MAG LEV AUDIO(マグレヴオーディオ)から、プラッターが空中浮遊する画期的なアナログターンテーブル「ML-1」が発売される。市場想定価格¥398,000(税込)で、2019年2月の発売予定だ(2018年11月2日から予約受付開始)。

画像1: プラッターが空中に浮いて回転する。画期的なアナロクターンテーブル、マグレヴオーディオ「ML-1」が¥398,000で発売。11月21日から予約受付開始

 マグレヴオーディオは、スロベニアの首都リュブリャナに本拠を持つブランドだ。ML-1は、2016年9月にプロトタイプを製作して以来、いくつもの技術的なハードルを乗り越えて完成された、磁気浮上プラッター・システムを搭載している。なお、ブランド名の「MAG LEV」とはマグネティック・レヴィテーションの略で、一般的には磁気浮上鉄道(リニアモーターカー)を指すそうだ。ML-1はこの原理を応用した初のアナログターンテーブルというわけだ。

 同社の特許となるマグネティック・コイル・ドライブとは、マグネットを内蔵したABS樹脂とグラスファイバーで造られた重さ2.2kgのプラッターを、本体に仕込まれた6個のマグネティック・コイルで浮上させている。

 この方式では回転軸に接点を持たないので、回転に対する摩擦がない。さらにマグネティック・コイルのON/OFFで回転力を得ているためモーターも必要としない。空中に浮いた状態で回転するプラッターに置かれたレコード盤は、摩擦や振動などの干渉から完全に開放されるわけだ。

 出荷時にはPro-Jectのカーボンファイバー製トーンアーム「9cc」と、オルトフォン製カートリッジ「OM-10」が装着され、購入後すぐに使えるよう配慮されている。さらに、再生終了後は内蔵センサーによるオートリフトアップ機構で、トーンアームが自動的にレコード盤から上昇するセミオート機能も搭載済みという。バッテリー内蔵で、停電時にもプラッターを支えるサポートバーが上昇作動を終えるまで電源が切れることはないそうだ。

画像2: プラッターが空中に浮いて回転する。画期的なアナロクターンテーブル、マグレヴオーディオ「ML-1」が¥398,000で発売。11月21日から予約受付開始
画像: 再生時にはプラッターが磁気で本体から浮遊する仕組みを採用

再生時にはプラッターが磁気で本体から浮遊する仕組みを採用

ML-1の主なスペック

●駆動方式:マグネティック・コイル・ドライブ
●回転速度:33 1/3、45回転
●ターンテーブルプラッター:マグネット内蔵ABS樹脂グラスファイバー
●ワウフラッター:0,17%以下
●S/N:-73dB
●質量:9.8kg
※付属品:トーンアームPro-Ject 9cc+カートリッジortofon MC10

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