株式会社ズームは、演奏やコンサートといったハイレベルな録画・録音が求められるハンディビデオレコーダーに、新製品「Q2n-4K」を投入する。
 発売時期は11月下旬を予定。最高24bit/96kHzのハイレゾ録音にも対応した人気モデル「Q2n」が、今回フルHDの4K画質での録画に対応した内容となっている。

コンパクトなサイズに加え、驚きのハイスペック

 一目で目に付くのはそのコンパクトなサイズ。外形寸法は58.7(D)×68.5(W)×83.0(H)mm、重量も124gと、「Q2n」より若干のサイズアップとなっているが、実際はほとんど気にならないレベル。※「Q2n」のサイズは46.5 (D)×66.0(W)×85.4(H)mm、重量92g。

 「Q2n-4K」では、96kHz/24bitの録音に加え、4K画質での録画を可能としているが、ハイダイナミックレンジ(HDR)処理により、照明演出の激しいコンサートで発生しがちな黒潰れや白飛びを抑え、細部まで高精細なライブ映像を撮影できるという。

 録音に関しても、これまで通り最大120dB SPLの耐音圧を誇るXYステレオマイクを装備することにより、大音量でも歪の無いクリアな録音が可能。例えばスマートフォンや一般的なビデオカメラの内蔵マイクでは音が割れてしまいがちなドラムの演奏なども、「Q2n-4K」であれば歪も無くバランスの良い録音が出来るのは嬉しいところ。ライブハウスのような環境でもその実力を発揮してくれる事だろう。

▲価格はオープンプライス、4K画質の録画に対応したハンディビデオ/オーディオレコーダー「Q2n-4K」

ミュージシャンのためのカメラ

 高音質での録音に加え、4Kでの高画質録画も実現した「Q2n-4K」。ハンディビデオレコーダーとしてのポテンシャルも相当なレベルだが、筐体のデザインも含めた機能美にも注目したい。

 一見マイクにカメラを加えただけのような姿にも見えるが、跳び箱のような台形のデザインは、リハーサルスタジオなどのちょっとした空きスペースや、アンプの上などに置いた時にも安定感があるし、レンズ下の録画LEDは、自分が演奏中に録画状態になっているかどうかと言う不安も解消してくれる。

 また、ライン/ヘッドフォン出力と、即座のサウンドチェックに便利なスピーカーも内蔵。さらにはHDMI出力も備えているので、撮影した内容を自室のテレビで確認することもできる。さすがに「ミュージシャンのためのカメラ」を謳うだけのことはあり、ミュージシャンをはじめとした多くのクリエイターに向けた製品を生み出してきた同社ならではのノウハウが詰まっている。

▲記録メディアに、microSD/microSDHC/microSDXCカードを採用(最大256GB)、音声のみのリニアPCMレコーダーとしても利用できる。

Q2n-4Kの主な特長

◎フルHDの4倍鮮明な映像を記録できる4K画質
◎幅広い視野をカバーできる広角150°レンズと5段階のFOV(画角)設定
◎撮影環境に応じて明るさと色味を調整する12種類のシーン設定
◎最大120 dB SPLの耐音圧を誇る、高音質XYステレオマイク
◎録音レベルを自動調整できる3種類のオートゲイン (CONCERT/MEETING/SOLO)
◎音声のみを録音するリニアPCMレコーダーとしても利用可能
◎記録メディアに、microSD/microSDHC/microSDXCカードを採用 (最大256GB)
◎大画面テレビに映し出せるHDMI出力 (NTSC/PAL両対応)
◎動画データは、MOVフォーマットで記録 (MPEG-4 AVC/H.264形式)
◎ステレオミニ仕様の外部マイク/ライン入力(2.5Vプラグインパワー対応)
◎ライン/ヘッドフォン出力と、サウンドチェックに便利な内蔵スピーカー
◎空調ノイズなど低音域の騒音を軽減するローカットフィルター機能
◎PC/MacとのUSB接続で、WEBカメラ、USBマイクとして使用可能
◎iOSデバイスのUSBマイクとして使用可能 (Lightning to USB Camera Adapterが必要)
◎単3電池2本またはUSB経由の給電に対応
◎付属品:レンズフード、レンズキャップ、単3アルカリ電池×2本、クイックガイド
◎外形寸法:58.7 mm(D)× 68.5 mm(W)× 83.0 mm(H)

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