます。ちょうど昨年のこの時期に『民衆の敵~世の中おかしくないですか!?~』に出演させていただいたのが月9枠では初めてで、それから1年、2度目の月9出演になります。うれしいです。

――撮影はいかがですか?
 共演する方々も、作品によってまったく違うので、まだまだ緊張というか、ドキドキしながら現場に臨んでいます。

――ドラマへの意気込みを?
 『SUITS/スーツ』は、アメリカの大ヒットドラマが原作で、私の演じる谷元砂里は日本版のオリジナルキャラクターなんです。ベースになっているのは、兄役・谷元遊星(磯村勇斗)のモデルになったトレヴァーの恋人役ジェニー・グリフィスなんですけど、恋人が妹に置き換わっている日本版ならではの、存在感をお見せできたらなと思っています。

――台本を読んだときの砂里の印象は?
 結構しっかりものなんだなって思いました。幼馴染でもある3人(大輔【大貴】、遊星)の中では年下なので、妹っぽい立ち位置になりますけど、兄貴が悪者なので、小さいころから正義感を強く持った女の子に育ったんだろうなと感じています。

――お兄さんのことを兄貴って呼ぶんですね。
 そうなんですよ。なかなか兄貴って呼ぶ妹はいませんよね(笑)。そうした部分にも、しっかりした面が出ているのかなって思います。

――妹(砂里)にも、やんちゃな部分はあるんですか?
 ありません! これまでずっと真面目に生きてきて、ダメな兄貴を温かく見守っている、という存在でしょうか。

――砂里は大輔に想いを寄せていますが……。
 好きなんだけど、好きと言えないもどかしさがもう。それに、大輔にはただの幼馴染としか見られていなし、おばあちゃんのこともあって、面倒見のいい妹という存在なんです。6話では大輔におばあちゃん直伝の肉じゃがも作るし、本当にいい子なんだなっていう印象なんです。

――そんな砂里も、手料理を皮切りに、徐々に好意を行動に移していきます。
 やはり、これまでが妹的な立場だったので、ちょっと控えめな感じでしたけど、徐々に好きという気持ちを伝えて行こうと頑張るんです。手料理を作るのもそうですし、二人でいる時には「大貴って呼んでもいいかな」(6話)って言ったりして。

――好意を伝えようという気持ちが強くなってからの、砂里のお芝居は変えていますか?
 ちょっとずつ砂里の女の部分が出て来たのかなと思うので、ちょっとしたシーンでも、気持ちが表情に出てしまう……という細かい部分には気を付けるようにしています。

――ちなみに、大輔は砂里が自分のことを好きって気がついているんでしょうか?
 まったく、気づいていないと思いますよ!

――物語のほうも、聖澤真琴(新木優子)、大輔、砂里の三角関係(?)という展開になっていきます。
 大輔は、砂里のことをただの幼馴染で、恋愛対象として見ていないけど、真琴については、同じ会社に勤めているし、毎日顔を合わせる関係にありますから、その点では優位でしょうね。

――優位と言えば、大輔と砂里だけが共有していた秘密が、大輔と真琴の間でも共有され、砂里の優位(?)が崩れていきます。
 砂里は、その経緯も含めて知っていますけど、うーん、難しいですね。

――本当に、大輔は頭脳明晰なのに、鈍いですね。
 それが、8話のラストに繋がっていくんだと思います。おそらく視聴者の方々にも、砂里の気持ちは分かってもらえるはずです。

――そのシーンの撮影はこれからですけど、どういう気持ちで臨みましょう。切羽詰まった感じでしょうか?
 砂里的には、かなり勇気のいることなんでしょうけど、切羽詰まったというか、焦った感じはまったく見せないほうがいいと思うので、自然体で臨みたいです。

――ちなみに、これまでの放送で覚えているシーンは?
 3話で、事務所の入口で真琴さんと出会うところですね。初めて真琴さんに会ったというのと、大輔のことを大貴と言い間違えて、後に続く伏線を作ってしまうんです。その後、さきほどお話ししたように、6話で「大貴って呼んでもいいかな」っていうシーンでは、小さい時から知っている名前への想いが込められているのかなって感じて、印象的でした。

――4話で、真琴の目の前でネクタイを締め直すシーンも印象深いです。
 単純に、砂里は真琴さんが直したのを知らないでそうしているんですけど、私も台本を読んだ時は爆笑しました(笑)。

――女の裏の顔が垣間見えました。
 そう思ってもらえたら(脚本的に)成功だと思います。

――話は変わりますけど、織田さん演じる甲斐と小手さん演じる蟹江、鈴木さん演じるチカ、この3人の会話は、アメリカドラマがベースになっているだけに、ウィットに富んでいますね。
 そうなんです。特に、甲斐先生と蟹江先生のやりとりは面白くて、見ていて笑っちゃいます。

――ドラマでは、いろいろな難問を解決していますが、今田さんがいま、解決してほしいことはありますか?
 片づけの方法を教えてほしいです。整理が苦手で、なかなかモノが捨てられないんです。

――ドラマ『民衆の敵』、映画『デメキン』に出演されてから1年。ご自身の成長は感じていますか?
 いやー、まだまだです。たくさんの作品に出演させていただいて、たくさんの刺激を受けて、たくさん得るものがあった1年だったので、成長したというより、成長できていたらいいなって感じています。来年も、女優として、新たな役にチャレンジできるように頑張りたいです。

――たとえば?
 今までやらせて頂いた役と正反対な、静かで大人しめな女の子を演じてみたいです。

ドラマ『SUITS/スーツ』
毎週月曜21時より、フジテレビ系列で放送中
※今田美桜さん演じる砂里の見せ場のある第8話は、11月26日(月)放送予定
公式サイト https://www.fujitv.co.jp/SUITS/

今田美桜
 https://www.instagram.com/imada_mio/?hl=ja
 http://ct3.co.jp/mioimada/

ヘアメイク:白水真佑子

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