ペア10万円以下の製品を集めたスピーカー部門(1)では、3期連続でKEFのQシリーズから「Q350」がベストワンとなった。高密度竹材エンクロージャーを使ったセルサス・サウンドの「SP-One/P」も2期連続で第2位を獲得。エラックからは、大人気5.1chパッケージシステムでも使われている「BS302」が見事ランクイン

 

第1位:KEF Q350

¥68,000(ペア)+税

画像: 第1位:KEF Q350

 「スピーカーはロクハンでなければいけない」と言いたいぐらいに素晴らしいサウンド。どこが? と問われたら、同軸構造による音像定位の確かさや音場感はいわずもがな、まずは豊かな低音と答えたい。ウーファー部は今となっては大型の165mm径。この価格帯の競合を眺めれば断トツだ。その分、エンクロージャーも大きくなるが、しかし理屈通り、無理のない低域パフォーマンスが期待できる。

 低音は情景や情感描写の土台であり、妖艶にも怖さにも迫力にも優しさにも、応えてくれる。余裕感や開放感にも通じ、AVファンとしてはダイナミックな効果音も魅力となろう。外観仕上げは白と黒とウォールナットの3色。振動板はアルミ素材で統一の同軸2ウェイ構成。これぞハイコストパフォーマンス機である。(亀山)

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第2位:セルサス・サウンド SP-One/P

¥52,000(ペア)+税

画像: 第2位:セルサス・サウンド SP-One/P

 天然高密度竹材で仕上げられたエンクロージャーが特徴的な2ウェイのブックシェルフ。可愛らしい外観とは裏腹に、そのサウンドは本格的。明るく、開放的な聴かせ方ながら、総じて質感はなめらかで、音の芯、骨格を明確に描き出す。S/Nがよいうえ、輪郭のにじみが少なく、空間にスムーズに拡がる響きの密度が濃い。(藤原)

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第3位:エラック BS302

¥87,000(ペア)+税

画像: 第3位:エラック BS302

 「310JET」の思想をさらにコンパクトにしたマイクロスピーカー。アルミ押出し材のエンクロージャーに搭載されるのは、20mmシルクドーム型トゥイーターと108mmのオーバル型ウーファーを同軸構造としたドライバー。ディフラクション(回折現象)を極限まで低減している点がセールスポイントだ。理想的な点音源による抜群の定位感が素晴らしい。(小原)

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第4位:イクリプス TD307MK2A

¥44,000(ペア)+税

画像: 第4位:イクリプス TD307MK2A

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第4位:JBL Control X

オープン価格 (直販価格¥28,880+税、ペア)

画像1: 第4位:JBL Control X

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画像2: 第4位:JBL Control X

 

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